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Pickup Photo!

2008/01/06 :: Direct Box? Isolation Box?
真空管マイクプリの製作の過程で余ったアウトプットトランス,Lundahl LL1524予定通り,用途的にはアイソレーション・ボックスみたいなものを作ってみました。アイソレーション・ボックスってのは機器間で信号を受け渡す際,トランスなどを使って物理的結合無しに信号を受け渡す装置。アナログ音声で使用する場合は機器のシャーシが電気的に接続することでノイズが発生する原因になる場合があるのでそれを回避するために使われる,だった?スタジオ内のレコーディングでは滅多に使わないのでその程度の知識[:あせあせ:]
!!$img1!!本当はGound Liftスイッチを装備してグラウンドに落とすかどうかを選択するスイッチをつけるべきなのだがまだ未装備。取りあえずはLL1524による音色変化を楽しむプチエフェクタ的に機能してもらえればこれでも十分。ただ単純なIsolation BoxじゃなくJensenのApplication Schematicsと云うページに掲載されている回路を参考にバランスライン用のステレオをモノにするパッシブのモノラーみたいなモノにも発展させてみようかとも考えてる。ギターをとる時とか2本のマイクの音を混ぜたい時と
かに使えそう,というか使うつもり。
ケースはいろいろ迷ったのだが見た目と値段でTAKACHIのアルミダイキャストケース,TD10-15-4Bと云う型番のケースに詰め込んでみた。相変わらず金属加工はヘタだ。というか基本に非忠実に加工しているため穴位置がずれ,写真では余り分からないのだが微妙にXLRコネクタのところに隙間があったりする[:あせあせ:] イン側はCLIFFのステレオフォーンジャックを使ってTRSにも対応させてみている。Lundahlのトランスは基板実装タイプなのでユニバーサル基板にはんだ付けしてケースに入れビスで止めている。
!!$img2!!この今のところIsolaiton Boxの出来損ない,音質の方は以前LL1524を購入した時のレポート通り,実にまろやか。炒め物に大さじ一杯料理酒を入れた感じ!? まぁそれ以上の効果はあるけど。また,これはパッシブ,つまり電源いらずなので例えばポータブル音楽プレーヤーとHPAの間に挟むといいかもしれないけど,トランス1個125グラムでステレオで250グラム。ケースやコネクタで500gぐらいで,ちと重い。コストの方はリード線やはんだはカウントしないで約18,000円程度。意外に高い?一個7,200円の出力トランスを2個使っているからこれは致し方ない。
真空管マイクプリの製作の過程で余ったアウトプットトランス,Lundahl LL1524予定通り,用途的にはアイソレーション・ボックスみたいなものを作ってみました。アイソレーション・ボックスってのは機器間で信号を受け渡す際,トランスなどを使って物理的結合無しに信号を受け渡す装置。アナログ音声で使用する場合は機器のシャーシが電気的に接続することでノイズが発生する原因になる場合があるのでそれを回避するために使われる,だった?スタジオ内のレコーディングでは滅多に使わないのでその程度の知識[:あせあせ:]
!!$img1!!本当はGound Liftスイッチを装備してグラウンドに落とすかどうかを選択するスイッチをつけるべきなのだがまだ未装備。取りあえずはLL1524による音色変化を楽しむプチエフェクタ的に機能してもらえればこれでも十分。ただ単純なIsolation BoxじゃなくJensenのApplication Schematicsと云うページに掲載されている回路を参考にバランスライン用のステレオをモノにするパッシブのモノラーみたいなモノにも発展させてみようかとも考えてる。ギターをとる時とか2本のマイクの音を混ぜたい時と
かに使えそう,というか使うつもり。
ケースはいろいろ迷ったのだが見た目と値段でTAKACHIのアルミダイキャストケース,TD10-15-4Bと云う型番のケースに詰め込んでみた。相変わらず金属加工はヘタだ。というか基本に非忠実に加工しているため穴位置がずれ,写真では余り分からないのだが微妙にXLRコネクタのところに隙間があったりする[:あせあせ:] イン側はCLIFFのステレオフォーンジャックを使ってTRSにも対応させてみている。Lundahlのトランスは基板実装タイプなのでユニバーサル基板にはんだ付けしてケースに入れビスで止めている。
!!$img2!!この今のところIsolaiton Boxの出来損ない,音質の方は以前LL1524を購入した時のレポート通り,実にまろやか。炒め物に大さじ一杯料理酒を入れた感じ!? まぁそれ以上の効果はあるけど。また,これはパッシブ,つまり電源いらずなので例えばポータブル音楽プレーヤーとHPAの間に挟むといいかもしれないけど,トランス1個125グラムでステレオで250グラム。ケースやコネクタで500gぐらいで,ちと重い。コストの方はリード線やはんだはカウントしないで約18,000円程度。意外に高い?一個7,200円の出力トランスを2個使っているからこれは致し方ない。
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2008/01/31
10月終わり頃のエントリでちょっと触れたフランス人アーティストのミックス仕事,ですがもう発売になっていましたね。アーティスト名はYsa Ferrerと云う人で英語版のWikipediaによるとアルジェリア生まれで現在パリで活動しているの35歳の女優,シンガー,だそうです。
で,今回やらせて貰ったのは今月発売の最新シングル「To bi or not to bi」のMaxi Single Remix集に収録されている「To bi or not to bi (Tokyo Toy Remix)」というトラックで,コンストラクションはテクノポップユニットMotocompoの頭脳,Dr. Usuiがやって,MixingはMacoteauと云う形でやりました。もしかしたら海外アーティストの仕事って初めてかも。
って,話してるとインターナショナルで派手な雰囲気はありますが実際はYsaサイドからのオファーやチェックなども含め全部ネット経由でやりとりしていて,ファイルを送ったり送られたり,Windows Messengerであそこをこうしてとか,そんなこんなで全然顔を合わせることなく作業を進めてました。まぁUsuiクンとは勘どころが分かる間柄でもあるのでオンラインでも十分にやれてしまうのですが。行く行くはこんな風にスタジオを使わずネット経由で,SkypeなりMessengerを駆使しつつ,仕事ができるようにしたい,しかも国境を越えて,と考えていたりしているのでいろいろ楽しめた仕事でした。勿論音の方も楽しめますよ,少なくとも自分のやった分は
というわけで機会があれば聴いてやってください。
で,今回やらせて貰ったのは今月発売の最新シングル「To bi or not to bi」のMaxi Single Remix集に収録されている「To bi or not to bi (Tokyo Toy Remix)」というトラックで,コンストラクションはテクノポップユニットMotocompoの頭脳,Dr. Usuiがやって,MixingはMacoteauと云う形でやりました。もしかしたら海外アーティストの仕事って初めてかも。
って,話してるとインターナショナルで派手な雰囲気はありますが実際はYsaサイドからのオファーやチェックなども含め全部ネット経由でやりとりしていて,ファイルを送ったり送られたり,Windows Messengerであそこをこうしてとか,そんなこんなで全然顔を合わせることなく作業を進めてました。まぁUsuiクンとは勘どころが分かる間柄でもあるのでオンラインでも十分にやれてしまうのですが。行く行くはこんな風にスタジオを使わずネット経由で,SkypeなりMessengerを駆使しつつ,仕事ができるようにしたい,しかも国境を越えて,と考えていたりしているのでいろいろ楽しめた仕事でした。勿論音の方も楽しめますよ,少なくとも自分のやった分は

posted at 2008/01/31 23:19:43
lastupdate at 2008/02/17 2:31:49
【edit】

2008/01/26
CLAROSTATというメーカー(Made in MEXICOって書いてある)のポテンショメータ,可変抵抗器,ボリュームを大量に,といっても10個ほどだけど,海外から取り寄せた。
詳細はまた後ほど書くつもりなのだが,音響機材の某Compressor,2台所有しているのだがそれの特性を揃えるため,InputとOutputのボリュームを特性のそろったものに換えれば特性がよりましなぐらい揃うかなと考え,そのCompressorに使われているのがCLAROSTAT製のもの(たぶんMILスペック)だったのだ。
最初eBayで安く出ていたので,4個セット格安$12ぐらい,送料もそれぐらいで合計$25ぐらいで入手したのだが,届いたブツの特性カーブが想定していたものと違っていて使えなかった,という中失態を犯してしまった
出品のページにはAudio Taper,日本風に云えばAカーブ,と書いていたのだが届いた実物はReverse Audio Taper,つまりCカーブで音量調節のボリュームには使えない(強引に使おうと思えば使えるけど実用的じゃない)。返品するのも面倒臭そうだし,型番から自分でしっかりリサーチしなかったのも悪かったかもと,値段も値段だし諦めた。
そして,今度はちゃんとしたものを,eBayでは見つけられなかったので米国のオンラインショップ,Newarkと云うところ,CLAROSTATのボリュームを扱っているところはあんまり無いようでやっと見つけた,で見つけ注文。そのショップ,結構CLAROSTATの品揃えが充実している。今度は格安と云うわけにはいかず1個当たり約$25。10KΩ Audio Taperを4個と,あとついでに自作Mic PreAmpの改造用に100KΩ Audio Taperを2個注文。現状東京コスモス電機製の1個620円のものを取り付けているのだがあまり特性が揃っていなくて前々から使用パーツを見直そうと思っていた。
そのNewark,発送方法は各種選択できるのだがどの方法で幾らかかるとか今ひとつ分かりづらく,取りあえず「UPS Intl. Next Day Air」を選択して注文。21日注文を入れて今日26日到着(TrackerのReportでは丸一日税関で足止めを食らったみたい),確かに滅茶苦茶速かったんだけどUPSの伝票を見てがっくり。送料$70.62だって。遅くていいからEMS,米国で云えばUSPSにしとけば良かった,大反省
取りあえず100KΩの方の特性をテスターで計測して(各ポジションの抵抗値を読むという原始的な方法)Excelで計算してみたら最大で1dBぐらいのずれがある程度だったので,まぁなんとか,マスタリング・ユースでもないしと云うことで取り替えることに決定。というか1個あたり送料込みで$37ぐらいかかっているのだから,110円換算で4000円ぐらいか,使い倒さないわけにはいかない。それにしてもここ数ヶ月,コンデンサ買い集めたりポテンショメータ買い集めたりそろそろお店を出そうか,ぐらいの勢いだ
詳細はまた後ほど書くつもりなのだが,音響機材の某Compressor,2台所有しているのだがそれの特性を揃えるため,InputとOutputのボリュームを特性のそろったものに換えれば特性がよりましなぐらい揃うかなと考え,そのCompressorに使われているのがCLAROSTAT製のもの(たぶんMILスペック)だったのだ。
最初eBayで安く出ていたので,4個セット格安$12ぐらい,送料もそれぐらいで合計$25ぐらいで入手したのだが,届いたブツの特性カーブが想定していたものと違っていて使えなかった,という中失態を犯してしまった


そのNewark,発送方法は各種選択できるのだがどの方法で幾らかかるとか今ひとつ分かりづらく,取りあえず「UPS Intl. Next Day Air」を選択して注文。21日注文を入れて今日26日到着(TrackerのReportでは丸一日税関で足止めを食らったみたい),確かに滅茶苦茶速かったんだけどUPSの伝票を見てがっくり。送料$70.62だって。遅くていいからEMS,米国で云えばUSPSにしとけば良かった,大反省



posted at 2008/01/26 18:03:10
lastupdate at 2008/03/05 18:29:09
【edit】

2008/01/24
昨年の秋ぐらいから新しくマイクを購入したいと考え,真空管ドライブだけど割とオールラウンドに使えそうなAudio Technica AT4060を候補にして,中古でもいいので何となく安い出物を探していた。海外のショップでは新品で$800前後,それでも国内で買うより大分安いけど,もう一息$600ぐらいのがあればと探してた。それにしてもAudio Technicaのプロ用マイクって何で日本国内では高いのだろう。1ドル=200円換算ぐらいなのかなぁ?
そんな折,eBayでNeumannのTLM127,中身は新品だけど一度パッケージを開封しているものが約$1,000で出品されているのを発見。ただし専用サスペンションが付属せず木箱も付属しない一番シンプルな構成のものなのだが,それが国内だとセットで市場価格28万円ぐらいのものが$1,000って,安い
ただ,NeumannのTLMシリーズは余り使ったことがないし,昔一度エントリークラスのTLM103(それでも10万円ぐらいはしますが)を,とある女性ボーカルで他に選択肢がなかったためやむなく使った時やたら高音域が張り付く感じ,なんか飽和しまくっている感じにワンコーラスも終わらないうちに曲を止めてマイクを交換したぐらいで,余りというか全然いい印象がなかった。その時使っていたマイクプリは確かAMEKのChannel in a Boxだったのでそれと相まってひどいことになったのかもしれないけど。TLM127に使われているカプセルがTLM103に使われているK103のモディファイ版のK127を使用していると言うことで懸念が増幅する。でも,ネットで海外の製品レビューなんかを見てみると(日本国内では見かけなかった)確かにHigh上がりな傾向だけど基本的にはしっかりした音で,オールラウンドに使えるようなことが書いてあったので「これは結構使えるのか」と。また同じNeumannの定番中の定番U87Aiよりも明るくてAudio Technica系,まぁAT4060よりはシャリシャリしていないのだがあればベストとは思っていたので「これはもしかしたら丁度いいのかも」と。ここのところ断続的にレコーディングしている女性ボーカル,87だと暗すぎるしAT4060だともうちょっと押さえたい感じ,がまさにそんなキャラのマイクとマッチしそうな感じがする。それに当初の候補AT4060,ここのところよく使う何れのスタジオにも常備されているのでわざわざ自分で買う必要もないか,と。そんなことを考えていくうちに我が購買意欲はすっかりカタパルトにセットされ,いざ発進。
多少の競り合いはある程度覚悟していたのだが,競り合いも無くすんなり落札。あっけなく$1,000でGET。送料はNYからで$43。クレジットカードには換算レート:111円ぐらいで計算された請求があり,送料込み日本円で¥116,000ぐらい。新品だというのに国内の半分以下,TLM103並みの値段。安いのは良かったが競り合いにもならないほど不人気なのかと多少の不安を抱きつつ,一週間も経たないうちにブツが到着。中身は確かに新品。珍しいブラックもなかなかAudio Technicaっぽくていいかも?
それで肝心の音の方はというと,こればっかりは自宅で音質チェックというわけにも行かないので,いきなりの実践投入で様子見。丁度,生もの中心の,よく考えたらオール生かも,レコーディングが暫く続くのでマイクテストにはナイスタイミング。
まずはDrums,KickのOutsideに使っていたNeumann U47fetと置き換えて使ってみた。U47fetのようなテンエムのウーファーを激しく痛めつけるような100Hzのちょい上辺りのピーク感もなく,しかしLow Endまで十分に延びていて扱い安い感じの音が録れた。男性Vocal(Soul・Funk系)にも使ってみたのだが,Mic PreAmpにAvalon Design M2を使ったせいもあるのか,高音域成分まで非常に滑らかできめの細かい音をしている。TLM127の説明書に書いてあるのだが,EQのShelvingでHighを挙げるより自然になだらかにBoostされる,最大で+3dB,みたいなことが書いてあるのだがまさにその通りで,明るいけどDIP感はなく,ほどよくクリスピーで心地がいい感じ。特性的にはPro ToolsのPlugin,McDSP FilterBankのShelvingのSlopを1.0にセットしFrequencyを十分低いところからあおったような感じに近いかも。そういう設定でFilterBankを使うことが多いので,特にVocalではMacoteau的には好都合な特性のMicかもしれない。同じVocalistの大分前に録音したテイク,確かNeumann U67とGML 8300との組み合わせだったろうか,と参考のために聞き比べてみたのだが,確かに独特の音の太さとかHighのシルキーな感じは無いもののまた違う存在感,力強さを再現するのに適しているように思えた。あとTrumpetにも使ったのだがAKG 414などとはまだ違う明るさ,ピーク感のないナチュラルな明るさでなかなかよろしかった。アコギにも使ってみたのだが,シャリシャリな響きが欲しかった場面だったので一度はTLM127でトライしたものの最終的には手持ちのAudio Technica AT4047にしてしまった。
と云ったところで,速くも結構お気に入り。今のところいい買い物をしたと言えるでしょうか。何たって$1,000で買ったんだからコストパフォーマンスは高すぎ
ただ30万円弱のマイクとしたらまぁ値段相応な印象。日本国内では市場価格がU87Aiとほぼ同じで価格レンジからするとU87Aiのトランスレス版のリファレンス・モデルぐらいの位置づけなのかと思われるが,音の方もU87Aiとは毛色は違うもののオールラウンドに使えるMicのように思える。むしろU87Aiのような時として中低域が変にモコッとした感じになってしまうことが無いのでU87Aiよりも使いやすいかもしれない。
そんな折,eBayでNeumannのTLM127,中身は新品だけど一度パッケージを開封しているものが約$1,000で出品されているのを発見。ただし専用サスペンションが付属せず木箱も付属しない一番シンプルな構成のものなのだが,それが国内だとセットで市場価格28万円ぐらいのものが$1,000って,安い

ただ,NeumannのTLMシリーズは余り使ったことがないし,昔一度エントリークラスのTLM103(それでも10万円ぐらいはしますが)を,とある女性ボーカルで他に選択肢がなかったためやむなく使った時やたら高音域が張り付く感じ,なんか飽和しまくっている感じにワンコーラスも終わらないうちに曲を止めてマイクを交換したぐらいで,余りというか全然いい印象がなかった。その時使っていたマイクプリは確かAMEKのChannel in a Boxだったのでそれと相まってひどいことになったのかもしれないけど。TLM127に使われているカプセルがTLM103に使われているK103のモディファイ版のK127を使用していると言うことで懸念が増幅する。でも,ネットで海外の製品レビューなんかを見てみると(日本国内では見かけなかった)確かにHigh上がりな傾向だけど基本的にはしっかりした音で,オールラウンドに使えるようなことが書いてあったので「これは結構使えるのか」と。また同じNeumannの定番中の定番U87Aiよりも明るくてAudio Technica系,まぁAT4060よりはシャリシャリしていないのだがあればベストとは思っていたので「これはもしかしたら丁度いいのかも」と。ここのところ断続的にレコーディングしている女性ボーカル,87だと暗すぎるしAT4060だともうちょっと押さえたい感じ,がまさにそんなキャラのマイクとマッチしそうな感じがする。それに当初の候補AT4060,ここのところよく使う何れのスタジオにも常備されているのでわざわざ自分で買う必要もないか,と。そんなことを考えていくうちに我が購買意欲はすっかりカタパルトにセットされ,いざ発進。

それで肝心の音の方はというと,こればっかりは自宅で音質チェックというわけにも行かないので,いきなりの実践投入で様子見。丁度,生もの中心の,よく考えたらオール生かも,レコーディングが暫く続くのでマイクテストにはナイスタイミング。
まずはDrums,KickのOutsideに使っていたNeumann U47fetと置き換えて使ってみた。U47fetのようなテンエムのウーファーを激しく痛めつけるような100Hzのちょい上辺りのピーク感もなく,しかしLow Endまで十分に延びていて扱い安い感じの音が録れた。男性Vocal(Soul・Funk系)にも使ってみたのだが,Mic PreAmpにAvalon Design M2を使ったせいもあるのか,高音域成分まで非常に滑らかできめの細かい音をしている。TLM127の説明書に書いてあるのだが,EQのShelvingでHighを挙げるより自然になだらかにBoostされる,最大で+3dB,みたいなことが書いてあるのだがまさにその通りで,明るいけどDIP感はなく,ほどよくクリスピーで心地がいい感じ。特性的にはPro ToolsのPlugin,McDSP FilterBankのShelvingのSlopを1.0にセットしFrequencyを十分低いところからあおったような感じに近いかも。そういう設定でFilterBankを使うことが多いので,特にVocalではMacoteau的には好都合な特性のMicかもしれない。同じVocalistの大分前に録音したテイク,確かNeumann U67とGML 8300との組み合わせだったろうか,と参考のために聞き比べてみたのだが,確かに独特の音の太さとかHighのシルキーな感じは無いもののまた違う存在感,力強さを再現するのに適しているように思えた。あとTrumpetにも使ったのだがAKG 414などとはまだ違う明るさ,ピーク感のないナチュラルな明るさでなかなかよろしかった。アコギにも使ってみたのだが,シャリシャリな響きが欲しかった場面だったので一度はTLM127でトライしたものの最終的には手持ちのAudio Technica AT4047にしてしまった。
と云ったところで,速くも結構お気に入り。今のところいい買い物をしたと言えるでしょうか。何たって$1,000で買ったんだからコストパフォーマンスは高すぎ

posted at 2008/03/05 18:23:23
lastupdate at 2008/03/05 18:23:45
【edit】

2008/01/23
[musique]
先月行ったVuenos Tokyoでのイベントで知り合ったCage,Maiを含めたユニット?プロジェクト?チーム"BGM" (Bad Girl Music)が初ライブと言うことでちょっとのぞいてきました。
ちょっと変わったメンバー構成で前述の二人がVocalでMCとDJ,そしてDancerが一人という構成。でもこういうのってtrfとかと一緒か
で,パフォーマンスの方はと云うとまだ諸々ぎこちなさ,というかお互い遠慮気味なのか,かみ合わせの悪さ見たいのは見受けられましたが,各人のポテンシャルはかなり高い(そうな)ので今後の展開が楽しみ。楽曲とかはクールでひとりニヤニヤしながら聴いてました。
MCのSHEEP。風貌からして年長者,30代もあり得る,と思っていたらまだ二十代前半だそうで
元々はレゲエ系のラッパーだそうだ。
ちょっと変わったメンバー構成で前述の二人がVocalでMCとDJ,そしてDancerが一人という構成。でもこういうのってtrfとかと一緒か

で,パフォーマンスの方はと云うとまだ諸々ぎこちなさ,というかお互い遠慮気味なのか,かみ合わせの悪さ見たいのは見受けられましたが,各人のポテンシャルはかなり高い(そうな)ので今後の展開が楽しみ。楽曲とかはクールでひとりニヤニヤしながら聴いてました。
MCのSHEEP。風貌からして年長者,30代もあり得る,と思っていたらまだ二十代前半だそうで

posted at 2008/01/23 22:57:24
lastupdate at 2008/01/23 22:57:24
【edit】

2008/01/22
昨年末真空管を交換して,出力トランスも載せ替えて一応の完成をみた自作真空管マイクプリアンプ,名付けてMacoteau Dual Mono Mic PreAmplifier。ちょっと気になっていた,と云うかいずれは実験してみないといけないなぁと思っていたファンタム電源用回路の電解コンデンサを所謂オーディオ用高級品に交換してみた。
以前書いた通りファンタム電源(コンデンサマイク駆動用の電源,一般的には48V)用回路はGyraf Audio DIY G9 Tube Microphone preamplifierの回路,三倍電圧整流後TIP121というNPNパワーダーリントントランジスタを使った回路を使っているのだが,そこに使われている整流用の電解コンデンサを取りあえず正常動作優先と云うことででNichiconの標準グレードのもの(濃い茶色)を使っていた。しかし,ディカップリングコンデンサを換えると音が変わるんだったらファンタム電源でもそこに使われている平滑用コンデンサを換えれば音に影響が出るのではと考え交換してみた。
回路の中(PDF)で47µF/50VをここのところMy FavoriteなSILMIC II (RFS),100µ/63VところをNichicon MUSE FGに換えてみた。MUSE FGは耐圧と大きさとの兼ね合いで。本当はMUSE KZかSILMIC IIにしたかったけど,丁度いい大きさのものが無かったのでFGで妥協。
で,交換の効果は。なかなか素晴らしい。以前よりも中域が豊かになりふっくらとした感じ。堅めの音もしっとりとした感じになりなんかSILMICの特徴が思いっきり反映した結果となりました。ファンタム電源をどちらかというとおまけ的なものと認識していたのだが,ここまで音に影響を与えるとは(コンデンサマイク使用時に限るが)ちょっと目から鱗です。
以前書いた通りファンタム電源(コンデンサマイク駆動用の電源,一般的には48V)用回路はGyraf Audio DIY G9 Tube Microphone preamplifierの回路,三倍電圧整流後TIP121というNPNパワーダーリントントランジスタを使った回路を使っているのだが,そこに使われている整流用の電解コンデンサを取りあえず正常動作優先と云うことででNichiconの標準グレードのもの(濃い茶色)を使っていた。しかし,ディカップリングコンデンサを換えると音が変わるんだったらファンタム電源でもそこに使われている平滑用コンデンサを換えれば音に影響が出るのではと考え交換してみた。

で,交換の効果は。なかなか素晴らしい。以前よりも中域が豊かになりふっくらとした感じ。堅めの音もしっとりとした感じになりなんかSILMICの特徴が思いっきり反映した結果となりました。ファンタム電源をどちらかというとおまけ的なものと認識していたのだが,ここまで音に影響を与えるとは(コンデンサマイク使用時に限るが)ちょっと目から鱗です。
posted at 2008/01/22 6:21:12
lastupdate at 2008/03/05 17:51:26
【edit】

2008/01/17
[rec pt]
柔らかいのはタイトルだけ,否,ある意味硬い?
と,不健全な期待を裏切りつつ,今回は再び,ProToolsにまつわるDEEPな話。
12月の中旬に「バウンスによる音の変化」と題したレポートを書きましたが,その続き。
前回はPro ToolsにおいてバウンスするよりS/PDIF経由でもいいので別のレコーダで録音した方がゴージャスになるという旨のことを書きましたが,そこで一つの疑問が湧き起こりました。Pro Toolsで使用しているAudio Interfaceは888|24なのですが,S/PDIFで出力したものを再び888|24のS/PDIF INに入力し,これを再生中のSession File内で録音したら音質的にはどうなるのだろう?と。例えば「バウンスするよりも一度Digital Outで外出しした方が音質的には有利」と仮定するならばS/PDIFのINとOUTを直結してしまうちょっとアホな方法でも有効なのかもしれない。
と云うことでテストしてみました。とはいうものの再生するだけでやっとな状態のSessionに新規にStereo Trackを作って録音するのは結構つらい,24MIXでは。実際「The PCI is too busy ofr DAE to communicate reliably with the audio hardware. (-6042)」というダイアログが表示され頻繁に止まる。取りあえず24MIXでは実用的な方法ではないのかも。
それでも何とか録れたピースを集めて音質比較をしてみました。なかなかS/PDIF経由で外出しし別PCで録音したものとかなり近い印象。ちなみにデジタルケーブルは同じものを使用してケーブルによる音の変化が無いようにしている。しかし微妙なところでちょっと印象が違う。まず,低音域は別PCで録音したものの方が僅かながら重量感があり伸びがいい。迫力はこっちの方が上回っている。あと,テストに使ったSessionは女性ボーカル数人で唄っているものだったのだが,ボーカルがより前に出てきて張りがあるのはこれまた別PCで録音した方。もう一方の方は僅かに引っ込んだ,オケやReverbにちょっと沈みがち。
と云うわけで僅かながら,そして面倒くさいことに別PCで2mixを録音した方がいいと今回のテストでは結論づけることができるだろう。ただ,これがPro Tools自体が悪いのか,それともInterfaceに使っている888|24のDigital Inputが悪いのか,はたまた別PCのAudio Interfaceに使っているRME Digifaceが優秀なのか今ひとつ分かりませんが
いつまでも888|24を使っていると思うなよ来週には今更だけどあの憧れの……ということでもしかしたらこのネタで新たな展開があるかも。とは言うものの安定性から言えば外出し別PCが最善の方法ではあるのだが
と,不健全な期待を裏切りつつ,今回は再び,ProToolsにまつわるDEEPな話。
12月の中旬に「バウンスによる音の変化」と題したレポートを書きましたが,その続き。
前回はPro ToolsにおいてバウンスするよりS/PDIF経由でもいいので別のレコーダで録音した方がゴージャスになるという旨のことを書きましたが,そこで一つの疑問が湧き起こりました。Pro Toolsで使用しているAudio Interfaceは888|24なのですが,S/PDIFで出力したものを再び888|24のS/PDIF INに入力し,これを再生中のSession File内で録音したら音質的にはどうなるのだろう?と。例えば「バウンスするよりも一度Digital Outで外出しした方が音質的には有利」と仮定するならばS/PDIFのINとOUTを直結してしまうちょっとアホな方法でも有効なのかもしれない。
と云うことでテストしてみました。とはいうものの再生するだけでやっとな状態のSessionに新規にStereo Trackを作って録音するのは結構つらい,24MIXでは。実際「The PCI is too busy ofr DAE to communicate reliably with the audio hardware. (-6042)」というダイアログが表示され頻繁に止まる。取りあえず24MIXでは実用的な方法ではないのかも。
それでも何とか録れたピースを集めて音質比較をしてみました。なかなかS/PDIF経由で外出しし別PCで録音したものとかなり近い印象。ちなみにデジタルケーブルは同じものを使用してケーブルによる音の変化が無いようにしている。しかし微妙なところでちょっと印象が違う。まず,低音域は別PCで録音したものの方が僅かながら重量感があり伸びがいい。迫力はこっちの方が上回っている。あと,テストに使ったSessionは女性ボーカル数人で唄っているものだったのだが,ボーカルがより前に出てきて張りがあるのはこれまた別PCで録音した方。もう一方の方は僅かに引っ込んだ,オケやReverbにちょっと沈みがち。
と云うわけで僅かながら,そして面倒くさいことに別PCで2mixを録音した方がいいと今回のテストでは結論づけることができるだろう。ただ,これがPro Tools自体が悪いのか,それともInterfaceに使っている888|24のDigital Inputが悪いのか,はたまた別PCのAudio Interfaceに使っているRME Digifaceが優秀なのか今ひとつ分かりませんが


posted at 2008/01/17 0:57:33
lastupdate at 2008/03/05 18:08:49
【edit】

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