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Mia and Chihiro
Pickup Photo!
2011/10/10 :: Waves MaxxBCL
夏の初め頃,以前より興味があって機会があれば,と思っていたWavesのMaxxBCLがeBayに中古で出ていたので思わず購入してしまっていました。当時メーカーが半額セール,Wavesお得意(?)の突然50%OFF,をやっていたのですがそれよりは安く買えました。ちなみに日本国内ではセール対象分在庫は依然セール価格の20万円で販売中。

!!$photo1!!SMC PENTAX-DA★16-50mmF2.8ED AL[IF]SDM, Pentax K-5
品物が届いた当初動作チェックをしてみたら「Quantize」,ビットレート選択,が不能だったのだが当該セレクターを推しつつ電源を入れる等を数回やってみたらどうにか正常になった。この対処法はマニュアルには載っていないものなのだが他の機器でありがちなリセットの仕方,あるいは初期設定変更の仕方にならったやってみたらたまたまうまく行ったようだ[:あせあせ:]

機能に関してはWavesのPlugin,Renaissance Compressor,MaxxBass,そしてWavesの代名詞とも言えるL2を搭載したHardware Outboardと言えばそれ以上の説明はないだろう。

機器内部を見てみるとADCにはAMK AK5394AVS(Super High Performance 192KHz 24bit ΔΣ ADC),DACには同じAKMのAK4394VF (128x Oversampling,Advanced Multi-Bit 192kHz 24bit ΔΣ DAC)を使用し,これらは確かDigidesign 192 I/O等に使われているハイエンド向けコンバーター,回路周辺のOp-AmpにはJRC NJM5534(オーディオ用ローノイズシングルオペアンプNE5534のセカンドソース品)を使用していてパーツ的にはオーソドックスな構成となっている。しかし特筆すべきは入出力に使用しているJensenのトランス。通常,ハイエンドと言えどもDigital Effector,もしくはこの価格帯のADDAであれば入出回路には音質に影響を与える可能性が少ないOp-Ampで構成された差動入力アンプ,同出力アンプ,或いはBurr-BrownのDifferential Line Receiver INA137,Line Driver DRV124を使ったりするのだが敢えてトランスを使っている(と思われる)。型番は入力にJT-6110K-B (Ultra-High Performance Step-down Line Input Transformer),出力にはJT-11-BMCF (Line Level General Porpose 1:1 Bifilar Output Transformer)を使用している。定価が$4000するのもこれで納得!?このおかげで2U奥行き22cmの割には4Kgとそこそこ重量級の機材となっているけれども。この入出力にトランスを,しかも定評のあるJesenを使っているのでその音質は単にPluginをハードウェアに置き換えただけではないプラスアルファー,空気感を付加する,高域帯をシルキーにするなど特にフルデジタル・ソースに対して有効,効果的となっている,と言える。逆にアナログテイストを十分にケアしたソースに対してはちょっと甘くなりすぎるかも,との懸念もないではない。

あとこれでEQを内蔵していたらこれ1台でマスタリングOK,となるのだがそれは贅沢か!?ただ内蔵クロックは,Lavry Blue 4496からの供給とを比べてみたのだが外部から入力したほうがより芯がある音になったので質の良いクロックが他にある場合はそれを積極的に使用する方がベターのようだ。

あと,ちょっと不満に思うのはアナログ入力が常にアナログ・デジタル出力,両方に出力されデジタル機器のインサート,例えばAnalog in → MaxxBCL (AES/EBU out) → PC → MaxxBCL (EAS/EBU in) → Analog outと云った使い方が出来ないこと。あくまでMaxxBCL自体がインサート用エフェクターなので致し方ないところか。その他入力トリムが1dBステップなのがちょっとほしい印象。マスタリング用途だと0.5ステップぐらいが嬉しいかもしれない。ただロータリースイッチを使用して精密に作られているアッテネータのようなので信頼性は高そう。

マニュアルに記載されている使用法としてはライブ時の最終段,放送用などあるのだが,気になるレイテンシーは44.1kHz/48kHz使用時,Analot to Analogで225 samples(Analog to Digital : 176)。48kHz時で約4.7ms。88.2kHz/96khzで353 samplesなので96kHzなら3.7ms。Ustream用など映像とともにに使っても許容範囲内か!?主に44.1kHz16bitに変換,マスタリング用に買ってみたのだがゆくゆくはUstreamでも使ってみたい,かな。

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2011/10/28
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先週末(21日?)唐突に(個人的にはそう思えた)リリースされたPro Tools 10。同時にアップグレードもパスも用意されたので早速アップグレードしようと思ったらPro Tools HD 9からHD 10へのアップグレード料金が驚きの$999(87,000円)。なんかの間違い,サイトのミスとか思って1日待ってみたもののやっぱりその値段。PTHD10の詳細を見てみると新しく採用されたプラグイン,AAXフォーマット等は年内には出荷されるであろう新たなDSPカード,Pro Tools|HDXとの併用でこそその本領を発揮するのであろうと判断し暫くアップグレードせず静観しよう,または某オークションサイトでそれなりの値引きのものがあったら考えてみよう,ぐらいに考えていたら2日後ぐらいにまんまと出品されたので一晩考えたのち購入。円高MAXなことも手伝って20K円以上お安く……

早速Windows 7 32bit環境にインストール,と思いきや上書きアップグレードは不可だったので一度PTHD9をアンインストール後PTHD10をインストール。PTHD9の時は初期インストールでもアップデートでも再起動を必要とする,しかもデスクトップを表示させないような方式でのインストールを強いられたのだがPTHD10の場合は再起動不要のとてもシンプルなインストールでやや拍子抜け。起動してみるとTL Drum Rehabでやや問題があったものの(おそらくPTHD9アンインストール時に必須ライブラリが消されたのかもしれない,再インストールで問題は解決)サードパーティ製Pluginとの相性も問題は発生せずスムーズに移行完了。既存Session Fileを開いてみると一度WaveCacheの再計算が自動的に行われた程度で問題無く開くことが出来た。

進行中のプログラムがありつつのPTHD10への移行なので,そういう状況下でアップグレードするというのは非常識かもしれないけれど,細かいチェックは出来ていないのだが新機能を積極的に使わないのであればPTHD9,もしくは8.1以降と同様な使い方がそのまま出来てしまうので移行は割とスムーズに行えるかと。逆に言えばPTHD9で不満がないようであれば無理してPTHD10にする必要もない,と言えるかもしれないあせあせ ことHD環境でTDMを使うのであれば。PTHD10からはSession Fileが拡張子がPTFからPTXに変更になったのでPTHD9以前環境との行き来を頻繁にするようであればわざわざSave Copyしなければならないので手間が多くなってしまうし。そういう状況だと当然PTHD10の新機巴it Floating Point Audio Fileもインターリーブファイルも避けなければならず,Clip Gainなども安易に使えないので尚更。

そんなある意味変わりばえしないPTHD10でちょっと戸惑うのは一部用語がAVIDの映像ソフトMedia Composerとの互換性のため変更になったこと。RegionがClipに変更されたのが大きいか。Clipとみるとどうしても「過大信号!?」と変換してしまう脳内辞書を再編するのにちょっと苦労しそう。AudioSuiteのProcessがRenderとなったりRTASがNative,TDMがDSPと細かい変更も。これは通常気にするべきことではないのだがこれまではWindowsの場合Program FilesやUser Preferenceの類は「Digidesign」フォルダ以下に収納されたのだが10からは「Avid」以下に変更された。そのため初期設定などは再設定が必要となってくる。プラグイン関連はAAXフォーマットがProgram Files\Common Filesの「Avid」フォルダに。従来からのTDM,RTAS,AudioSuiteは以前「Digidesign\DAE」フォルダに,となっている。従って既インストールされたプラグインファイルをとりわけケアする必要は無い。また従来通りDitherd MixerもPlug-in (Unused)にインストールされるので愛好者は要チェック!?

いまのところ不都合らしい不都合は無いのだがPlaback Engine設定におけるDisk Playback Cache SizeがNormal以外の選択が出来ない(ポップアップメニューにNormalしかない)のが実用上問題ないのだが気になっている。32bit OSのせいだろうか?10ではDisk Cacheが改善された云々とあるのだがもともと作業用HDDに10,000rpmの使っているので(WD Velociraptor)違いが感じられないあせあせ あと使用プラグインのせいかどうか時々数秒操作を受け付けなくなってしまうことがある。環境のせいかソフトのBUGなのか判断がつきかねるのだがこれはちょっと困りもの。そう,iLokのライセンス,PTHD8から9へアップグレードして更に今回10にしたら8のライセンスは消えましたあせあせ ライセンスは無印Pro Tools 9,10。そしてHDの9,10。ただPTHD8のライセンスはバックアップ用(予備)のライセンスが発行されていてそれは残っており(別のiLokに入れていたから?)もしもの時は8までダウングレードは可能。

というわけでOSが32bit環境だからかもしれないけれどもそれほどパフォーマンス向上も実感できずちょっと先走りすぎた感じは否めない状況ですあせあせ Audio Trackが512以上768本までぐらい必要な人以外,ことTDM環境では今暫く様子見をしても良いかもしれない,と云う印象。またアップグレード料金を考えると各スタジオが積極的にアップグレードするとも考えづらいのでスタジオとの連携も考慮すると尚更。

ところでTDM,そして青耳インターフェイス類はこのPTHD10が最後の対応Versionとなるらしい。なかなか悩ましい決定。今のところPlug-inの最大手と云ってもいいWavesがAAX対応を表明していないしので積極的にHDXに移行することも出来ないし。で,どうなるんだろうWaves?個人的にはWaves次第でHDX無しかアリかという状況。まぁその前に貯金^2,ではあるけれども。あとAudio IOにLynx Aurora 8とSSL Delta-Linkを使っているので各メーカーの動向も個人的には気になる。

Session Fileの保存形式がPTFからPTXに変更になったことに関して書き忘れたこと,それは驚く程ファイルサイズが小さくなる。長年のユーザーにはかつてのPTS(PT6以前の形式)並のサイズ,と云うと分かってもらえるだろうか。半分以下,場合によっては1/4,それ以上も見受けられた。パラメータが増えてるのにファイルサイズが減るとはちょっと不思議な話。Audio Fileに比べれば圧倒的にサイズが小さいからフォーカスする程のことでも無いかも知れないがSessionによっては自動保存ターゲットの「Session File Backups」フォルダ内が肥大化しすぎて数百MBなんてこともなきにしもあらず。

posted at 2011/10/28 0:59:32
lastupdate at 2011/10/28 10:31:41
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2011/10/18
わがMix Systemは基本的にPro Tools HDからの32chパラアウト(Lynx Aurora 8, SSL Alpha Link)をSumming Mixer(API 8200A, SPL MixDream XP)で受けてSub Mixを作り更にもう1台のAPIでまとめる,と云う方法をとっていて,Outboardの類はその経路の中でインサートされるかあるいはPro ToolsのHardware Insertを使用する,としています。Outboardの中にはややノイズが大きめのものがあって,と云っても-60dBm以下なのですが,これをHardware Insertとして使用する場合はPTHD内のMUTEスイッチでノイズカットをするのですが,場合によってSub Mix後に配置しなければならないこともありその際はNUTEスイッチによるノイズカットをあきらめてそのまま最終Mixerに繋ぎ込んでいました。一度PTHDに戻してAux Track経由させコントロールするのも可能なのですがこれだとMUTEだけのために余計な回路を通ってしまうのと(Hardware Insertでも「余計な回路」を通っていると言えますが)レイテンシーがその分増える(Hardware Insertの場合はPTHDで補正される)等の理由でこの方法はとっていませんでした。他,考えられるのは外部でMUTEなどをこなせる機器を接続する,例えばSSLのXlogic X-Matrix,これだと繋ぎ換えも楽で良さそうなのだが音質のためにSumming Mixerはすべてディスクリートにこだわった意味が無くなると思えたので,おそらくリレーなどを使用した機械スイッチではないものを使用しているためOpAmpを使用したバッファー回路を経由していはず,不採用。

となればイメージを端的に具現させるために得意の自作,となるところなのですがミュート回路はともかくミックス曲中で自動的にON/OFFさせるためMIDI制御回路を実装する必要がありそのためにはプログラムを書いてそれをROMに焼いて,と自分には未知の領域に踏み込まねばならず,ネットで調べた限りではそれほど敷居の高いことではないようなのだが,躊躇,ほぼ断念。次に考えたのがギター用などのMIDIスイッチャーの転用,それでダメだったらCustom Audioに特注?ギター用であるからバランスラインには即使えないのだがMIDI駆動部だけ使って外部のリレーを駆動すれば,なんて考えつつネットでいろいろ探して見つけたのがNobels MS-4,そしてヤフーオークションで中古で出ていたので15K円で試しに購入。新品でも相当レアで扱い店もあまりなく中古で見つけられたのは相当ラッキー,かも。

Nobels MS-4
SMC PENTAX-A MACRO 50mm F2.8, Pentax K-5

MS-4は普通にある音声信号の切換機ではなくギターアンプ等のリバーブやトレモノのフットスイッチコントロールをMIDIで操作するためのもので,MIDIでリレーをコントロールする仕組みになっている。これは当初イメージしていたものにかなり近い。ちなみにココで言うリレーは電気回路で使われる電磁石駆動によるスイッチのこと。オーディオではパワーアンプの電源投入時のノイズからスピーカーを保護するための回路に使われたり(電源投入後暫くたった後「カチッ」と云う音がするのはこのため)業務用,高級機器では音質への影響を少なくするため,複数回路を一度に切り替えるためにリレーが使われたりする。このMS-4,購入後テスターで回路の具合を調べてみたら4個あるリレー(スイッチ)の接点はそれぞれ完全に独立していて,スリーブも完全独立していてグラウンドにも落ちていないのでまさに転用するに打って付けであることが確認できた。

最初,実験的にバランスラインのHOTとCOLDをそれぞれグラウンドに落とすことでミュートするようにしステレオ分4個のリレーで試してみたのだが,確かに確実にミュートは出来るものの予想は出来ていたことなのだがリレー開閉時に僅かながらノイズが発生。やはりリレーでノイズレス・ミューティングは無理かもとあきらめほっといた数週間後,今度はHOTとCOLDをショートさせることで無音にしてみたらどうだろうか,しかも問題無ければそのまま業務で使えるぐらいのつもりで専用ケーブルを作ってみて,とやってみたら,なんと成功!!ノイズ無し!音質も未接続時と比較しても認識できる違いはなかった。

Nobels MS-4
SMC PENTAX-A MACRO 50mm F2.8, Pentax K-5

ケーブルは写真の通り。XLRコネクタ間はなるべく短くしてHOTとCOLDをフォーンプラグのチップとスリーブに接続しMS-4のリレーでオープン,ショートをさせる。フォーンプラグは熱収縮チューブで覆って保護。もっと丁寧にするなら更にシールド用チューブを被せるべきなのだがちょっと省略。ミュート具合は100%完全ミュートにはならないのだが,と云っても60dB以上は減衰しているのでノイズをオミットするには十分。

Nobels MS-4
SMC PENTAX-A MACRO 50mm F2.8, Pentax K-5

参考までのMS-4の中身。今時珍しい巨大なIC。リレーは聞いたことのないメーカーのもの。しかしプリント基板は腺も太くベタグランドもしっかり施されているのでノイズも問題なさそうな見た目。

MIDI制御によるON/OFFで気になるのはその遅延なのだが,PTHDからAlesis USB-MIDI Cableで接続した場合16ms±10msとの測定結果になった。最長で26ms。数ミリオーダーの精度は必要は無いので許容範囲内。振れ幅はもっと精度の良いMIDI Interfaceを使えば改善されるかもしれないが取り敢えずはこの精度でも問題なし。

と云うわけで相も変わらずマニアックな内容でした。

posted at 2011/10/18 20:07:37
lastupdate at 2011/10/18 20:07:37
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2011/10/10
夏の初め頃,以前より興味があって機会があれば,と思っていたWavesのMaxxBCLがeBayに中古で出ていたので思わず購入してしまっていました。当時メーカーが半額セール,Wavesお得意(?)の突然50%OFF,をやっていたのですがそれよりは安く買えました。ちなみに日本国内ではセール対象分在庫は依然セール価格の20万円で販売中。

Waves MaxxBCL
SMC PENTAX-DA★16-50mmF2.8ED AL[IF]SDM, Pentax K-5

品物が届いた当初動作チェックをしてみたら「Quantize」,ビットレート選択,が不能だったのだが当該セレクターを推しつつ電源を入れる等を数回やってみたらどうにか正常になった。この対処法はマニュアルには載っていないものなのだが他の機器でありがちなリセットの仕方,あるいは初期設定変更の仕方にならったやってみたらたまたまうまく行ったようだあせあせ

機能に関してはWavesのPlugin,Renaissance Compressor,MaxxBass,そしてWavesの代名詞とも言えるL2を搭載したHardware Outboardと言えばそれ以上の説明はないだろう。

機器内部を見てみるとADCにはAMK AK5394AVS(Super High Performance 192KHz 24bit ΔΣ ADC),DACには同じAKMのAK4394VF (128x Oversampling,Advanced Multi-Bit 192kHz 24bit ΔΣ DAC)を使用し,これらは確かDigidesign 192 I/O等に使われているハイエンド向けコンバーター,回路周辺のOp-AmpにはJRC NJM5534(オーディオ用ローノイズシングルオペアンプNE5534のセカンドソース品)を使用していてパーツ的にはオーソドックスな構成となっている。しかし特筆すべきは入出力に使用しているJensenのトランス。通常,ハイエンドと言えどもDigital Effector,もしくはこの価格帯のADDAであれば入出回路には音質に影響を与える可能性が少ないOp-Ampで構成された差動入力アンプ,同出力アンプ,或いはBurr-BrownのDifferential Line Receiver INA137,Line Driver DRV124を使ったりするのだが敢えてトランスを使っている(と思われる)。型番は入力にJT-6110K-B (Ultra-High Performance Step-down Line Input Transformer),出力にはJT-11-BMCF (Line Level General Porpose 1:1 Bifilar Output Transformer)を使用している。定価が$4000するのもこれで納得!?このおかげで2U奥行き22cmの割には4Kgとそこそこ重量級の機材となっているけれども。この入出力にトランスを,しかも定評のあるJesenを使っているのでその音質は単にPluginをハードウェアに置き換えただけではないプラスアルファー,空気感を付加する,高域帯をシルキーにするなど特にフルデジタル・ソースに対して有効,効果的となっている,と言える。逆にアナログテイストを十分にケアしたソースに対してはちょっと甘くなりすぎるかも,との懸念もないではない。

あとこれでEQを内蔵していたらこれ1台でマスタリングOK,となるのだがそれは贅沢か!?ただ内蔵クロックは,Lavry Blue 4496からの供給とを比べてみたのだが外部から入力したほうがより芯がある音になったので質の良いクロックが他にある場合はそれを積極的に使用する方がベターのようだ。

あと,ちょっと不満に思うのはアナログ入力が常にアナログ・デジタル出力,両方に出力されデジタル機器のインサート,例えばAnalog in → MaxxBCL (AES/EBU out) → PC → MaxxBCL (EAS/EBU in) → Analog outと云った使い方が出来ないこと。あくまでMaxxBCL自体がインサート用エフェクターなので致し方ないところか。その他入力トリムが1dBステップなのがちょっとほしい印象。マスタリング用途だと0.5ステップぐらいが嬉しいかもしれない。ただロータリースイッチを使用して精密に作られているアッテネータのようなので信頼性は高そう。

マニュアルに記載されている使用法としてはライブ時の最終段,放送用などあるのだが,気になるレイテンシーは44.1kHz/48kHz使用時,Analot to Analogで225 samples(Analog to Digital : 176)。48kHz時で約4.7ms。88.2kHz/96khzで353 samplesなので96kHzなら3.7ms。Ustream用など映像とともにに使っても許容範囲内か!?主に44.1kHz16bitに変換,マスタリング用に買ってみたのだがゆくゆくはUstreamでも使ってみたい,かな。

posted at 2011/10/10 19:59:21
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2011/10/03
[rec pt
夏の盛り,Pro Tools HDのIOとして使っているSSL(Solid State Logic)のXLogic Alpha-Link MADI AX (24ch AD-DA,PTHDとの接続にはXLogic Delta-Link MADI HDを使用)が長時間使用しているとスパイクノイズを発したり,最悪な状況になると電源が勝手に落ちたりと不調に陥ってしまい,なんか解決策はないかとSSLのサイトをいろいろ見ていたらオンラインストアにスペアパーツとして電源ユニットを販売していることを知りすがる思いで注文してみた。

SSL Alpha Link Power Supply
SMC PENTAX-A MACRO 50mm F2.8, Pentax K-5

値段は€91.52,送料が€22.2で合計約114ユーロ。レートが約112円の頃だったので13K円弱。そのオンラインショップでは流石プロ向けSSLらしく交換可能なパーツを販売しているので例えば自作派でボリュームのつまみだけSSLっぽくしたいとか可変抵抗を廉価だけど信頼性が高いものを,なんて目的での利用も面白いかもしれない。

品物が届くまでの間,と云ってもFedexなので注文から1週間もかからなかったのだが,少しでも症状をなくす策はないものかと考えラックにマウントする順番を変えてみた。6Uのラックに上からAntelope Isochrome OCX (Clock Generator),Lynx Aurora 8 HD (IO for PTHD),Delta-Link MADI HD,Alpha-Link AX,Rubidium Clock GeneratorとなっていたのをAurora 8を4番目の下の方に持ってきてAlpha-Link, Delta-Link,OCX,Aurora 8としてみた。というのもAurora 8の発熱量が尋常じゃなくこれが上にあると下に位置する機器が熱でやられたためと考えたから。Aurora 8は定電圧回路の三端子レギュレーターの放熱に筐体底面を使用しているのでスペースを空けないでラックにマウントすると熱がこもる構造になっている。普通の設計だとヒートシンクを使用して筐体内で放熱するようにするとか,それでも冷却が追いつかない場合はファンを使用して空冷にするのだが,1Uで静音を狙った設計だからなのだろうかなかなかえぐい。

SSL Alpha Link Power Supply
SMC PENTAX-DA★16-50mmF2.8ED AL[IF]SDM, Pentax K-5

そして,結果どうなったかというと……治ったあせあせ 最初からラックに1Uのスペースを空けてマウントすればで問題無かったのだが運搬の都合とかいろいろあってスペース無しで詰めなければならないからしょうが無い。と云ったわけで注文した電源ユニットはまさにスペアパーツと。ゆくゆくはRe-Capなんぞして遊ぼうかと思ったり。

蛇足。Alpha-Linkの電源を最初見たときはちょっと驚いた。2Uでたいそうな電源回路を使っているのかと思いきや見た目ただのスイッチング電源。しかも出力が12Vと5Vとで,その端子もまさにPC内部に這いずり回っている4ピンのそれで「プロ用音響機器なのに!?」と。それでいて音が良いから,まぁ時代だよなぁとあせあせ その昔,スイッチング電源なんて音響機器ではあり得ないと思っていたのだが隔世の感を禁じ得ない,だ。

posted at 2011/10/03 22:38:29
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