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Mia and Chihiro
Pickup Photo!
2012/10/22 :: Avid HD I/O 8x8x8
今回はのっぴきならない事情により購入したAvid HD I/O 8x8x8に関して。

品物到着後,単体で接続して動作チェック後,Lynx Aurora 8をリプレイスする形でラックにマウント。1Uが2Uになるのはままいいとして,奥行きも40cm近くあって(15インチ!?)ラック裏の収納が大変なのもまあいいとして,困ったのはD-SUB25ピンのAES/EBU Digitalコネクタの配線が違うことだった。Lynx AuroraはいわゆるYamahaタイプの配列なのに対してHD I/OはTascamタイプで互換性がない。元々自作のマルチケーブルを使っていたので慌ててハンダ付け直し[:あせあせ:] 192 I/Oとか自分で配線したことが無かったのでそこら辺の予備知識が欠落していた。その前のDigidesign 888/24は全部XLRコネクタだったし。

!!$photo1!!Pentax 02 Standard Zoom, Pentax Q
配線が整ったところで,本格作業前にアナログ入出力のキャリブレーション。出荷時設定は-18dBfs(max : +22dBu)で問題無かったのだが,一応念のためにSteinberg WaveLabを併用して±0.0x dBの精度で調整。0.03〜0.04程度のばらつきはあった。

そして,音の傾向把握のため手持ちのADC-DACと音質比較。比較にはとある音源をPro Toolsで再生して比較対象となるDACで出力しそれを特定のADCで受けて録音。その後,特定のDACで再生したものを各種ADCで受けたものを録音,と一応念のため両方のサンプルを作っての比較。Word ClockはAntelope Isochrome OCXから供給。HD I/OとHD Coreカードの接続は純正Mini-DigiLink to DigiLinkアダプタを介してOyaide Neo PA-26HDを使用し接続。

そんな環境で比較すると,LavryBlue 4496,Crane Song HEDD-192と比べてしまうと流石に見劣りしてしまう,と云うことになってしまった。越えられない壁が,とまでは言わないけれども表現力,説得力に歴然とした違いがあると感じられる。レンジの広さなどはさほど劣るようなところは無いのだけれども,相対的にHD I/Oは「そつなくまとめた」感が否めない。少々淡泊,といった感じか。躍動感のある音,より芯のある音,をとなるとHD I/Oは選択しないかも。

SSL XLogic ALPHA-LINK MADI AXと比べると,結構いい勝負!?ただ方向性が違う感じで,好み次第かもしれない。大雑把に言ってしまうと,HD I/Oはよりナチュラルフラットな方向性を狙っているのに対してALPHA-LINK MADI AXの方は楽器音をよりらしく鳴らすことを重視している,というな印象。中低域の押し出しの良さはALPHA-LINK MADI AXの方が心地よい。HD I/Oは高音域へののびの良さとかが印象的。そもそもALPHA-LINK MADI AXは外部ミキサー使用を前提としている設計,かたやHD I/Oは最終音を出すのがメインの設計,なのでテイストが違うのか,と邪推したくなるような相違。個人的にはALPHA-LINK MADI AXがそれほど見劣りするもので無かったことにちょっとホッとしている反面,HD I/Oがそれを凌駕する程では無かったのでやや残念な気が[:あせあせ:] ただ,例えばオヤイデさんがPA-26HD譲りのアダプタなりケーブルを出したりしてくれるとまた違ってくるかもしれないけど……

ちょっと環境は違うけれども,電源ケーブル,DigiLinkケーブル等が純正もの,旧機種192 I/Oとも比較してみた。よく言われる,6KHz~10KHzを少しつねり上げたような,英語で言えばPinch!?感じが無くなっていて,かわりにスムースに伸びている感じになり,独特の堅さが無くなっていることが確認できた。個人的にはその感じがは苦手だったのでこれは有り難い。と言う評判を耳にしたからこそ購入したわけだが。人によっては,その特性ありきだとしたら,物足りなさはあるかもしれない。

ちなみに,ADCチップはCirrus Logic CS5381-KZZが使われていて,Lynx Aurora,Crane Song HEDD-192と同じ,DACチップにはBurr-Brown (TI) PCM1794が使われていました。世代的に云って目新しいものを使っているのかと思いきやわりとありがちな(?)ものを使っていてちょっと意外。

!!$photo2!!SMC PENTAX-A MACRO 50mm F2.8, Pentax K-5

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2014/02/10
[rec pt
たいした話ではありませんが,Avid Pro Tools HD 10.3.8 for Windowsでちょっとした発見をしました。と言うと大袈裟,自分一人がたんに知らなかっただけかもしれない話。

その発見とは,例えば下の図のようなオケ全体を一度Aux Input Trackで受けて,自分の場合はアウトボードのSumming Mixer (API 8200A*2, SPL MixDream XP)ですべてを混ぜるのでInputはそのMixerのMaster OutをADCしたものとなりますが,InsertにMaster Bus用のPluginを使用し,下図の場合はFabFilterのMulti-Band CompressorのPro-MBとEQであるPro-QをInsertしています(両方ともAAX Native),最終出力にMaster Fader Trackを設定しレヴェルオーバー回避とディザリングのためのPlugin,図の場合ではSlate Digital FX-GをInsertしています。

CPU usage, Master fader vs Aux input

この時のCPU使用率(CPU (Native)の項)は約58%。

次にInsertするPluginをすべてMaster Fader TrackにInsertしてみると,Aux InputとMaster Fader TrackではFaderの場所が前者はポストなのに対して後者はプリの違いはあるが最終出力音はほぼ同じだしCPU負荷もほぼ同じハズと思われるのだが下の図の通りCPU使用率が増えてしまうことに気がついてしまった。

CPU usage, Master fader vs Aux input

約10%程増加している。この現象はFabFilterのPluginに限らず,例えばSlate DigitalのVBCやPlugin AllianceのMaster Busに使うような負荷の重い部類のPluginも数値的にはばらつきはあるものの結果は同じだった。つまりMaster Fader TrackにNative PluinをInsertするとAux Input TrackにInsertした場合よりCPU負荷が増加する。すべてのAudio Track,ADC Return以外のAux Input Track(例えばSend Effector用)はMaster Out以外のAudio Outputにアサインしているので最終出力のMaster Fader Trackの,例えば内部Summin回路に殊更負荷があるとは思えないのだが。

ちなみにCPUはAMD Opteron 8439 SE (2.8GHz 6core)を2個使用し,Pro Tools HDのPlayback Engine設定ではHost Processors: 10,CPU Usage Limit: 90%を割り当てている。それでCPU使用率50%以上って多すぎかもしれないけれどもPTHD10 にしてからFabFilterもそうだけどTDM非対応のPlugin,Slate DigitalやPlugin Allianceのものを積極的に使うようになってしまったので50~60%は割と普通になってしまった。

posted at 2014/02/10 3:22:25
lastupdate at 2014/02/10 3:23:20
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2013/11/29
[rec pt
先々週,StudioでのMix作業,機材はすべて持ち込み,まず最初にOutboardのキャリブレーションを,といつのも手順でやっていったらそれ用のセッション,二つ目を立ち上げたらSignal Generatorから信号が全く出力されていない状態になってしまった。Pro Tools HDのソフトが調子悪いのか?と起ち上げ直そうとしたら今度はPTHD自体が起動しない状態に。PC本体を再起動してみたも状態は同じ。接続されている機器を外して起動しても改善無し。一度PTHDをアンインストールし再インストールしてみたがこれも効果無し,という事件が発生した。

そこでハード的に問題が発生しているのかと考え,HDカードをCoreとAccel1枚との組み合わせでPTHDソフトが起動するかチェックしてみた。組み合わせを替えたり挿すスロットを替えてみたりしてAccelカードの1枚が怪しいことを突き止めた。その問題がありそうなカードを挿しているときだけPTHDが起動出来ない。症状としては,PTHDを起動させると1〜2秒,Startup Screenが表示されるけれどもすぐに消えてしまい後はまるで無反応という状態。DigiTestを起動してみると最初のうちは"DSI error occurred -1103"とか,番号はまちまちでたまに-1146とか,出ていたのだがついにはしたのような表示になってしまってもうお手上げ状態。

HD Accel Card DIED!

Windows XP上にPTHD v8が入っている起動用SSDを接続してチェックしてみたらDigiTestは起動するものの"Card Type"がUnknownとなってしまって正常に認識していない。デバイス・マネージャからではDigidesign HD Acceel DSPと認識はしているのでOSから見えるところは正常だけど言わばそれより奥で問題が発生しているようだった。

その日は取り敢えず,CoreとAccel1枚は正常のようなので,DSPが足りない分はNativeでしのいでやり過ごした。3枚構成でCPU60%使用するようなセッションも中にはあって心配したのだが,それでも70%弱で収まりなんとかなってしまった。さすが12Core 吹出し ,粘り強い?!新しいPTHDには『リソースがないDSPプラグインをNativeとして開く』(Open Unresourced DSP Plug-Ins as Native)をONにすれば簡単に省DSP環境で開くと最初思ったのだが,そこはDSPのままでいて欲しいとかTDM専用はInactiveになってしまうなどあまりインテリジェントな変換をしてくれなかったので結局手動でNativeの変換を行った。

問題の発生した,と思われるAccelカード,外見上は欠落しているパーツなども見受けられず何故故障したのか皆目見当つかず。熱の問題があるとすればビデオカードにより近いCoreカードの方にまず問題が発生すると考えられるので熱が原因とは考えにくい。

そんな原因も分からずモヤモヤとした気分の中,壊れているのは確実,かつ2枚構成ではさすが辛すぎるので,その日の作業終了後すぐさまeBayで検索(国内ははなから当てにしてなかったけど案の定出物がなかった)。イスラエルからの出品で安いモノがあったので即注文。1週間後品物到着,でなんとかトラブル脱出あせあせ 値段はなんと送料合算しても$500未満,躊躇無くBuy It Nowボタンが押せた。故障したカード,そもそも製品登録してないし,出来ないし修理するつもりは全然無かったのだが,もしかしたら修理するより安くて早いかも,ですか?

と云うわけで,DSPカードが故障するなど聞いたこともなかったし全くの想定外で,今後は一応ストックは持っておかないといけないのかと反省。標準的なPlugin構成で作業しているならスタジオのPTHDで,と云うのも可能なのだろうけどPC本体にオーサライズしているものもあるので,Native Instrumentsのものとか,なかなかそれも難しい。そもそもWindowsってのが……とも思いますが今後ともこれにめげずWindowsで逝く所存チョキ

posted at 2013/11/29 21:53:49
lastupdate at 2013/11/29 21:54:36
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2013/06/30
[rec pt
Plugin Allianceのプラグイン群がAvid Pro Tools 11のリリースに合わせて一斉にアップデートされ,Pro Tools 11のプラグインフォーマットAAX 64-bit対応の他にもバグフィックスが含まれているため当面Pro Tools 10のままのわがDAW用PC 吹出し のPlugin Allianceプラグインをアップデートしてみたのだが一つ気になることが。表題のNoveltech Characterに不具合があった。

Noveltech Character 1.4

プラットフォーム依存(Windows 7)の症状かもしれないけれども,症状としてはNoveltech Character 1.3以前を使用したセッションを同1.4にアップデートした環境で開くとそのプラグインのパラメータがすべて初期状態になってしまう,つまりセッティングが全く再現されないというもの。そんなわけでNoveltech Characterだけは1.3に戻している。

この不具合,実はその前のヴァージョン1.3.1(Change Logの記述ではAU versionにおけるバグ・フィックス)で既に発生してた問題で,1.4では解決しているかと思いきやそうなっていなかったので,Plugin Allianceに問い合わせてみら,その問題は認識しており現在バグフィックス作業を進めている,との回答をもらった(勿論英語で)。ちなみに6月28日付けで1.4.1が出ているけれど,これはWindows 32bit環境下におけるバグフィックスのみのようなので,解決は次回以降に期待,でしょうか。

以前のエントリでNoveltech Characterも言及していたのですが,重宝な故に上記不具合は個人的には重大。例えば「数ヶ月前にやったあの曲をあーしてこーしてこういうVersionを」なんてこともよく或る話なのであせあせ と,最近のマイ・フェイヴァリットな使い方の一つは,オケに馴染まないほどのHighが出てしまっているTrack,10KHz以上の成分が以上に多くシャリシャリでしかないような音,をEQのShelving,もしくはLPFで十分上記成分を抑えた上でNoveltech Characterで明るくするとオケに馴染みもよくなりつつ小音量でも存在感のある音にする,という方法。単純なエンハンサーではないのでこのような使い方にも,まぁちょっとネガティブな使い方ではあるけれども,よくはまるプラグインです。

posted at 2013/06/30 15:23:57
lastupdate at 2013/06/30 15:23:57
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2013/05/03
[rec pt
おそらく世界中で数人にだけ役立つ情報。

先月下旬リリースされたAvid Pro Tools 10.3.5,早速アップデートし,FIX箇所などを確認し(10.3.4でのSessionの始まりから配置されているClipをトリミングすると勝手にAutiomationが書かれてしまう現象が改善されている),先日,10.3.5での初Mixを始めようとしたら,個人的には定番的なプラグインが認識されないという現象に遭遇。そのPluginを再インストールしてみたり,フォルダ「Avid\Pro Tools\DAE\DAE Prefs」にあるファイル「Installed plug-ins」を捨て,PTを再起動し全Plugiinを再認識させてみたのだが効果無し。一度10.3.5をアンインストールし10.3.4に戻し,当該プラグインを認識することを確認後10.3.5に再度アップデートしてみたがやはり認識せず。

そのPluginはCrane SongのPhoenix II。結構使うし,これが無いと果てしなく困るので,でも10.3.5にしたいし。AvidのForumにもそれらしいTopicもないし,勿論(?)Googleにも引っかかってこないorz

途方に暮れようとしていた間際,ちょっとした思いつき,Pluginのファイル名を変えてみるとどうなるだろうか?と考え,試してみたら,まさにこれがビンゴ,ちゃんとPTHD10.3.5から認識されるようになった。

AAX PluginであるPhoenix IIのその該当ファイル,Windowsではフォルダ「Program Files (x86)\Common Files\Avid\Audio\Plug-Ins\PhoenixII.aaxplugin\Contents\Win32」にある「PhoenixPhoenix.aaxplugin」を親フォルダと同じ「PhoenixII.aaxplugin」としたら正常に認識されるようになった。元々インストールされるファイル名がそもそも変なのだけれどもあせあせ 確認のために,フォルダの親フォルダの名前を変えてみたり,Phoenix2.aaxpluginとかにしてみたりしたのだが,どうも親フォルダと一致した場合だけ読み込まれるようだ。おそらく10.3.5からPro Tools 11との共存が可能とされているので,その辺の扱いが変更になったのかもしれない。

ちなみに,Pro Tools 10.3.5,11との共存を考えているせいか設定などが保存されているファイル「Pro Tools Prefs.ptp」が,従来はフォルダ「Users\\AddData\Roaming\Avid\Pro Tools」にあったものが「~\Avid\Pro Tools 10」にあるファイルを参照するように変更されている。従って10.3.4以前の設定をそのまま10.3.5に持っていきたい場合はPro Tools Prefs.ptpをそのフォルダにコピーする必要がある。Explorerでの単純コピーで問題なし,設定も問題なく再現される。

世の中,着々とVersion 11へと向かっているようです。自分は当面関係ないだろうけど雫

posted at 2013/05/03 0:45:47
lastupdate at 2013/05/03 0:45:47
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2013/02/25
dpm
[rec pt
Windows下におけるAvid Pro Tools用のPluginファイルの拡張子は「.dpm」で,Pro Toolsをインストールしている環境下では通常.dll等と同様,そのプロパティでファイル・バージョン,著作者名を表示することが出来るのですが,何らかの拍子で,おそらくアンインストール,インストールの繰り返しなどで,表示されなくなってしまうことがあります。

これを解決するためにはレジストリを編集する必要があります。当然のことながら,レジストリ編集は相応のリスクがあるので実行前に復元ポイントの作成等をして対策を講じておくのが肝要。

編集箇所は

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\PropertySystem\PropertyHandlers


ここに新規にキーを作成。名称は

.dpm


(default)または(既定)に次の値を入力。

{66742402-F9B9-11D1-A202-0000F81FEDEE}


これで再起動させればプロパティの詳細表示でバージョン等が表示されるようになる。

そして,エクスプローラー上でも

dpm

だったのだが

dpm

と。

表示項目をバージョンなども表示させるようにすると,その情報を拾い集める分,初回表示時多少もたつくことがあるけれども,管理の容易さを優先するならば致し方無しとするしかないでしょう。それ以前にTDM/RTASフォーマットが最早レガシー扱いになっているので放置でもいい事項かもしれませんがあせあせ

posted at 2013/02/25 2:15:44
lastupdate at 2013/02/25 2:15:44
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2013/02/23
[rec pt
先月あたり,数年前にMixした曲を引っ張り出してきて,新しいVersionにしたプラグインの影響とか,Master Busに使うプラグインをいろいろ変えて(主にMulti-Band CompとかEQとかLimitter)その相違点を探る,と個人的営業用(?)音源資料の作成も兼ねて,なんてことをしていたら,その検証箇所とは違うところが原因で記憶にある全体像と相違が発生しているに気がついた。アナログ機器も多数経由させているのでそれが原因とも思われるのだが,その最終的なミックスをしてからさほど変更を加えていないので(使用機材はもとより,改造の日時,使用ケーブルの履歴なども記録しているのでそこら辺は抜かりなし)Outboardが影響している可能性は低い。

個々のトラックをチェックしていったら,どうもSnareのトラックに使っていたMcDSP Analog Channel V5が原因であることが分かった。以前はPro Toolsh HD V9でMixしたのを今回同10.3.3で再生するにあたってTDM/RTASだったのをバージョンを新しくしたついでにAAXバージョンに変更していたためだったのだ。しかも目立つ音色のSnareだったためその相違を明確に感じられた,というわけだ。

そんな同じプラグインをTDM/RTASをAAXに変えただけで音が変わるハズ無いだろう,と思うかもしれないが,自分もそう思っていたが,実際変わってしまった。同じパラメータ値,同じClipで,前半TDM(version 5.0.3),後半AAX(version 5.2.13)にしている音をSoundCloudに用意したので,論より証拠,聴いていただきたい。ちなみにDownload可能なWAVです。


後半,AAXの方がよりコンプレッションが深いのが分かっていただけるだろうか。実際Gain Reduction量はメーターを見たかぎりでは約5dBほどAAXの方が深くなっている。

McDSP Analog Channel

McDSPのサポートに問い合わせてみたのだが,バグなのか仕様なのか,一ヶ月以上経っても返事無し。

不幸中の幸い,とでも言えるのか,OSを64bit,Pro Tools HD 10へ移行してから,Analog Channelも含まれるClassic Packに含まれるものは殆ど使わなくなっていたから影響もゼロで良かった。また,これを機会にアナログ・テープ・シミュレーション,というかSatulation系Pluginを再考する機会にもなったので逆に良かった,とは思っているあせあせ

20130223b.jpg

McDSPのPluginはEmerald Pack V5を持っているので,あまりネガティブな見方をしたいとは思いたくないのだが,全体的に数年前の環境,例えば最高でCPU*2で2コアを想定した軽い動作,TDMの場合でもDSPをなるべく使用量を節約する設計になっている故,昨今の「音質のため相応の処理能力を必要とするから覚悟を。どうせマルチコアだから平気でしょ」なプラグインと比べると明らかに緻密さに欠ける,ややもすると薄っぺらい印象を受けてしまう。これはあくまでも個人的な感想。なので個人的定番だったML4000なんかも今年に入ってから使わなくなってしまった。大手メーカーではないから開発力が落ちるのは致し方ないだろうけれども,Slate Digital等の健闘ぶりを見るととても残念に思える。

ちなみに,同時期Slate DigitalのプラグインのTrial版を使っていて,何個か疑問に思ったことがあったので質問したら,NAMM SHOWが終わって一段落したらしい頃に返事が来て,でも時既に遅し使用期間が終わってしまったから検証できないけどね,と言ったら新たなトライアル用の登録コードを送ってくれるし非常に対応が良かった。試したプラグインはVCCなのだが,どうもわが環境だとPro Toolsできわめて不安定で,未だ購入に至っていない。

posted at 2013/02/23 20:40:10
lastupdate at 2013/02/23 23:49:52
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2013/01/16
[rec pt
表題の通り,Pro Toolsにおけるレゾナント・フィルタについて書こうと思い立ち,まずはレゾナント・フィルタとはなんぞや,と言うところから始めなくては,と思ったものの,ちゃんと説明するためには相応の数学的知識が必要で,積分回路云々から始まって特異点とか(有限次数の)極とか複素解析……等々,挫折しそうになりましたが,取り敢えず難しいところはザックリ端折ることにして書くことにしました。

というわけで,ザックリ端折ってレゾナント・フィルタとはなんぞや,と云うことですが,具体的にはアナログ・シンセサイザーのVCFなど,カットオフ周波数(周辺)を強調する特性(共振)を持ったフィルターをレゾナント・フィルタと呼びます。その昔,レゾナント・フィルタは主に楽器用ぐらいしか無かったのですが,ダンスミュージック,特にHouse等において特徴的な使い方をされ(1990年代後半以降!?)脚光を浴びるようになり(と云うと大袈裟かもしれませんが),2000年頃前後フィルター単機能機,1996年にMutator,2001年にはSherman FilterBank 2,AKAI MFC42等が登場。DAWにおいてはダンスミュージックによりフィットした製品は,Cubaseとか,純正でレゾナントフィルタ・プラグインが付属するようになりました。

翻って,Pro Tools。主観的な見方になってしまうけれども,Pro Tools 8でAIRプラグイン(Vintage Filter)が付属するようになるまでレゾナント・フィルタに関しては遅れをとっていた印象。3rd Party製もそれほど種類豊富というわけではなく選択は限られる状態だった。Avid,というかDigidesignでは古くから実機シミュレーションのMoogerfooger Lowpass Filterがあるけれども,あくまでも楽器用で「Master Busに使用しオケ全体で」なんて用途には不向き,取り敢えずもれなく歪むし。個人的にはこれまでレゾナント・フィルタとしてはSoundToy FilterFreakMcDSP FilterBankを,ほぼ何の迷いもなく使ってきたのだが,ふと「その選択は正しい??」と疑問に思ってつい先日何個か試してみた結果,そのレポートが今回のエントリとなっています。

テスト方法は,とあるステレオ音源,ジャンル的にはHard Danceになるものですが,トラックに対象となるプラグインをインサートし,フィルターはLPF(-24dB/oct,4 Pole)を選択,レゾナンスはそれぞれ一様ではないので聴感で調整。オートメーションでカットオフ周波数を200Hzから20KHzまでスイープさせ,レゾナンスは20KHz到達時に0戻し,その後プラグイン自体をバイパス。単純にフィルターの掛かり具合だけではなく,例えばMaster Busで使用したときフィルター開放時の音の劣化・変化などがあるかどうか,そのままプラグインをバイパスして違和感がないか等のチェックをしてみました。ちなみに-6dB/oct(周波数が倍になる毎に音量が半分にはる)のフィルターは最も簡単な構成で実現できるもので積分回路の場合「1次ローパスフィルター」とも呼ばれ,n次数のLPFはn*-6dB/octとなる。英語では First-Order Filterとも呼ぶようですが,別にn Poleと云う呼称も使用され,これが楽器系で見かける2 Poleとか4 Poleとなるわけです。従って2 Poleとあれば2*6の-12dB/oct,4 Poleであればその倍。

Resonant Filter for Pro Tools

まず比較の基準とすべくSoundToyのFilterFreak。カットオブ20KHz,レゾナンス0の状態でプラグイン・バイパス時と音質差がきわめて少なく,音の広がり具合も含めて遜色無く,Master Busでも安心して使える印象。フィルターを閉じた状態からジョジョに開いても個々の音の定位感も安定していて理想的。レゾナンスも発振するまで上げられるのであらゆる状況に対応できそうです。フィルターはLFOでも動かせるし,エンベロープフォロワーでも動かせるのでオールラウンドに使えるプラグイン。難点はTDM環境で一カ所使っただけでDSPを1スロット占有してしまうこと。Nativeでもやや重めなこと。

McDSPのFilterBank。これはEQセット品なのですが,フィルターだけのモジュール(V5ではF202と表示)はQをコントロールすることによりレゾナント・フィルターとして使える。動作も軽く多チャンネルで使う場合などには便利。ただ,FilterFreakと比べてみると,インサートしただけで僅かに音が軽くなる傾向があり,フィルター開放時ややシャリシャリになる感じもあり,Master Busで使用となるとやや躊躇せざるおえない印象を受けた。特に低音の太さが命のトラックに使うには。

Wave Oneknob Filter。これはWavesプラグインがV9となりDiamond Bundleにも含まれるようになった後,ずっとその見た目から全く興味を持っていなかったのだが,なんかの拍子で「実際のところどの程度の実力??」と急に疑問に思い始め,今回の比較検証の切っ掛けとなったプラグイン。実際使ってみると見た目に反して!?意外と好印象。フィルター開放時などで原音を損なわない具合はFilterFreakに匹敵するのでは,と思えるほど。バイパス・オンオフでも音質差は気にならない。ただフィルターを閉じたときそこそこ歪みっぽくなるのが欠点と云えば欠点。好意的に見ればDJミキサーのそれっぽい,雰囲気重視で多少の歪みは敢えて,と思えばむしろよりリアル,と言えるだろうか。また,エンジニア的にはカットオフ周波数がHzで表示されないのがやや不満であるけれども,そこら辺も雰囲気で,てことだろうか?20Hzから20Khzで可変とするならばツマミが50%では640Hz辺りだとは思うが。

Sonalksis Creative Filter。見た目はOneKnob Filterを渋くした感じ!? 確かこちらの登場の方が早かったか?! 全体的にはこちらも好印象。ただし,音の広がりはやや損なわれる傾向。アナログ音質にこだわっているせいかハイエンドを抑え気味にする傾向があり,フィルター開放時とプラグイン・パイパス時の音質差が結構ある。従って音の途中でバイパスにする用途には適さないかもしれない。Master Busで使うと云うより,ここのトラックでの使用はありかも。

FibFilter Micro。インサートしただけで歪んでしまうので,その時点でテスト終了。

AIR Vintage Filter。そう言えばAIRもM-Audioが売却されたタイミングで売却されてしまっていたのですね,あらためて知りました。音の方はインサートしただけでやや軽く,細くなる傾向でその点ではFilterBankに近いかも。FATというパラメータがあってある程度の改善は可能になっているが,音の分離感,粒立ちが悪化する感じはどうすることも出来ず「所詮おまけプラグイン」な印象は拭えなかった。どうしても,精度の高い計算をプラグイン内でしていないような音,と云った印象。

Eventide H3000 Factory Native。ちょっと番外的ですが,一応Q可変のフィルターが用意されている。ただしカットオフ特性とQが連動している関係上,例えば-24dB/octでレゾナンスだけ可変,と言った使い方は出来ない。そのためか他のフィルターと比べると切れも悪い。また,昔のデジタルEQ風音質とでも云うのかカットオフ周波数をスイープさせたとき音が粗くなる傾向。

iZotope Alloy 2。このプラグインはDynamic系も内蔵している万能プラグインなのだが,EQセクションではレゾナント・フィルターとしての使用も可能。音の広がりも原音のままで,僅かに,気のせいか!?ぐらいの程度で音が軽くなるのがちょっと残念かもしれない。もう一つ残念なのはオートメーション設定時,エディット画面上で50%程度に設定するとAlloyのカットオフ周波数は10KHzとなってしまうこと。指数比例ではないのだ。普通この手のもは周波数が20Hz~20KHz可変であるなら,その50%は20Hz*2^5=640Hz(20Hzの5オクターブ上,10オクターブ上で約20KHz)になるべきなのだが。

まだ他にもPro Tools向けレゾナント・フィルターはあると思うのですが,取り敢えず目についたところを試してみました。個人的にはFilterFreakを置換できるような新たなプラグインの発見を期待していたのですが,その点ではちょっと残念な結果でした。とは云いつつもSonalksis Creative Filterは30ユーロと廉価だったので購入してしまいましたが。FilterFreak,前述した通り機能的は非の打ち所はないのですが,何故か我が環境では一気に3個以上ぐらい使うとPro Toolsの挙動がおかしくなり始める,なんてことを経験している要注意プラグインの一つで置き換え候補があれば,と考えてました。ので,ちょっと残念な結果,あるいはAAX版に期待,か。Brainworx辺りから,Slate Digitalでもいいけどマスタリング・グレードのレゾナント・フィルターが出れば申し分無し,かもしれませんがあせあせ

posted at 2013/01/16 10:30:54
lastupdate at 2013/01/16 10:30:54
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2013/01/07
[rec pt
昨年末,ThinkPad X230T 吹出し ,W520 吹出し をWindows 8へアップグレードした勢いに乗ってDAW用の自作PC 吹出し もアップグレードしてみました。結論から言えば残念ながら失敗。

アップグレードも3台目,しかも自作デスクトップ機ということもあって互換性に注意しなければならないドライバ・ユーティリティの類がThinkPadに比べれば圧倒的に少ないこともあり順調にアップグレード終了。Windows 8のアップデータをほぼすべて適用できた段階で諸々DAWソフトをテスト。MAGIX Samplitude Pro X,Steinberg Cubase 6.5,同WaveLab 7と6,Presonus Studio One 2.6,何れも取り敢えず起動してちょっと再生ぐらいでは全く問題無し。そして,「これさえ動けば他は多少問題があっても気にしない」Avid Pro Tools HD 10.3.2(PTHD10)も不安をよそにオフィシャルではまだ未対応ながら無事起動&正常動作。

と思ったのもつかの間,念のためにMixを終了したセッションを連続ループ再生し耐久テスト的なことをやってみたら十数分後にコンフリクト。一応音はで続けるけれども,何らかのバッファーにたまっている分,1秒以下を延々とループするだけ。何等操作も受け付けない。違うセッションファイルでも試してみたのだが,コンフリクトするまでの時間はまちまちながら1000%コンフリクト。運が良ければタスク・マネージャーからPTHD10の強制終了,それ以外はリセットSWでPCごと強制再起動しなくてはならない程。丁度その頃リリースされた10.3.3にアップデートしても改善無し。Avid Audio ForumsにPTHD10のインストール時,インストーラーを管理者権限(Run this program as an administrator)及びWindows 7互換モードで実行すべし,とあったので試してみた。Windows 8をクリーンインストールして3rd Party製プライ具インも同様の方法で,とあったのだが取り敢えずPTHD10の入れ直しで解消するのかどうかをやってみた。

再生したセッションはすべて3rd Party製プラグインを使っているため,純正プラグイン以外はずしている,つまりプラグインオール・イナクティブ状態での1時間程度の連続ループ再生は全く問題なかった。次にWavesのプラグインを管理者権限&Windows 7互換モードでインストールし同じセッションファイルを連続ループ再生。すると10分程度で例のコンフリクト発生。仕方が無いのでクリーンインストールして,と行きたいところだったのだが,諸々再セットアップする程までの時間的余裕がなかったのでやむなくチャレンジ終了。Wavesは既にWindows 8への対応が明記されているので,やはり問題はPTHD10にあるようだ。

と言うわけで,アップグレード前に起動ディスク丸ごとバックアップからWindows 7環境をリカバリ,元の環境に戻ってしまった。ただ,見た目Windows 7に飽きたので,慣れとは恐ろしいもので大袈裟なウィンドウの影や過度の丸みが古めかしくダサく思う程になってしまった,Windows 8 UX Packと言うWindows 7でありながら8の雰囲気を味わえるユーティリティを入れて見た。チャームとStart画面は不必要なのではずす形で。ウィンドウの過度が若干丸みが残ったりすることもあり完璧ではないけれども,ほどよくWin8風に,しかもAuto-Colorizationも外せば常駐プロセス無し,なるのでアップグレード失敗の腹いせ(?)には丁度いいかもあせあせ

posted at 2013/01/07 21:06:04
lastupdate at 2013/02/02 10:40:05
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