[goto blog top] [Tips] [Special] [My Profile] [Macolife, The main page before Brog 1997-2006]
entry font size:  
2020 / 05   «« »»
01
F
 
02
S
 
03
S
 
04
M
 
05
T
 
06
W
 
07
T
 
08
F
 
09
S
 
10
S
 
11
M
 
12
T
 
13
W
 
14
T
 
15
F
 
16
S
 
17
S
 
18
M
 
19
T
 
20
W
 
21
T
 
22
F
 
23
S
 
24
S
 
25
M
 
26
T
 
27
W
 
28
T
 
29
F
 
30
S
 
31
S
 
meaning of mark :: nothing , comment , trackback , comment and trackback
Mia and Chihiro
Pickup Photo!
2009/02/26 :: Monster Digital Firelink Cable
先日購入したRME HDSPe ExpressCard,その購入理由にはそれまで使っていたCardbusのケーブルの信頼性の問題もあった。

とにかく耐久性がない。今使っているもので3代目。コネクタ部自体がPCカードの厚さと同一のものでちょっと強めに曲げてしまうと内部で断線,もしくは接触不良を起こしてしまいDigifaceとのネゴシエーションさえ怪しくなってしまう。受け側のほうもこの前強引に修理したように決して丈夫とはいえない。

それに対してExpressCardのほうはIEEE1394a(FireWire)と互換性は無いもののコネクタ自体は同じ規格のものを使用していて使用するケーブルも市販のIEEE1394a用ケーブルが使えていざって時にも慌てないで済む。また,市販のケーブルが使えると言うことはグレードも好みで色々変えられるわけで,当初はここは気張って1万円を超えるぐらいの高級グレードのものをと思ったらIEEE1394ではオーディオ用のデジタルケーブル程選択肢は無く,そんな中でも一番グレードの高そうなモンスターケーブルのMonster Digital Firelink Cable M DG FL400 6/6-7ってものを購入してみた。サウンドハウスで4千円弱。普通のものから比べると倍以上だけどオーディオ用目線にたつと滅茶安い[:あせあせ:]

!!$photo1!!TAMRON SP AF17-50mm F/2.8 XR Di II LD Aspherical [IF]
と意気込んだ割には,実際のところそれほど期待はしていなかった。普通のデジタルケーブルのようにジッターがどうのこうのの問題も無いように思えたし,電源もACアダプタからの供給なのでその影響も無いかと。しかしケーブルを交換してみたらビックリ。そこそこ音が変わる。全体的に鮮やかになるというか,薄膜が一枚はがれたような。音の分離も良くなって解像度が上がった印象。CardBusカードとも聴き比べてみたが,断然ExpressCard + Monster Cableのほうがいい。サウンドハウスのユーザー・レビューと大差ないことしか言えてないのだがレビュー通りのことは十分期待できる。このシリーズ,高級ケーブルにありがちな見た目を演出する(?)HexMesh Jacketを使ったUSBのものあるのでおそらくUSB接続のAudio IFでも効果があると思う。

!!$photo2!!TAMRON SP AF17-50mm F/2.8 XR Di II LD Aspherical [IF]

all photo
Recent Diary

Recent TrackBack
• dl.exe
  └ はまりゅうのいろいろぐだぐだブログ
         └ at 2011/04/26 14:57
• Applications for SH-03C!?
  └ 必見!時代の流れはここにあリ!
         └ at 2011/02/02 15:35
• drama
  └ ブラッディマンデイ
         └ at 2009/12/24 6:29

Recent Comments
• Re:Summing Mixer
ミノやん? at 05/01 1:02
ミノやん? at 05/01 1:03
Macoteau T at 05/01 1:39
ミノやん? at 05/05 17:13
Macoteau T at 05/06 23:26
• Re:METEX M-3870D
BlogPetのasukaka at 10/13 14:27

Pageview Ranking
2012/12/02
今年購入した機材を振り返ろう,って訳じゃないですけど,今年の夏,8月ぐらいにRMEのUSB対応オーディオインターフェイス,Babyfaceを購入していました。その目的はThinkPad X230T 吹出し の出先音出し用。そこそこの音質(?)が期待できて,ACアダプタの必要の無いUSBバスパワー動作,がその選択理由。ちょうどその頃MOTUのTRACK16 A型 というIOが発売されて興味が引かれたのですが,いかんせんバスパワー動作はIEEE1394のみなので候補から外してしまった,かなり惹かれるものがあったけれども。

RME Babyface Snow Edition
SMC PENTAX-A MACRO 50mm F2.8, Pentax K-5

購入したモデルは既に新品入手不可能になっていた限定生産のSnow Edition。当然中古。他のカラーバリエーションの中古だともっと安いものあったのだが何故か白にしてしまった。ので,中古ながら新品 A型 と1万ちょいぐらいしか違わない値段になったしまったあせあせ

ソフトケースは純正の純白ケースが付属していたのだが,ブレイクアウト・ケーブルやUSBケーブルなども入れることを考慮してか,そこそこでかいので,30cm×20cmぐらい,カメラ用品売り場でハクバの「トリコットスエードポーチ サイズS」 A型 を購入。本体とUSBケーブルを入れてちょうどいいぐらい。さらにブレイクアウト・ケーブルを入れるとやや窮屈。蛇足だけど,小物入れ的なものはカメラ用,ことレンズ用は機能的で種類も多く重宝する。例えばマイク用にクッションポーチとか。

そして,ブレイクアウト・ケーブルを付属品だと心許ないので自作もしてみた。

RME Babyface Snow Edition
SMC PENTAX-A MACRO 50mm F2.8, Pentax K-5

ケーブルはBelden 1904A(4ch 2芯シールドマルチケーブル@1,820),XLRコネクタはオスはコンタクトがロジウムメッキのNeutrik NC3MXX-HE-RH,メスはロジウムメッキが在庫なしだったので普通のNC3FXXB。シュリンクD-SUB15ピンコネクタは日本航空電子製を使用。クオリティ的にはOyaideとのコラボレーションによる専用ケーブルに引けをとらない,と勝手に思っているあせあせ どちらかと言えばスタジオ・ユース・チューンとでも云いましょうか。

そして,肝心の音質。いろいろ他のIOと比較してみたのですが,それに関しては次回

posted at 2012/12/02 4:47:26
lastupdate at 2012/12/12 1:33:26
edit
comments (3) || trackback (0)
separator
2012/11/30
今年の春頃に購入したRadial社のJDI Duplex Stereo Direct Boxに続いて,その廉価版,というか,JDIがJensenのトランスを使っているのに対してRadial独自のカスタムメイドのものを使用し低価格化している,JDI同様パッシブタイプのProD2 Stereo Direct Boxを購入してみました。

Radial ProD2 Stereo Direct Box
SMC PENTAX-A MACRO 50mm F2.8, Pentax K-5

あくまでも音質重視なら再びJDIを選択すべきなのですが,今回は完全ライブ録音用,ちょっと多チャンネル分必要だし,多少音質的にネガティブ要素があるとしてもコスト重視でProD2を選択。今回は(も?)各ショップ値段を比較してB&Hから購入。1個$150を3個。送料は約$64。40K円強でぐらいでした。多チャンネルでパッシブだとRadialでは8chのProD8と云うのがあるのだが,チャンネルあたりの値段がProD2と比べると何故か高くなるので(B&Hではほぼ$800)ProD2のほうを選んだみた。

音質はJDI Duplexと比べるとさすがに見劣りする感じは否めない。日本国内代理店の製品情報のページに掲載されている周波数特性のグラフ通りの高音域の落ちが,まず一聴,気づかされる。「こもっている」とまでは云わないまでも,特に10Khz以上の成分が多い音源に対しては落ち着いた感じになりすぎるかもしれない。ただ,逆にその成分を抑え気味にしたい,例えばPCのチャリチャリちょっと耳障りな出音とマイク収録の生音をよりなじませたい場合など向いているかもしれない。低音域は,JDIと比べると若干力強さ,のびが足りない感じは少なからずあるものの,その差は僅差で明らかに劣るような感じでは無い。値段が3/7であることを考えればむしろ上出来。

Radial ProD2 Stereo Direct Box
SMC PENTAX-A MACRO 50mm F2.8, Pentax K-5

機能的にはJDIが割と多機能なのに対してProD2は-15dBのPADスイッチとGND Liftスイッチのみ,出力もTHRUとバランスアウトだけ,とかなりシンプル。このコンパクトさで2chは運搬時,非常に有り難い。ちなみに入力から出力での減衰は約-20dBでJDIとほぼ一緒だった。

posted at 2012/11/30 6:04:00
lastupdate at 2012/11/30 6:04:00
edit
comments (0) || trackback (0)
separator
2012/11/03
1ヶ月前ぐらいに購入したAmcron (Crown) D-150A Series II,基本的には問題なし,快調なのだが,前回書かなかったけれども,電源投入時,OFF時,「バツ!」とか「ボツ!」とかそこそこ盛大な音がして,一瞬のことだしスルーしようかとも思ったのだが,たまに接続しているYamaha NS10M Stuidoに大ダメージを与えかねないような音の時もあるし,これは電源連動のミュート回路をつけないまずい,と考えるに至り取り付けてみました。

ネットで回路図を拾ってきて完全自作,は面倒だったので完成品もしくはキットで,と探して値段的にも回路的にも良さそうなイトウ電子部品・販売これ,NECのステレオパワーアンプ用保護回路IC,µPC1237-Aを使ったキットを購入。取り付けてみました。

製作には詳細な解説ページが用意されているのでかなりに容易に作ることが出来る。

D-150A IIの電源トランス2次側からのAC取り出しは写真のように,ダイオードブリッジの足に接続し(細めの白い線),センタータップ(Ground)はすぐ脇の電解コンデンサのマイナス側のポイントに接続(黒い線)。

mounted the muting cirtuit on D-150AII
SMC PENTAX-A MACRO 50mm F2.8, Pentax K-5

定数はほとんどキット通りなのだが,電源電圧がマックス±36Vなのに対してD-150A IIは45Vなので,リレーの電圧調整用抵抗R7を,470Ωから1KΩに変更。これでリレーには21.5Vの電圧がかかる。もう一つ電源投入後リレーがONになる時間はキットの通りだと約1秒なのだが,これをちょっと長くするためにC4の33µF/16Vを100µF/25Vに変更。これは計算通り,と云うよりも余っていた電解コンデンサで合いそうなのがこの値だったための選択。これで約電源投入後3〜4秒でリレーがONになるようになった。

そしてターミナル付近の接続はこんな感じ。結構雑だけど。

mounted the muting cirtuit on D-150AII
SMC PENTAX-A MACRO 50mm F2.8, Pentax K-5

仕様線材は,これまた余っていたオヤイデで購入した絶縁被膜ありの純銀単線0.8mmを使用。本来ならば,一定以上のDCがパワーアンプ出力を切断する保護回路を有効にするための配線も必要なのだが(パワーアンプ出力をパラにして検知用端子に接続),必要ないだろうと,ちゃんと調整もするし,ミュート機能だけを使うのでその配線は省略。

音の変化は,厳密に言えばあるはずだろうけれどもほとんど無視できるレベル,でしょう。これでノイズが消えて,ようやく普通になりましたあせあせ

posted at 2012/11/03 3:06:19
lastupdate at 2012/11/03 3:06:19
edit
comments (1) || trackback (0)
separator
2012/10/13
先月,APIの8chラックマウントミキサーが壊れたとエントリに書きましたが,もう1台の8200Aも数日前に壊れてしまいました。しかも,作業も大詰めで余裕なんて2時間程度しか確保していないときに。

ミキシングの最中,その8200Aを経由している音が出なくなり,かわりに数十Hzぐらいの爆音が,と云ってもメーターが振り切れる割には聴感上あまりその大きさを感じない音が,「ボッ,ボッ,ボッ」と唸った後,数十秒後無音に。数秒後,何かが破裂したような音も。そして,例のケミカル・ブツが焼け焦げる臭い。

すぐさま,主電源を切って,臭いの元を辿ってみるとどうも,というかやっぱり8200Aからと判明。2台ある8200Aのうちどちらかを確認するため,一度電源を入れてMUTEスイッチのLED等が点灯するかをチェック。すると1台が,先日修理した方じゃない方が点灯せず。複数曲作業進行中だったため,回避策を講じるよりも,1時間以内に修理してしまえばトータルでは損失が少ないのでは,との判断で速攻修理。

天板を外して内部を見た感じでは,案の定オペアンプ,NE5532が焼け焦げていて,二つに割れ,ICソケットも形をとどめない程に溶けている状態だった。と,おそらく電源周りの電解コンデンサが少し膨張している。

API 8200A was broken, season II
SMC PENTAX-A MACRO 50mm F2.8, Pentax K-5

取り敢えず,ほぼ粉々になっているNE5532を取り除いて通電し,基板上の電圧を測ってみたらマイナス側は約15V来ているのに対して,プラス側は0Vどころか-10V辺りの値。これは全バラにして,二層構造になっているプリント基板の間にある電源のディカップリングコンデンサも取り外して調べる必要がある。ということで面倒臭いけど全バラし。8200Aのメイン基板には正負それぞれ2個の220µF/63Vの電解コンデンサ(おそらく松下製)が使われていたのだが,すべて取り外してデジタルマルチテスターで測ってみたところ,2個は200µF未満ながら全くダメになっているわけでは無さそう。この段階で再度通電して計測したが状況は同じ。再度メイン基板をよくよく細かく見てみたら,なんとダイオードが分裂している。

API 8200A was broken, season II
SMC PENTAX-A MACRO 50mm F2.8, Pentax K-5

配線を追ってみると,DC入力コネクタからの±16Vがまずこのダイオードを経由し機器内の正負電源ラインに供給されるようだ。そして壊れたのがプラス側のダイオード。故にテスターで測っても全然プラス電源が履かれなかったわけである。取り敢えず,手持ちのダイオードで使えそうなもの(元々がおそらく1N4003だったのを1N4007)を探し出して取付,ついでに容量が既定値よりだいぶ下がってしまっているコンデンサをNichcon Muse KZの220µF/25Vで置き換え。で,通電してみたら正常電圧が計測できた。念のため,音声を通してみたけどこれもいたって正常。ディスクリートオペアンプには影響は出なかった模様。

以上,修理と再調整で2時間強で作業完了。修理も2度目ならなかなか手際よくやれるあせあせ

立て続けに,と言っていい程の日数で故障,しかもいずれも電源の異常によると考えられるNE5532の破断。ということで専用電源ユニットも新品の予備のものに替えてみた。予備と言ってもPSUは8200Aには1台に一個同梱されていて,かつ8200Aは1台のPSUからシリーズ接続で複数台に電源を供給できるので,1台未使用のまましまっておいたもの。今のところ,と云っても交換して一両日しか経っていないけど問題は無さそう。そしてもう一方の怪しいPSU,テスターで測った限りでは問題は無さそうなのだが,例えば24時間,ログをとりつつ計測しないと分からないような異常があるのかもしれない。

posted at 2012/10/13 14:53:24
lastupdate at 2012/10/13 14:53:24
edit
comments (2) || trackback (0)
separator
2012/10/01
8月頃にCrane SongのA/D,D/Aコンバータ,HEDD-192を購入していました。購入理由は,去年ぐらいに同社のモニターコントローラー,Avocetを始めて使ってその音の良さ,というか自分好みだにえらく感動し,以来Crane Songが気に入りすぎて,実は今年初めには同社のマイクプリアンプも買ってしまったし,新しいADCも欲しかったところに,財布事情もよろしき頃,丁度eBayにHEDD-192の中古が出ていたのでつい購入してしまった,と云うわけです。いつもの通り試用もせず「いきなり」の購入だったのですが,今回は音に対するフィロゾフィーが一致している,は言いすぎかもしれないけど,そう言える程重なっているように思えたので,外すことはまず無いだろうと。

Crane Song HEDD-192
SMC PENTAX-DA★16-50mmF2.8ED AL[IF]SDM, Pentax K-5

このHEDD-192,通常のADC,DACとして機能しますが,最大の特徴はDSP回路を内蔵し真空管,テープコンプレッションのアナログエミュレーションが行える,と云うことです。Crane SongはPro Tools用テープエミュレーション・プラグインPhoenixを出していて,HD及びHDX専用プラグインHeatの設計に関わっており,それらのいわばオリジンがHEDD-192に内蔵されている,と云うわけです。DSPはAD,DA,DtoD,Analog to Analogのいずれかにセレクターで選んで挿入するようになっている。ADC/DAC + αと機能もするし,デジアナ両フォーマットで使えるアウトボードとしても機能させることが出来る。自分の場合,現状主にミキシング時のSumming Mixerの最終出力のAnalog to Digitalに試用しているのだが,特にTape Emulationは麻薬的によく敢えてDSPを使わないようにしています。「!?」とお思いでしょうが,横着しすぎてしまいスキルダウンしかねないと云う不安がよぎるからあせあせ ですのでDSPをONにするのは,どうしてももう一息ムッチリさせたいとか,限られた場合にのみに使ってます。勿論,真空管エミュレーションは効果を最大にすると「らしく」歪んでくれるので,エフェクティブな使い方も可。

Non-DSPの音は国内代理店のStudio System Labの記述によると「AD/DCコンバータ部はきわめて高精度かつ色づけのないよう設計されています」とあり,さぞかしつまらない音なのでは,と思ってしまいそうですが,ナチュラルさ重視,無地のキャンバスに世界を構築する際の土台となるものと考えるならかなり頼りになるADC・DACと言えます。手持ちの類似機材,LavryBlue 4496,Benchmark ADC1,Waves MaxxBCLと比較してみたのですが中高域のスムーズさは,Jensenのトランスを採用しシルキーな聴かせ方をするMaxxBCLに近い印象。女性ヴォーカルの倍音のスムーズさは心地いいです。低音域はADC1程タイトで無いかわりに鳴りが良く,4496よりは明瞭な描写をする傾向で,歯切れがよく,その分元気があって押し出しがやや強い印象を受けた。十分なのびもあるけれども低音の整理にはHEDDが向いているような気も。

このクラスのこの手の機材において,使用しているADC,DACチップを見てその傾向を推し量る,なんてことは出来ませんが,参考までに記しておきますと,ADCにはCirrus Logic CS5381-KZZ,DACには同じくCS4398-CZZが使用されていた。Lynx Auroraと同じですね。ただAuroraほど繊細,裏を返せばやや細いか,と云う傾向とはまた違う印象。HEDDは緻密で精細なことを余裕で行っている印象で,神経質そうな感じはない。

そして中身にあわせて緑色のPULSEのラックも購入。

Crane Song HEDD-192
SMC PENTAX-DA★16-50mmF2.8ED AL[IF]SDM, Pentax K-5


【追記】
HEDD-192で一つ問題があるとすればアナログ入出力レベル。マニュアルに記載されているのはIN-OUT共にデジタルで0dBの時(フルスケーリングの時)+16dBmとなっている。つまり-12dBfs(-12dBの時0VU=+4dBm)でプロ用途機器としてはやや低めになっている。アナログ入出力には左右独立した調整トリムがついていて数dBの調整は可能となっているが,DAC出力は実際計測したところ最大で約+20dBm (-16dBfs)が限界で,例えば他の機器を-18dBfs(最大+22dBm)に統一している環境にHEDDを導入する際注意が必要となる。ADC部は,減衰させればいいだけなのか,-18dBsに調整でき,最大レベル+22dBmに対応可能。日本のスタジオでは-16dBfsに揃えていることが多いのでまず問題は無さそうだけど(ちなみにAVIDの機器の初期設定は-18dBfsだったか),ヨーロッパ系の機器中心にしていて-18dBfsにしている場合は要注意。って自分のことだけどあせあせ

posted at 2012/10/01 23:22:36
lastupdate at 2012/10/02 4:08:02
edit
comments (0) || trackback (0)
separator
2012/09/28
Amcron (海外でCrownというブランド,日本国内では商標の関係でAmcron)のパワーアンプ,D-150A IIがとあるネットオークションで1円スタートという形で出品され,数日観察していたところ,終了日近くになってもさほど落札価格が上昇せず,試しに2万円上限で入札したら程なく落札,GETしてしまいました。日本国内だと,状態にもよりますが,最低でも5万円以上,eBay等では$300〜ぐらいで,結構お得感があるところで落札出来た。

Amcron D-150A Series II
SMC PENTAX-A MACRO 50mm F2.8, Pentax K-5

この上位機種,DC-300A IIは大型コンソールを導入しているレコーディング・スタジオでよく見かけることの出来る知られた存在のパワーアンプで,自分もそのひとりなのだが,それとYamaha NS10M Studioの組み合わせに慣れ親しんだ人も多数いるかと,そしてD-150A IIはその出力を半分(4Ω接続時150W+150W)にしたモデル。今回購入したものは,内部を見てみるとメタルCANパッケージのOpAmp,National Semiconductor LF357Hが使われていたので初期〜中期型と思われる。

Amcron D-150A Series II
SMC PENTAX-A MACRO 50mm F2.8, Pentax K-5

落札から品物の到着までの間,いろいろネットで調べてみたら,それなりに年代物であることから音声回路中の電解コンデンサはReCap(コンデンサを置換する行為)したほうがいいとか,OpAmpも交換した方がいいとか,そんな個人的に興味がある情報(あるいは性に関わる情報?)が脳内増幅してしまって,当然のことのように到着後,正常動作確認後そうそうに改造を施してしまった。

電解コンデンサは,音声回路中に使われているELNA製標準品の10µF/50Vのもの4個と,同容量の日本ケミコンのもの1個をすべてELNA Silmic II (オーディオ用小型高級品)にリプレイス。ネットでよく散見するのはニチコンのMUSE KZシリーズ辺りに交換しているのだが,過去の経験則からSilmicのほうが個人的好みに近くなる可能性が高いはず,との理由で選択。OpAmpはBurr-Brown (Texas Instruments)のOPA604に交換。本当は高級オペアンプ(?)OPA627BP(1個3,980円でペアで約8K円)も用意しそれにかえるつもりだったのだが,スピーカーアウトから盛大なノイズ,テスターで測ってみると十数ボルトのDCがでてる,が発生し手の施しようが無かったので,押さえのつもりで用意しておいたOPA604A(1個500円)を使用。627もFET入力なのに何故?

Amcron D-150A Series II
SMC PENTAX-A MACRO 50mm F2.8, Pentax K-5

こちらのページを参考にしつつ各所テスターを使って調整。サービスマニュアルなどは米国CROWN社のこのページから入手可能。

音質の変化,ReCapによる差違は動作チェック程度の試聴で交換してしまったので比較できないのだが,OpAmp置換,OPA604にしたことで,個々の音がしっかり描写される傾向,粒立ちが向上し,やや賑やかすぎる感じが軽減された。歪みギターなどはより芯がある音になって存在感がある感じになった。あと,ついでに電源ケーブルをBelden 19364に交換しコネクタは5266BLに交換。

それ以前までに使っていたのがSANSUIのAU-α607XRという90年代中頃登場ののプリメインアンプ(仕様などはこちらのページで)で,比較してみるとサンスイの方は音楽観賞用アンプらしく中域をリッチにして分離の良さよりも全体の響を重視した感じなのに対してD-150A IIは分離の良さが際立つ,個々の音に芯があり,低音域も粒立ちもいいながら量感もある,よりモニタらしい傾向になった。長年スタジオで使われているだけのことはある。

何故今まで民生用アンプを使っていたかというと,重いから替えるのが面倒というのもあったけど,10M Studioではミックス時に小音量でバランス調整,音色微調整程度をするだけだったので,パワーアンプどうのこうのの優先順位がかなり低かったせい。今回期せずして安価で入手出来たためのリプレイスは,ちょっとしたハプニング。その代わり,言い訳がましいけど,音作りの大半を行うヘッドフォーン環境は,パーツ費だけで10万円は超えているだろうディスクリート自作HPAと,CardasのケーブルにリケーブルしているUltrasone Editon8を使っているので,投資的には通常ケースと全く逆になっているけどそれ相応なのでは,と思っている。普通数十万モニタ環境に投資するならGenelec辺りをまず揃えるけどあせあせ

と云ったわけで,やっぱり10M StudioとAmcronの組み合わせはいい,としみじみ感じております。と云ってもこの感覚は10M Studioと寝食を共に,と云っても過言では無いほど長年付き合ってきた,いかにもRecording Engineerのそれなのかもしれない。ので,ネットや雑誌の評判を鵜呑みにして最早中古でしか入手出来ないテンエムに手を出すと痛い目に合うかも,とは思う。別途,テンエムを良質のモニタとして鳴らすための経験とノウハウが必要になるから。しかしこれは残念ながら売っていない。代価を払ってそれを提供してくれる人はいるが。

と,後半,全然D-150A IIとは関係の無い話となりましたが,このアンプの改造・調整中,横着しすぎ,テンエム接続したままでやってしまったのでウーファーを片方ダメにしてしまいました。運良く近所に交換用パーツを扱っていて,かつ在庫有りのところがあったので事なきを得ましたが。もう販売開始以来20年は経とうかというのに(製造中止から約10年!?)パーツが入手可能なのは有り難いこと。ちなみにトゥイーター,ウーファーどちらも1個7千円前後程度で,取り寄せでOKならば入手困難なものでもない。

posted at 2012/09/28 22:40:00
lastupdate at 2012/09/29 6:01:22
edit
comments (0) || trackback (0)
separator
2012/09/27
数日ぶりにMixing用の機材群の電源を入れたら音が出ない状態に陥っていた。いつも配線などは同じにしているので,いずれかの機材に不都合が起こった模様。

配線を替えながら故障箇所を探してみたら,どうもSumming Mixの最終段に使っているAPIの8200Aから音が出ていないことが分かった。Pro Toolsのアナログアウトを30chバラ出しして8ch分はもう1台の8200Aで受け,もう16chはSPLのMixDream XPで受け,先の8200AのStereo OutをMixDream XPのExpansion Inに入れ,そのMixDream XPのStereo Outは他のOutboard経由後,Pro Toolsのアウト残り6chとともに最終Summingの8200Aに入れ,そのアウトはADCでデジタル変換し再びPro Toolsへ,と云うようにしているので,この8200Aが故障すると全く音が出ないこととなってしまう。

まず最初,電源の不良とか考えパワーサプライユニットの出力電圧を測ってみたが正常。電源コネクタの接触不良とか考え,抜き差しなどをやっていたら程なくして煙が立ち上るとともに,ケミカル物の焦げている臭いが鼻腔に突き刺さる。

素早く電源を落とし,煙の出た8200Aを開腹。予想としては電解コンデンサあたりが破裂したのかと考えていたのだが,目視ではそれらしい箇所が見受けられなかった。そこで故障箇所を確認するために再度電源を投入してみた。すると,8200Aはプリント基板が2段構成になっているのだが,その2層構造の間から煙がもくもく。となると故障箇所に到達するためには上段の基板を取り外す必要がある。その基板はPAN,SEND1-2のポテンショメータが直づけされており,基板を外すためには全部のボリュームノブを外して(総数4*8の32個),ボリューム固定のプレートを外す,と結構手間がかかるのでできればやりたくはなかったのだが,この期に及んでそんなことも言っていられない。ちなみにボリュームノブを外すには六角レンチが必要となるのだが,そのサイズはインチ規格の0.05インチ(1/20)で日本国内では特殊な部類のサイズなので注意が必要。

そして,ようやく故障箇所を確認。こんなことになっていた。

API 8200A was broken
SMC PENTAX-A MACRO 50mm F2.8, Pentax K-5

こんな見事に焼けて昇天しているOpAmpを見るのは初めてかもしれない,と言うほどに逝っている雫 しかも割れてるし。OpAmpはTexas InstrumentsのNE5532。音響機器では定番的DualのOpAmp。NE5532は経験則からそれほどタフなOpAmpではない(割とデリケート)という認識だったけど,なにもこんな唐突に,という感じ。基板のパターンを追ってみるとSoloバスのSummingと出力Bufferの機能を担っているようで,DAW用Summing Mixerとしてはその機能を使わないから取り外したままでも実用上問題ないけれども,一応,今後のためにICソケットをかまして手持ちにあった(いわば当然のごとく)NE5532で置換。逝ってしまったのはLeftチャンネル分だけだったのだが,念のためにもう一方のほうも同様な処置を施しておいた。

API 8200A was broken
SMC PENTAX-A MACRO 50mm F2.8, Pentax K-5

と言ったところで修理完了。オール・アナログだと手の施しようがそれなりにあるので割と楽かも。ついでに2510周辺で使われている無極性電解コンデンサの写真。

API 8200A was broken
SMC PENTAX-A MACRO 50mm F2.8, Pentax K-5

この事件に際し,いろいろネットで調べ回っていたら,なんと,APIのSite国内代理店のサイトを見てると8200Aがリストから外れている(製品ページも削除されている)ことに今更気がついた。既にディスコンと云うことか?2代目を購入した頃,2010年春頃はまだ掲載されていたと思うんだけど。

posted at 2012/09/27 7:37:08
lastupdate at 2012/09/28 22:45:38
edit
comments (0) || trackback (0)
separator
2012/09/10
久し振りに,オーディオ,というかレコーディング機器関連のディープなお話。3月にアップしたあるコンデンサに関するエントリのその後,です。

Daytonのフィルムコンデンサを組み込んだ機器はUniversal Audio 1176AE。電解コンデンサはすべて交換しているし(Elna Silmic IIとJensenに交換),インプットトランスはヴィンテージのオリジナルUTC O-12に交換してるし,もう1176AEオリジナルの音がどんなだったか思い出せない程改造してしまっているのに,さらなる改造を施してしまった。

改造内容は50Hz以下の低音をカットするハイパスフィルターの搭載。今年の初め頃にハイパスフィルター(ローカットフィルター,HPF)を搭載していないマイク・プリアンプを使い始めたので,その関係上。若干時間は前後してしまうのだが,ShureのA15HPというインラインのHPFも試してみたのだが,スタジオ・レコーディングには質の面で今ひとつという印象を受けたので,やっぱり1176AEにHPFを内蔵してしまおうと相成った。

レコーディングにおいて,特にVocal Recording,HPFは必ずしも必要では無いのですが,録音後EQプラグインでカットすればいい話でもあるし。ただ,編集のしやすさ,効率化をはかるなら,録る段階で数十Hzオーダーの周波数はある程度オミットしておいた方が都合がいいからです。例えば空調関係,或いは何らかの振動で20Hzぐらいの音が絶えずある程度の大きさで収録音に混入しいたとします。この時波形のゼロクロスポイント(交流振幅の中心となるぽいんと)は25msecに一回現れ,波形の1周期は50msecとなる。音同士を波形レベルでつなげる場合,ゼロクロスポイント同士で接続すると最もスムーズに出来,20Hzの信号が混入している場合25msec毎,波形の振幅を考えれば50msec毎に接続するポイントがあることになり,接続する音の一方を最大で25ms移動させる必要が出てきてしまう。25/1000秒,1/40秒,たいしたこと無い時間にも思われるが,BPM120の場合,一拍960 ticksのとき48 ticksになってしまう。もうちょっとで64分音符程度の時間。波形を繋ぐためにこれだけの時間を移動させてしまっては,楽曲中におけるタイミングは結構印象の違うものとなってしまう。では,どうすれば,と云っても話は簡単で,殆ど音に影響を与えない数十Hzレンジの低音域を,録音の段階で,ADCに入力する手前でカットしてしまえばいい。それでHPF,というわけ。

1176AEへの組み込みはXLRコネクタの直後にフィルムコンデンサを挿入する形で実現してみた。その後に続くINPUTアッテネータとの組み合わせでHPFが形成される。ただし,INPUTアッテネータのポジジョンによっては若干カットオフ周波数がずれてしまうのだが,それはアッテネータの両端辺りなので実用上問題無いだろうと判断。そして,HPFを必要としない場合はターミナルの方から入力しコンデンサを介さないようにする。音の方は,選び抜いた甲斐あってか(?),殆ど変化無く低音域だけをカットすることができた。

HPF to 1176AE
SMC PENTAX-A MACRO 50mm F2.8, Pentax K-5

フィルムコンデンサはむき出しのままではなく銅板でシールドしてます。このアイデアはたまたま見かけた『YAMAHA NS-10M フルチューン』というページにインスパイアされたのと,前出「今年の初め頃に導入した」Mic Preampの入力段において使われていた大きめのフィルムコンデンサに似たような処置が施されていて,そのまね。0.5mm厚の銅板をコンデンサに巻き付け,ハンデで封をし,純銀線をハンダ付け,それをケースに接続しグラウンドに落としてます。

殆ど「空中配線だし,念のためのノイズ対策」つもりだったのだが,その銅板によるシールド前と後をそれぞれ録音して比較してみたら意外と違いが出た。シールド後の方がやや落ち着いた,しっとりとした感じになる。この文章を書きつつ,シールドしたことによってグランドとの静電容量を持ってしまったから!?と思ったのだが,ハイ落ちしているわけでも無く,結果オーライと云うことであせあせ

と云うわけで,Dayton MPF 10µF (±5%)をバランス信号のHOT,COLD両方に挿入した周波数特性はこのような感じ。

HPF to 1176AE

赤いラインは元々の特性。減衰カーブは割と緩やかでAvalon DesignのM5のHPFと似たような特性になっている。この程度でも,完全カットとは行かないけれども,上記目的には効果有り。

お勧めな改造,と云うわけでは無いですが,ノイズ対策を工夫すれば外付けでも行けそうなので1176系を使っていて録音段階でローカットしたい場合,一考の価値がある処方,かも!?

posted at 2012/09/10 15:40:40
lastupdate at 2012/09/10 15:40:40
edit
comments (0) || trackback (0)
separator