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Mia and Chihiro
Pickup Photo!
2008/01/06 :: Direct Box? Isolation Box?
真空管マイクプリの製作の過程で余ったアウトプットトランス,Lundahl LL1524予定通り,用途的にはアイソレーション・ボックスみたいなものを作ってみました。アイソレーション・ボックスってのは機器間で信号を受け渡す際,トランスなどを使って物理的結合無しに信号を受け渡す装置。アナログ音声で使用する場合は機器のシャーシが電気的に接続することでノイズが発生する原因になる場合があるのでそれを回避するために使われる,だった?スタジオ内のレコーディングでは滅多に使わないのでその程度の知識[:あせあせ:]

!!$img1!!本当はGound Liftスイッチを装備してグラウンドに落とすかどうかを選択するスイッチをつけるべきなのだがまだ未装備。取りあえずはLL1524による音色変化を楽しむプチエフェクタ的に機能してもらえればこれでも十分。ただ単純なIsolation BoxじゃなくJensenのApplication Schematicsと云うページに掲載されている回路を参考にバランスライン用のステレオをモノにするパッシブのモノラーみたいなモノにも発展させてみようかとも考えてる。ギターをとる時とか2本のマイクの音を混ぜたい時と
かに使えそう,というか使うつもり。

ケースはいろいろ迷ったのだが見た目と値段でTAKACHIのアルミダイキャストケース,TD10-15-4Bと云う型番のケースに詰め込んでみた。相変わらず金属加工はヘタだ。というか基本に非忠実に加工しているため穴位置がずれ,写真では余り分からないのだが微妙にXLRコネクタのところに隙間があったりする[:あせあせ:] イン側はCLIFFのステレオフォーンジャックを使ってTRSにも対応させてみている。Lundahlのトランスは基板実装タイプなのでユニバーサル基板にはんだ付けしてケースに入れビスで止めている。

!!$img2!!この今のところIsolaiton Boxの出来損ない,音質の方は以前LL1524を購入した時のレポート通り,実にまろやか。炒め物に大さじ一杯料理酒を入れた感じ!? まぁそれ以上の効果はあるけど。また,これはパッシブ,つまり電源いらずなので例えばポータブル音楽プレーヤーとHPAの間に挟むといいかもしれないけど,トランス1個125グラムでステレオで250グラム。ケースやコネクタで500gぐらいで,ちと重い。コストの方はリード線やはんだはカウントしないで約18,000円程度。意外に高い?一個7,200円の出力トランスを2個使っているからこれは致し方ない。

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2008/01/24
Neumann TLM127
昨年の秋ぐらいから新しくマイクを購入したいと考え,真空管ドライブだけど割とオールラウンドに使えそうなAudio Technica AT4060を候補にして,中古でもいいので何となく安い出物を探していた。海外のショップでは新品で$800前後,それでも国内で買うより大分安いけど,もう一息$600ぐらいのがあればと探してた。それにしてもAudio Technicaのプロ用マイクって何で日本国内では高いのだろう。1ドル=200円換算ぐらいなのかなぁ?

そんな折,eBayでNeumannのTLM127,中身は新品だけど一度パッケージを開封しているものが約$1,000で出品されているのを発見。ただし専用サスペンションが付属せず木箱も付属しない一番シンプルな構成のものなのだが,それが国内だとセットで市場価格28万円ぐらいのものが$1,000って,安い拍手

ただ,NeumannのTLMシリーズは余り使ったことがないし,昔一度エントリークラスのTLM103(それでも10万円ぐらいはしますが)を,とある女性ボーカルで他に選択肢がなかったためやむなく使った時やたら高音域が張り付く感じ,なんか飽和しまくっている感じにワンコーラスも終わらないうちに曲を止めてマイクを交換したぐらいで,余りというか全然いい印象がなかった。その時使っていたマイクプリは確かAMEKのChannel in a Boxだったのでそれと相まってひどいことになったのかもしれないけど。TLM127に使われているカプセルがTLM103に使われているK103のモディファイ版のK127を使用していると言うことで懸念が増幅する。でも,ネットで海外の製品レビューなんかを見てみると(日本国内では見かけなかった)確かにHigh上がりな傾向だけど基本的にはしっかりした音で,オールラウンドに使えるようなことが書いてあったので「これは結構使えるのか」と。また同じNeumannの定番中の定番U87Aiよりも明るくてAudio Technica系,まぁAT4060よりはシャリシャリしていないのだがあればベストとは思っていたので「これはもしかしたら丁度いいのかも」と。ここのところ断続的にレコーディングしている女性ボーカル,87だと暗すぎるしAT4060だともうちょっと押さえたい感じ,がまさにそんなキャラのマイクとマッチしそうな感じがする。それに当初の候補AT4060,ここのところよく使う何れのスタジオにも常備されているのでわざわざ自分で買う必要もないか,と。そんなことを考えていくうちに我が購買意欲はすっかりカタパルトにセットされ,いざ発進。

Neumann TLM127多少の競り合いはある程度覚悟していたのだが,競り合いも無くすんなり落札。あっけなく$1,000でGET。送料はNYからで$43。クレジットカードには換算レート:111円ぐらいで計算された請求があり,送料込み日本円で¥116,000ぐらい。新品だというのに国内の半分以下,TLM103並みの値段。安いのは良かったが競り合いにもならないほど不人気なのかと多少の不安を抱きつつ,一週間も経たないうちにブツが到着。中身は確かに新品。珍しいブラックもなかなかAudio Technicaっぽくていいかも?

それで肝心の音の方はというと,こればっかりは自宅で音質チェックというわけにも行かないので,いきなりの実践投入で様子見。丁度,生もの中心の,よく考えたらオール生かも,レコーディングが暫く続くのでマイクテストにはナイスタイミング。

まずはDrums,KickのOutsideに使っていたNeumann U47fetと置き換えて使ってみた。U47fetのようなテンエムのウーファーを激しく痛めつけるような100Hzのちょい上辺りのピーク感もなく,しかしLow Endまで十分に延びていて扱い安い感じの音が録れた。男性Vocal(Soul・Funk系)にも使ってみたのだが,Mic PreAmpにAvalon Design M2を使ったせいもあるのか,高音域成分まで非常に滑らかできめの細かい音をしている。TLM127の説明書に書いてあるのだが,EQのShelvingでHighを挙げるより自然になだらかにBoostされる,最大で+3dB,みたいなことが書いてあるのだがまさにその通りで,明るいけどDIP感はなく,ほどよくクリスピーで心地がいい感じ。特性的にはPro ToolsのPlugin,McDSP FilterBankのShelvingのSlopを1.0にセットしFrequencyを十分低いところからあおったような感じに近いかも。そういう設定でFilterBankを使うことが多いので,特にVocalではMacoteau的には好都合な特性のMicかもしれない。同じVocalistの大分前に録音したテイク,確かNeumann U67とGML 8300との組み合わせだったろうか,と参考のために聞き比べてみたのだが,確かに独特の音の太さとかHighのシルキーな感じは無いもののまた違う存在感,力強さを再現するのに適しているように思えた。あとTrumpetにも使ったのだがAKG 414などとはまだ違う明るさ,ピーク感のないナチュラルな明るさでなかなかよろしかった。アコギにも使ってみたのだが,シャリシャリな響きが欲しかった場面だったので一度はTLM127でトライしたものの最終的には手持ちのAudio Technica AT4047にしてしまった。

と云ったところで,速くも結構お気に入り。今のところいい買い物をしたと言えるでしょうか。何たって$1,000で買ったんだからコストパフォーマンスは高すぎクラッカー ただ30万円弱のマイクとしたらまぁ値段相応な印象。日本国内では市場価格がU87Aiとほぼ同じで価格レンジからするとU87Aiのトランスレス版のリファレンス・モデルぐらいの位置づけなのかと思われるが,音の方もU87Aiとは毛色は違うもののオールラウンドに使えるMicのように思える。むしろU87Aiのような時として中低域が変にモコッとした感じになってしまうことが無いのでU87Aiよりも使いやすいかもしれない。

posted at 2008/03/05 18:23:23
lastupdate at 2008/03/05 18:23:45
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