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2014/11/05
National Portrait Gallery
[photo
9月中旬に行ってきたロンドン旅行,厳密に言えばKate Bushのライブを見に行ったついでに観光,のつづき(過去エントリその1その2その3その4その5,)。

ロンドンと言えば美術館,博物館巡りもお薦め,と旅行ガイドブックに書いてあったので,様々紹介されている中で最も気になったNational Portrait Gallery日本語版Wikipedia,以下NPG)というその名の通りポートレイト専門美術館に行ってみることにした(ライブ以外の予定は全くの白紙だったのでその日起きてから決めた)。

_IMG7159.jpg

NPGは通常18時までなのだが木曜と金曜だけは21時まで開いており,その日たまたま木曜日で昼間散々市内を巡ったあとの〆としては丁度よかった。到着したのは18時過ぎ,後々分かることなのだがそれなりに見て回るのにギリギリの時間だった。

1階(英国風に言えばGround floor)のメインフロアではDJがプレイしたりしていて夜帯はちょっと美術館らしからぬ雰囲気(流石に音量はかなり抑えている)。お薦めの経路は3階までエスカレーターで上がってのち,部屋番号中に巡っていくと古い時代から徐々に現代へと見て回れるとあったので素直に一気に三階(英国風に言えばSecond floor)へ。メインフロアからエスカレーターまではモダンな作りになっているのだが,一歩,最初の展示室に入るともうそこは中世の宮廷の一室のような作りになっていて一気にその世界に引き込まれる。

足を踏み入れる前は正直なところ世界史の教科書に載っているような肖像画の実物をサクサクと見て終わってしまう懸念があったのだが,なんたってポートレイトのみだし,作品の解説(英文)をほぼ斜め読みにし割とせっかちに巡ったつもりでも最初のメインフロアに戻るまでに2時間以上かかってしまった。展示数の多さもさることながらどうしても歩みを留めて見入ってしまう程に圧倒されるものが多々あり時間が経ってしまう。時代が古い作者不明となっている(例えば肖像画専門職業画家とか!?)作品でさえ。それが言わばポートレイトの魅力という者だろうか,とさえ思えた。

中世頃のものは遠近感に乏しく,いかにも記号的,ルネッサンス以降は視覚的写実性が進化したものの肖像画というテンプレートに忠実過ぎる,などあるけれども,表情,目線,指の仕草,ポーズ,陰影,等々大量に,しかも時代別に展示されているが故,それらの特徴がうより浮き彫りになるようで興味深かった。職業の違いというのだろうか,服装によるものが多いかもしれないが王室,軍人,聖職者,政治家,芸術家等々の全体の雰囲気の相違も面白かった。その点で正直なところ時代が古い所謂芸術分野関係者の肖像画は「しょぼい」印象を受けざるおえなかったあせあせ 例えばWilliam Shakespeare。誰しも一度は見たことのある肖像画だけれども,実物のサイズは現代風に言えばやくA2サイズぐらいで他の長辺2mはあろうかという肖像画群の中では危うく素通りしてしまうほど,言ってみれば影が薄かった。今でこそ世界中でその名は知らない人がいないほどだけれども当時は貴族のような肖像画を描かせる財力か権威が無かったのかも知れない。小説家範疇では予想はしていたけれども『嵐が丘(Wuthering Heights)』作者エミリー・ブロンテ(Emily Brontë)もこぢんまりとしていた。そもそも『嵐が丘』は20世紀に入ってから評価されたので当時の肖像画があること自体が貴重なのかもしれないが。ブロンテ三姉妹の肖像画も正直なところ……。作者名を見るとPatrick Branwell Brontëとありシャルロットの弟,エミリーの兄のようだ。Wikipediaで調べてみるとシャルロット,ブランウェル,エミリーが年子なのだ。どうでもいい話だけど。

時代は下って20世紀,とりわけ第二次世界大戦後は視覚に囚われない写実性でもって描かれている作品が多くなり職業だけではなくその人の為したものがわかるようになっていて,ポートレイトにおける表現の自由とそれに至るまでの苦悩というべきものが見て取れて興味深かった。個人的に出口に近づいた安堵感もあったかもしれないが,現代の表現の自由さにホッとしていたのは確か。いくら自由でもこれは……というのが音楽家のBrian Enoの肖像!彼の音楽からすればこの肖像画も納得だけれども。また現代になるとBlurのメンバーのこんなポップアートなポートレイトもあってNPGの度量の深さというかポートレイト・コレクションに対するストイックさと貪欲さが感じられて感激した。

一階では常設展示の他にBP PORTRAIT AWARD 2014というコンクールの展示があった。英語版WikipediaによるとNPGが主催する肖像画コンクールで「肖像画のアカデミー賞」と称される,とか。展示の模様はYoutubeにもアップされていたりする。ポートレイト写真を撮る身としては多いに刺激を受ける展示で予想外に面白かった。思いが直線的で強烈なものもあり「単純すぎない!?」なんて思う反面そのストレートさに「やられる」ものもりなかなか楽しかった。こちらのページにプレス・プレビューのレポート(英文)があるだけれども,例えば長辺2mほどあるかというキャンバス一杯に東洋人系の老婆の顔をものすごく写実的に描いて,これだけでも圧倒される程印象的なのだけどもそのタイトルを見ようと脇の小さなプレートに目をやるとシンプルに" Mother"と。「そうきたか」と唸ってしまった。個人的関心のせいか「死」を言ってみれば裏モチーフにしたような画が多いように思えたのも興味深かった。

と,すべてを見終わえエントランス脇にあるショップに立ち寄り,出来れば図録的なものが欲しかったのだがそれらしいものが見受けられなかったので気になった画のポストカードを数枚購入。

_IMG8353.jpg

_IMG8352.jpg

2枚目の肖像画は特に印象深かったので迷わず購入。男性のほうは20世紀初頭首相でもあったArthur James Balfour日本語版Wikipedia)。女性のほうはLady Colin Cambellという19世紀後半から20世紀初頭のジャーナリストであり,小説家でもあった方,らしい。英語版Wikipediaによると。より印象に残った理由はポストカードで見ると明らかなのだが等身が何となく変であるものの,実物の画を見ると,前者が縦2.6m,後者が約1.8mで強調された遠近感がより存在感を増す,展示での実際の水平の目線は腰辺りで顔はどうしても見上げる必要があるわけで,その視覚効果も含めた描写とすればその奥深さを感じざるおえない。もう一つ印象に残った点は黒系統の服と影の描写。前者に至っては服と影が一緒くたに塗りつぶされているようでもある。なにがどうとは言葉では言い表せないけれども「写真での教科書的な影の処理は……」といったものとは違うことでより印象に残ったのかもしれないけれど,影の使い方が個人的に好みのようです。

写真ポートレイトの展示もある,とは言えども極々少数でほぼ絵画ではあるけれども人をとらえるという点では多いに刺激を受け,勉強になる美術館でした。偶然のような思いつきで行ったのが信じられないぐらい。

posted at 2014/11/05 16:46:10
lastupdate at 2014/11/05 16:46:10
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