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Pickup Photo!

2011/10/18 :: Nobels MS-4
わがMix Systemは基本的にPro Tools HDからの32chパラアウト(Lynx Aurora 8, SSL Alpha Link)をSumming Mixer(API 8200A, SPL MixDream XP)で受けてSub Mixを作り更にもう1台のAPIでまとめる,と云う方法をとっていて,Outboardの類はその経路の中でインサートされるかあるいはPro ToolsのHardware Insertを使用する,としています。Outboardの中にはややノイズが大きめのものがあって,と云っても-60dBm以下なのですが,これをHardware Insertとして使用する場合はPTHD内のMUTEスイッチでノイズカットをするのですが,場合によってSub Mix後に配置しなければならないこともありその際はNUTEスイッチによるノイズカットをあきらめてそのまま最終Mixerに繋ぎ込んでいました。一度PTHDに戻してAux Track経由させコントロールするのも可能なのですがこれだとMUTEだけのために余計な回路を通ってしまうのと(Hardware Insertでも「余計な回路」を通っていると言えますが)レイテンシーがその分増える(Hardware Insertの場合はPTHDで補正される)等の理由でこの方法はとっていませんでした。他,考えられるのは外部でMUTEなどをこなせる機器を接続する,例えばSSLのXlogic X-Matrix,これだと繋ぎ換えも楽で良さそうなのだが音質のためにSumming Mixerはすべてディスクリートにこだわった意味が無くなると思えたので,おそらくリレーなどを使用した機械スイッチではないものを使用しているためOpAmpを使用したバッファー回路を経由していはず,不採用。
となればイメージを端的に具現させるために得意の自作,となるところなのですがミュート回路はともかくミックス曲中で自動的にON/OFFさせるためMIDI制御回路を実装する必要がありそのためにはプログラムを書いてそれをROMに焼いて,と自分には未知の領域に踏み込まねばならず,ネットで調べた限りではそれほど敷居の高いことではないようなのだが,躊躇,ほぼ断念。次に考えたのがギター用などのMIDIスイッチャーの転用,それでダメだったらCustom Audioに特注?ギター用であるからバランスラインには即使えないのだがMIDI駆動部だけ使って外部のリレーを駆動すれば,なんて考えつつネットでいろいろ探して見つけたのがNobels MS-4,そしてヤフーオークションで中古で出ていたので15K円で試しに購入。新品でも相当レアで扱い店もあまりなく中古で見つけられたのは相当ラッキー,かも。
!!$photo1!!SMC PENTAX-A MACRO 50mm F2.8, Pentax K-5
MS-4は普通にある音声信号の切換機ではなくギターアンプ等のリバーブやトレモノのフットスイッチコントロールをMIDIで操作するためのもので,MIDIでリレーをコントロールする仕組みになっている。これは当初イメージしていたものにかなり近い。ちなみにココで言うリレーは電気回路で使われる電磁石駆動によるスイッチのこと。オーディオではパワーアンプの電源投入時のノイズからスピーカーを保護するための回路に使われたり(電源投入後暫くたった後「カチッ」と云う音がするのはこのため)業務用,高級機器では音質への影響を少なくするため,複数回路を一度に切り替えるためにリレーが使われたりする。このMS-4,購入後テスターで回路の具合を調べてみたら4個あるリレー(スイッチ)の接点はそれぞれ完全に独立していて,スリーブも完全独立していてグラウンドにも落ちていないのでまさに転用するに打って付けであることが確認できた。
最初,実験的にバランスラインのHOTとCOLDをそれぞれグラウンドに落とすことでミュートするようにしステレオ分4個のリレーで試してみたのだが,確かに確実にミュートは出来るものの予想は出来ていたことなのだがリレー開閉時に僅かながらノイズが発生。やはりリレーでノイズレス・ミューティングは無理かもとあきらめほっといた数週間後,今度はHOTとCOLDをショートさせることで無音にしてみたらどうだろうか,しかも問題無ければそのまま業務で使えるぐらいのつもりで専用ケーブルを作ってみて,とやってみたら,なんと成功!!ノイズ無し!音質も未接続時と比較しても認識できる違いはなかった。
!!$photo2!!SMC PENTAX-A MACRO 50mm F2.8, Pentax K-5
ケーブルは写真の通り。XLRコネクタ間はなるべく短くしてHOTとCOLDをフォーンプラグのチップとスリーブに接続しMS-4のリレーでオープン,ショートをさせる。フォーンプラグは熱収縮チューブで覆って保護。もっと丁寧にするなら更にシールド用チューブを被せるべきなのだがちょっと省略。ミュート具合は100%完全ミュートにはならないのだが,と云っても60dB以上は減衰しているのでノイズをオミットするには十分。
!!$photo3!!SMC PENTAX-A MACRO 50mm F2.8, Pentax K-5
参考までのMS-4の中身。今時珍しい巨大なIC。リレーは聞いたことのないメーカーのもの。しかしプリント基板は腺も太くベタグランドもしっかり施されているのでノイズも問題なさそうな見た目。
MIDI制御によるON/OFFで気になるのはその遅延なのだが,PTHDからAlesis USB-MIDI Cableで接続した場合16ms±10msとの測定結果になった。最長で26ms。数ミリオーダーの精度は必要は無いので許容範囲内。振れ幅はもっと精度の良いMIDI Interfaceを使えば改善されるかもしれないが取り敢えずはこの精度でも問題なし。
と云うわけで相も変わらずマニアックな内容でした。
わがMix Systemは基本的にPro Tools HDからの32chパラアウト(Lynx Aurora 8, SSL Alpha Link)をSumming Mixer(API 8200A, SPL MixDream XP)で受けてSub Mixを作り更にもう1台のAPIでまとめる,と云う方法をとっていて,Outboardの類はその経路の中でインサートされるかあるいはPro ToolsのHardware Insertを使用する,としています。Outboardの中にはややノイズが大きめのものがあって,と云っても-60dBm以下なのですが,これをHardware Insertとして使用する場合はPTHD内のMUTEスイッチでノイズカットをするのですが,場合によってSub Mix後に配置しなければならないこともありその際はNUTEスイッチによるノイズカットをあきらめてそのまま最終Mixerに繋ぎ込んでいました。一度PTHDに戻してAux Track経由させコントロールするのも可能なのですがこれだとMUTEだけのために余計な回路を通ってしまうのと(Hardware Insertでも「余計な回路」を通っていると言えますが)レイテンシーがその分増える(Hardware Insertの場合はPTHDで補正される)等の理由でこの方法はとっていませんでした。他,考えられるのは外部でMUTEなどをこなせる機器を接続する,例えばSSLのXlogic X-Matrix,これだと繋ぎ換えも楽で良さそうなのだが音質のためにSumming Mixerはすべてディスクリートにこだわった意味が無くなると思えたので,おそらくリレーなどを使用した機械スイッチではないものを使用しているためOpAmpを使用したバッファー回路を経由していはず,不採用。
となればイメージを端的に具現させるために得意の自作,となるところなのですがミュート回路はともかくミックス曲中で自動的にON/OFFさせるためMIDI制御回路を実装する必要がありそのためにはプログラムを書いてそれをROMに焼いて,と自分には未知の領域に踏み込まねばならず,ネットで調べた限りではそれほど敷居の高いことではないようなのだが,躊躇,ほぼ断念。次に考えたのがギター用などのMIDIスイッチャーの転用,それでダメだったらCustom Audioに特注?ギター用であるからバランスラインには即使えないのだがMIDI駆動部だけ使って外部のリレーを駆動すれば,なんて考えつつネットでいろいろ探して見つけたのがNobels MS-4,そしてヤフーオークションで中古で出ていたので15K円で試しに購入。新品でも相当レアで扱い店もあまりなく中古で見つけられたのは相当ラッキー,かも。
!!$photo1!!SMC PENTAX-A MACRO 50mm F2.8, Pentax K-5
MS-4は普通にある音声信号の切換機ではなくギターアンプ等のリバーブやトレモノのフットスイッチコントロールをMIDIで操作するためのもので,MIDIでリレーをコントロールする仕組みになっている。これは当初イメージしていたものにかなり近い。ちなみにココで言うリレーは電気回路で使われる電磁石駆動によるスイッチのこと。オーディオではパワーアンプの電源投入時のノイズからスピーカーを保護するための回路に使われたり(電源投入後暫くたった後「カチッ」と云う音がするのはこのため)業務用,高級機器では音質への影響を少なくするため,複数回路を一度に切り替えるためにリレーが使われたりする。このMS-4,購入後テスターで回路の具合を調べてみたら4個あるリレー(スイッチ)の接点はそれぞれ完全に独立していて,スリーブも完全独立していてグラウンドにも落ちていないのでまさに転用するに打って付けであることが確認できた。
最初,実験的にバランスラインのHOTとCOLDをそれぞれグラウンドに落とすことでミュートするようにしステレオ分4個のリレーで試してみたのだが,確かに確実にミュートは出来るものの予想は出来ていたことなのだがリレー開閉時に僅かながらノイズが発生。やはりリレーでノイズレス・ミューティングは無理かもとあきらめほっといた数週間後,今度はHOTとCOLDをショートさせることで無音にしてみたらどうだろうか,しかも問題無ければそのまま業務で使えるぐらいのつもりで専用ケーブルを作ってみて,とやってみたら,なんと成功!!ノイズ無し!音質も未接続時と比較しても認識できる違いはなかった。
!!$photo2!!SMC PENTAX-A MACRO 50mm F2.8, Pentax K-5
ケーブルは写真の通り。XLRコネクタ間はなるべく短くしてHOTとCOLDをフォーンプラグのチップとスリーブに接続しMS-4のリレーでオープン,ショートをさせる。フォーンプラグは熱収縮チューブで覆って保護。もっと丁寧にするなら更にシールド用チューブを被せるべきなのだがちょっと省略。ミュート具合は100%完全ミュートにはならないのだが,と云っても60dB以上は減衰しているのでノイズをオミットするには十分。
!!$photo3!!SMC PENTAX-A MACRO 50mm F2.8, Pentax K-5
参考までのMS-4の中身。今時珍しい巨大なIC。リレーは聞いたことのないメーカーのもの。しかしプリント基板は腺も太くベタグランドもしっかり施されているのでノイズも問題なさそうな見た目。
MIDI制御によるON/OFFで気になるのはその遅延なのだが,PTHDからAlesis USB-MIDI Cableで接続した場合16ms±10msとの測定結果になった。最長で26ms。数ミリオーダーの精度は必要は無いので許容範囲内。振れ幅はもっと精度の良いMIDI Interfaceを使えば改善されるかもしれないが取り敢えずはこの精度でも問題なし。
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2009/07/12
猫 @猿江恩賜公園
[photo]
錦糸町近くの猿江恩賜公園にいた猫達。

折角プチ遠出してるんだから他に撮るものがあるだろうに,公園の片隅,猫がたむろしていたのでつい。

結構,そこそこ人に慣れているようで結構近づける。それにしても夕方の公園は犬のお散歩でラッシュ気味!?

最近ちょっと街の風景を撮る気力が減退気味。

SMC PENTAX-DA★55mmF1.4 SDM
折角プチ遠出してるんだから他に撮るものがあるだろうに,公園の片隅,猫がたむろしていたのでつい。

SMC PENTAX-DA★55mmF1.4 SDM
結構,そこそこ人に慣れているようで結構近づける。それにしても夕方の公園は犬のお散歩でラッシュ気味!?

SMC PENTAX-DA★55mmF1.4 SDM
最近ちょっと街の風景を撮る気力が減退気味。
posted at 2009/07/12 20:42:34
lastupdate at 2009/07/12 20:42:34
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