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Pickup Photo!

2012/10/22 :: Avid HD I/O 8x8x8
今回はのっぴきならない事情により購入したAvid HD I/O 8x8x8に関して。
品物到着後,単体で接続して動作チェック後,Lynx Aurora 8をリプレイスする形でラックにマウント。1Uが2Uになるのはままいいとして,奥行きも40cm近くあって(15インチ!?)ラック裏の収納が大変なのもまあいいとして,困ったのはD-SUB25ピンのAES/EBU Digitalコネクタの配線が違うことだった。Lynx AuroraはいわゆるYamahaタイプの配列なのに対してHD I/OはTascamタイプで互換性がない。元々自作のマルチケーブルを使っていたので慌ててハンダ付け直し[:あせあせ:] 192 I/Oとか自分で配線したことが無かったのでそこら辺の予備知識が欠落していた。その前のDigidesign 888/24は全部XLRコネクタだったし。
!!$photo1!!Pentax 02 Standard Zoom, Pentax Q
配線が整ったところで,本格作業前にアナログ入出力のキャリブレーション。出荷時設定は-18dBfs(max : +22dBu)で問題無かったのだが,一応念のためにSteinberg WaveLabを併用して±0.0x dBの精度で調整。0.03〜0.04程度のばらつきはあった。
そして,音の傾向把握のため手持ちのADC-DACと音質比較。比較にはとある音源をPro Toolsで再生して比較対象となるDACで出力しそれを特定のADCで受けて録音。その後,特定のDACで再生したものを各種ADCで受けたものを録音,と一応念のため両方のサンプルを作っての比較。Word ClockはAntelope Isochrome OCXから供給。HD I/OとHD Coreカードの接続は純正Mini-DigiLink to DigiLinkアダプタを介してOyaide Neo PA-26HDを使用し接続。
そんな環境で比較すると,LavryBlue 4496,Crane Song HEDD-192と比べてしまうと流石に見劣りしてしまう,と云うことになってしまった。越えられない壁が,とまでは言わないけれども表現力,説得力に歴然とした違いがあると感じられる。レンジの広さなどはさほど劣るようなところは無いのだけれども,相対的にHD I/Oは「そつなくまとめた」感が否めない。少々淡泊,といった感じか。躍動感のある音,より芯のある音,をとなるとHD I/Oは選択しないかも。
SSL XLogic ALPHA-LINK MADI AXと比べると,結構いい勝負!?ただ方向性が違う感じで,好み次第かもしれない。大雑把に言ってしまうと,HD I/Oはよりナチュラルフラットな方向性を狙っているのに対してALPHA-LINK MADI AXの方は楽器音をよりらしく鳴らすことを重視している,というな印象。中低域の押し出しの良さはALPHA-LINK MADI AXの方が心地よい。HD I/Oは高音域へののびの良さとかが印象的。そもそもALPHA-LINK MADI AXは外部ミキサー使用を前提としている設計,かたやHD I/Oは最終音を出すのがメインの設計,なのでテイストが違うのか,と邪推したくなるような相違。個人的にはALPHA-LINK MADI AXがそれほど見劣りするもので無かったことにちょっとホッとしている反面,HD I/Oがそれを凌駕する程では無かったのでやや残念な気が[:あせあせ:] ただ,例えばオヤイデさんがPA-26HD譲りのアダプタなりケーブルを出したりしてくれるとまた違ってくるかもしれないけど……
ちょっと環境は違うけれども,電源ケーブル,DigiLinkケーブル等が純正もの,旧機種192 I/Oとも比較してみた。よく言われる,6KHz~10KHzを少しつねり上げたような,英語で言えばPinch!?感じが無くなっていて,かわりにスムースに伸びている感じになり,独特の堅さが無くなっていることが確認できた。個人的にはその感じがは苦手だったのでこれは有り難い。と言う評判を耳にしたからこそ購入したわけだが。人によっては,その特性ありきだとしたら,物足りなさはあるかもしれない。
ちなみに,ADCチップはCirrus Logic CS5381-KZZが使われていて,Lynx Aurora,Crane Song HEDD-192と同じ,DACチップにはBurr-Brown (TI) PCM1794が使われていました。世代的に云って目新しいものを使っているのかと思いきやわりとありがちな(?)ものを使っていてちょっと意外。
!!$photo2!!SMC PENTAX-A MACRO 50mm F2.8, Pentax K-5
今回はのっぴきならない事情により購入したAvid HD I/O 8x8x8に関して。
品物到着後,単体で接続して動作チェック後,Lynx Aurora 8をリプレイスする形でラックにマウント。1Uが2Uになるのはままいいとして,奥行きも40cm近くあって(15インチ!?)ラック裏の収納が大変なのもまあいいとして,困ったのはD-SUB25ピンのAES/EBU Digitalコネクタの配線が違うことだった。Lynx AuroraはいわゆるYamahaタイプの配列なのに対してHD I/OはTascamタイプで互換性がない。元々自作のマルチケーブルを使っていたので慌ててハンダ付け直し[:あせあせ:] 192 I/Oとか自分で配線したことが無かったのでそこら辺の予備知識が欠落していた。その前のDigidesign 888/24は全部XLRコネクタだったし。
!!$photo1!!Pentax 02 Standard Zoom, Pentax Q
配線が整ったところで,本格作業前にアナログ入出力のキャリブレーション。出荷時設定は-18dBfs(max : +22dBu)で問題無かったのだが,一応念のためにSteinberg WaveLabを併用して±0.0x dBの精度で調整。0.03〜0.04程度のばらつきはあった。
そして,音の傾向把握のため手持ちのADC-DACと音質比較。比較にはとある音源をPro Toolsで再生して比較対象となるDACで出力しそれを特定のADCで受けて録音。その後,特定のDACで再生したものを各種ADCで受けたものを録音,と一応念のため両方のサンプルを作っての比較。Word ClockはAntelope Isochrome OCXから供給。HD I/OとHD Coreカードの接続は純正Mini-DigiLink to DigiLinkアダプタを介してOyaide Neo PA-26HDを使用し接続。
そんな環境で比較すると,LavryBlue 4496,Crane Song HEDD-192と比べてしまうと流石に見劣りしてしまう,と云うことになってしまった。越えられない壁が,とまでは言わないけれども表現力,説得力に歴然とした違いがあると感じられる。レンジの広さなどはさほど劣るようなところは無いのだけれども,相対的にHD I/Oは「そつなくまとめた」感が否めない。少々淡泊,といった感じか。躍動感のある音,より芯のある音,をとなるとHD I/Oは選択しないかも。
SSL XLogic ALPHA-LINK MADI AXと比べると,結構いい勝負!?ただ方向性が違う感じで,好み次第かもしれない。大雑把に言ってしまうと,HD I/Oはよりナチュラルフラットな方向性を狙っているのに対してALPHA-LINK MADI AXの方は楽器音をよりらしく鳴らすことを重視している,というな印象。中低域の押し出しの良さはALPHA-LINK MADI AXの方が心地よい。HD I/Oは高音域へののびの良さとかが印象的。そもそもALPHA-LINK MADI AXは外部ミキサー使用を前提としている設計,かたやHD I/Oは最終音を出すのがメインの設計,なのでテイストが違うのか,と邪推したくなるような相違。個人的にはALPHA-LINK MADI AXがそれほど見劣りするもので無かったことにちょっとホッとしている反面,HD I/Oがそれを凌駕する程では無かったのでやや残念な気が[:あせあせ:] ただ,例えばオヤイデさんがPA-26HD譲りのアダプタなりケーブルを出したりしてくれるとまた違ってくるかもしれないけど……
ちょっと環境は違うけれども,電源ケーブル,DigiLinkケーブル等が純正もの,旧機種192 I/Oとも比較してみた。よく言われる,6KHz~10KHzを少しつねり上げたような,英語で言えばPinch!?感じが無くなっていて,かわりにスムースに伸びている感じになり,独特の堅さが無くなっていることが確認できた。個人的にはその感じがは苦手だったのでこれは有り難い。と言う評判を耳にしたからこそ購入したわけだが。人によっては,その特性ありきだとしたら,物足りなさはあるかもしれない。
ちなみに,ADCチップはCirrus Logic CS5381-KZZが使われていて,Lynx Aurora,Crane Song HEDD-192と同じ,DACチップにはBurr-Brown (TI) PCM1794が使われていました。世代的に云って目新しいものを使っているのかと思いきやわりとありがちな(?)ものを使っていてちょっと意外。
!!$photo2!!SMC PENTAX-A MACRO 50mm F2.8, Pentax K-5
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2009/07/14
Benchmark DAC1 Sound Check
引き続きBenchmark DAC1に関して,今回は音質に言及していきます。
音の傾向はある意味予想通りADC1 USBと通じるような感じで,全体にシャキッとしていて透明感がありハイエンドの伸びもローエンドの伸びも十分かつ滑らかで申し分がなく,クドくはないけど濃い音を聞かせてくれる。SSL Logic Alpha-Link MADI-AXと比べると低域のちょっとふっくらとした感じは無いのだがローの伸びと粒立ちの良さで芯がありローが不足しているようには感じない。むしろ数十Hz辺りの感じが手に取るように,と言っていいぐらい再現性がよい。空間の広がり感も申し分なく,その上で定位感も結構淀みがない感じ,DAWなどのPANで1/10センターからどちらかに寄せると「まぁちょっとよったかな」ぐらいなちょっと曖昧になりがちなのだがDAC1だとそれもきっちり再現されるぐらいの勢いで慣れないと逆に気持ち悪くも感じてしまう
Delay,Reverbもきっちり「見える」感じで,音空間を作る立場としては設計図通りに再現されているのが分かるので結構気持ちいい。
ただ全体的なシャキッとした,硬質な感じまではしないけれどもどちらかと言えば冷たい質感はもうちょっとウォームな方向であってもいいのではと少し思う。基盤を見てみると出力段にはPhilips製のNE5532Aが使われているのでその癖が若干出ているのかも!?

OpAmpを張り替えるとどうなるか興味があるところだけれども
DAC1から出力した音をADC1 USBを使い録音したものとDigidesign 192 I/Oから出力して同じADC1 USBを使って録音したものも比較してみた。厳密にはそれ以外の環境が違うので正確な比較では無いのだが,おおよその違いは見られるのではと。確かにDAC1はシャキッとした感じなのだがそれを聴いて192 I/O出力のものを聴いてみるとツーンとしたキツさ硬質さが気になってしまいDAC1のほうがナチュラルに感じる。また192 I/Oの中域辺りの締め付けられた感じも,特にアコースティックな楽器で,気になる。
DAC1にはヘッドフォーンアウトも装備されているのだがこちらはちょっと期待はずれ。というかあまり期待していなかったのが正直なところだが。いつも使っている自作ヘッドフォーンアンプ,メインのアンプ部はフルディスクリート,コンデンサには今や入手困難なBlackGateを湯水のように使ってしまった我が自作HPAに比べると,空間が結構狭く感じられるし,センターによりすぎ,そして持ち上がりすぎ,全体的に軽い感じで置き換えるには全然至らない感じがする。ただバランスアウトととはひと味違ったちょっとウォームな柔らかい感じで,歪みギターとか心地よい,そういうのが念頭に置きさえすればアリかもしれない。ちなみにヘッドフォーン回路にはこれまたOpAmpにNE5532と自作HPA界では有名な(?)Burr Brown BUF634,High-Speed Bufferが使われている。

バランスアウトにはセレクタスイッチがついていてトリマーで調節できるキャリブレーションアウト(細かく調整できる,1/100dBオーダーで調整出来た)とミュート,そしてフロントパネルのボリュームが有効になるヴァリアブルが選択できるようになっているのだが,ボリューム経由の方は若干鮮明さが損なわれる感じがしてしまう。通常使うには固定アウトがベストかも知れない。
音の傾向はある意味予想通りADC1 USBと通じるような感じで,全体にシャキッとしていて透明感がありハイエンドの伸びもローエンドの伸びも十分かつ滑らかで申し分がなく,クドくはないけど濃い音を聞かせてくれる。SSL Logic Alpha-Link MADI-AXと比べると低域のちょっとふっくらとした感じは無いのだがローの伸びと粒立ちの良さで芯がありローが不足しているようには感じない。むしろ数十Hz辺りの感じが手に取るように,と言っていいぐらい再現性がよい。空間の広がり感も申し分なく,その上で定位感も結構淀みがない感じ,DAWなどのPANで1/10センターからどちらかに寄せると「まぁちょっとよったかな」ぐらいなちょっと曖昧になりがちなのだがDAC1だとそれもきっちり再現されるぐらいの勢いで慣れないと逆に気持ち悪くも感じてしまう

ただ全体的なシャキッとした,硬質な感じまではしないけれどもどちらかと言えば冷たい質感はもうちょっとウォームな方向であってもいいのではと少し思う。基盤を見てみると出力段にはPhilips製のNE5532Aが使われているのでその癖が若干出ているのかも!?

SMC PENTAX-A MACRO 50mm F2.8
OpAmpを張り替えるとどうなるか興味があるところだけれども

DAC1から出力した音をADC1 USBを使い録音したものとDigidesign 192 I/Oから出力して同じADC1 USBを使って録音したものも比較してみた。厳密にはそれ以外の環境が違うので正確な比較では無いのだが,おおよその違いは見られるのではと。確かにDAC1はシャキッとした感じなのだがそれを聴いて192 I/O出力のものを聴いてみるとツーンとしたキツさ硬質さが気になってしまいDAC1のほうがナチュラルに感じる。また192 I/Oの中域辺りの締め付けられた感じも,特にアコースティックな楽器で,気になる。
DAC1にはヘッドフォーンアウトも装備されているのだがこちらはちょっと期待はずれ。というかあまり期待していなかったのが正直なところだが。いつも使っている自作ヘッドフォーンアンプ,メインのアンプ部はフルディスクリート,コンデンサには今や入手困難なBlackGateを湯水のように使ってしまった我が自作HPAに比べると,空間が結構狭く感じられるし,センターによりすぎ,そして持ち上がりすぎ,全体的に軽い感じで置き換えるには全然至らない感じがする。ただバランスアウトととはひと味違ったちょっとウォームな柔らかい感じで,歪みギターとか心地よい,そういうのが念頭に置きさえすればアリかもしれない。ちなみにヘッドフォーン回路にはこれまたOpAmpにNE5532と自作HPA界では有名な(?)Burr Brown BUF634,High-Speed Bufferが使われている。

SMC PENTAX-A MACRO 50mm F2.8
バランスアウトにはセレクタスイッチがついていてトリマーで調節できるキャリブレーションアウト(細かく調整できる,1/100dBオーダーで調整出来た)とミュート,そしてフロントパネルのボリュームが有効になるヴァリアブルが選択できるようになっているのだが,ボリューム経由の方は若干鮮明さが損なわれる感じがしてしまう。通常使うには固定アウトがベストかも知れない。
posted at 2009/07/14 21:21:28
lastupdate at 2009/07/15 0:30:08
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