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Mia and Chihiro
Pickup Photo!
2012/10/13 :: API 8200A was broken, season II
先月,APIの8chラックマウントミキサーが壊れたとエントリに書きましたが,もう1台の8200Aも数日前に壊れてしまいました。しかも,作業も大詰めで余裕なんて2時間程度しか確保していないときに。

ミキシングの最中,その8200Aを経由している音が出なくなり,かわりに数十Hzぐらいの爆音が,と云ってもメーターが振り切れる割には聴感上あまりその大きさを感じない音が,「ボッ,ボッ,ボッ」と唸った後,数十秒後無音に。数秒後,何かが破裂したような音も。そして,例のケミカル・ブツが焼け焦げる臭い。

すぐさま,主電源を切って,臭いの元を辿ってみるとどうも,というかやっぱり8200Aからと判明。2台ある8200Aのうちどちらかを確認するため,一度電源を入れてMUTEスイッチのLED等が点灯するかをチェック。すると1台が,先日修理した方じゃない方が点灯せず。複数曲作業進行中だったため,回避策を講じるよりも,1時間以内に修理してしまえばトータルでは損失が少ないのでは,との判断で速攻修理。

天板を外して内部を見た感じでは,案の定オペアンプ,NE5532が焼け焦げていて,二つに割れ,ICソケットも形をとどめない程に溶けている状態だった。と,おそらく電源周りの電解コンデンサが少し膨張している。

!!$photo1!!SMC PENTAX-A MACRO 50mm F2.8, Pentax K-5
取り敢えず,ほぼ粉々になっているNE5532を取り除いて通電し,基板上の電圧を測ってみたらマイナス側は約15V来ているのに対して,プラス側は0Vどころか-10V辺りの値。これは全バラにして,二層構造になっているプリント基板の間にある電源のディカップリングコンデンサも取り外して調べる必要がある。ということで面倒臭いけど全バラし。8200Aのメイン基板には正負それぞれ2個の220µF/63Vの電解コンデンサ(おそらく松下製)が使われていたのだが,すべて取り外してデジタルマルチテスターで測ってみたところ,2個は200µF未満ながら全くダメになっているわけでは無さそう。この段階で再度通電して計測したが状況は同じ。再度メイン基板をよくよく細かく見てみたら,なんとダイオードが分裂している。

!!$photo2!!SMC PENTAX-A MACRO 50mm F2.8, Pentax K-5
配線を追ってみると,DC入力コネクタからの±16Vがまずこのダイオードを経由し機器内の正負電源ラインに供給されるようだ。そして壊れたのがプラス側のダイオード。故にテスターで測っても全然プラス電源が履かれなかったわけである。取り敢えず,手持ちのダイオードで使えそうなもの(元々がおそらく1N4003だったのを1N4007)を探し出して取付,ついでに容量が既定値よりだいぶ下がってしまっているコンデンサをNichcon Muse KZの220µF/25Vで置き換え。で,通電してみたら正常電圧が計測できた。念のため,音声を通してみたけどこれもいたって正常。ディスクリートオペアンプには影響は出なかった模様。

以上,修理と再調整で2時間強で作業完了。修理も2度目ならなかなか手際よくやれる[:あせあせ:]

立て続けに,と言っていい程の日数で故障,しかもいずれも電源の異常によると考えられるNE5532の破断。ということで専用電源ユニットも新品の予備のものに替えてみた。予備と言ってもPSUは8200Aには1台に一個同梱されていて,かつ8200Aは1台のPSUからシリーズ接続で複数台に電源を供給できるので,1台未使用のまましまっておいたもの。今のところ,と云っても交換して一両日しか経っていないけど問題は無さそう。そしてもう一方の怪しいPSU,テスターで測った限りでは問題は無さそうなのだが,例えば24時間,ログをとりつつ計測しないと分からないような異常があるのかもしれない。

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2012/10/31
Windows 8 優待購入プログラムに登録していたため,26日『Windows 8 優待購入プログラム:製品提供開始のお知らせ』と云うメールが届いた。暫くほっとくつもりでいたのだが,とりあえず互換性のチェックだけでもと,メール中の「Windows 8へのアップグレードをはじめる」をクリックして自動的にダウンロードされるWindows 8 Upgrade AssistantをThinkPad X230T 吹出し で実行してみた。

だいたい予想通りだったのだが,"The touchscreen on this PC wasn't designed for Windows 8"との指摘があり少しばかりショックを受ける。

Windows 8 Upgrade Assistant

詳細はWindows公式サイトの「Windows 8 マルチタッチ ハードウェア要件」と題されたページで説明されている。Windows 7並みのタッチ入力機能はWin8でも使えるけれども,Win8のより精度の高い操作性には完全に対応はしない,と云ったところだろうか。裏を返せばWin8登場と共に発売されたタブレットコンパチブルは相当操作性が良い,ということ!?

他ドライバ類で互換性が無いとなっているのは,Broadcom Bluetooth Software,DisplayLink Core Software,Intel USB 3.0 eXtensible Host Controller Driver,ISD Tablet,Lenovo Auto Scroll,RapiBoot Shield等。USB 3.0はWin8で提供されるドライバで置き換えれば良いようなのでこれは問題なし。Bluetooth関係もそのうち何とかなりそう!?決定的なのはISD Tablet。ワコムから提供されているドライバで,X230Tにとってタッチ操作に関わるキモとなるドライバ,と思われる。となると,当面このドライバの対応状況がWin8へのアップグレードの指標になるかも。

ソフトの方はKaspersly AntiVirus 2012が互換性が無く,ただ確か既に対応版が配付されていたかと思う,FFFTP(FTPクライアント)が!マーク,ThinkVantage Access Connectionsも!マーク。のこりは互換性があるようで移行は割と容易に出来そうな印象を受ける。Avid Pro Tools 9.0.6もCompatibleとなったのは結構意外だったあせあせ

ThinkPad W520でも 吹出し チェックしてみたが,タッチパネル関係以外は概ねX230Tと同様。W520ではLenovoのSystem Update,ThinkPad Power Managerに!が。非互換はPlus Pack for Acronis True Image Home 2012が追加された程度。

といったわけで,予定通りX230TはWin8搭載モデルが出始めたら取りかかってみようか,と。分かっていたこととは言えガジェットが使えなくなってしまうのは結構な痛手だけれども。

と,『せうの日記』さんのThinkPad T430sをアップグレードした話は大変参考になるので,ThinkPad ユーザーとして(?),必見。

posted at 2012/10/31 19:59:58
lastupdate at 2012/12/19 18:50:34
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2012/10/30
[rec pt
世の中,Windows 8リリースで盛り上がってます!?が,まさに打って付けのコンパチブルタブレットPCThinkPad X230T 吹出し を持っているMacoteauとしては,リリース当日に速攻アップグレードすべき,アップグレード料金も格安だし,と実際思っていたのですが,ココはじっとこらえて,日本向けX230TにWindows 8プリインストールモデルが出る頃にアップグレードしてみようかと弱気になっている。ところで,米国サイトではThinkPad Twistなる新機種のページが出来てますね。見た目,と言うか仕組み的にはX230TのUltrabook仕様版のような。CPUは超低電圧版Core i7が選択可能で,厚さ20mmとまさにUltrabook。ただ重量が1.58Kg(バッテリーは交換不可)とUltrabookとしてはやや重めか。デジタイズペンは付属していないようで(バックライト付キーボードも選択できなく,指紋認証オプションも無し),トラックポイント以外は各社横並び的コンパチブルタブレットPCなのかも。

と,前置き長すぎましたが,本日の本題,ここ数日,約一年前に頓挫したままになってしまっていたDAW用PC 吹出し の64bitへの移行とAvid Pro Tools 10(PTHD)へのアップグレードをちまちまやっていました。きっかけはPTHDもVersionが10.3.2までアップし相当安定してきているだろうし,AAX対応となったことでnative動作が可能なったプラグインが出てきたこともあり,例えばEventide H3000 Factory,ちょうど時間もできたことだし,ということで。

OSは1年前にセットアップしたWindows 7 Ultimateをそのまま利用。そこへ種々アップデーター適用後PTHD 10.3.2をインストール。日頃使っているプラグインもインストールして,ここ数ヶ月の中で最も重かったSessionを何個かテスト走行させてみる。いずれも問題なく,コア数関係なくSessionファイルが開けるし(過去記事),PTHD9ではアプリの使用メモリ上限の関係上かなりアップアップ状態だったSessionも,PTHD10ではさすがにサクサクとまでは行かないまでも,それなりに余裕のある状態で走らすことができたので,これは本格的に移行しても問題なかろうと判断。一応念のため,PTHD9で再生したSessionとPTHD10で再生したもの(双方ともStereo Dithered Mixerを使用)をそれぞれWavelab 7で録音し聞き比べをしてみたのだが,HD Accelのままだし,AAXに置き換えられるプラグインはほとんど使っていないし,唯一可能性があるだろうHEATも旧HDだからTDMだし,音質的な違いは関知できるほどは無いと思いきや,PTHD10のほうは少しOPENな感じになっていたのでちょっと驚き。HDX,またはHD Nativeでなくても音質的な向上がある(主観で)と積極的な理由が見つけられたのでこれは移行するしかないなと。

そうと決まったら残りのプラグイン,他のDAWソフトもインストール。DAWソフトはMAGIX Samplitude Pro XSteinberg Cubase 6.5Wavelab 7Presonus Studio One Professionalなのだが,いずれも64-bit版をインストール。Samplitudeは何にもしなくても32-bit版もインストールされるけど,ね。プラグインはほとんど64-bit対応になったものが多くて一安心。ただPTHD10以外でよく使うであろうSamplitudeは32bit,64bit版関係なくVSTプラグインを読めるので(VSTBridgeと云う機能拡張が付属する,ただしver2.4用VSTフォルダは一つだけしか指定出来ないのでちょっと工夫が必要)全く問題は無いけれども。

順調そうだった,64-bit移行で一つ困ったことが。それはSonnox Oxford EQのVST 64bit版(Native v2.0.0)の認証が出来ないことが判明。旧native Versionの1.8.3(32-bitオンリー)は問題ないのに。2.0.0インストール時Sonnox License「Oxford R3 EQ Nat G5」が必要と注意を促されるけれども,iLokのサイトでチェックしてみると該当ライセンスが無い,確か対応しているVersionを購入していたはずなのに。もしかしたら後にGML OPTIONを導入したため非対応になってしまった?といろいろ疑問がわき起こってきたので国内代理店メディア・インテーグレーションに問い合わせてみた。やりとりの中でライセンス状況をキャプチャー画像を送ったりして。するとその日のうちに返事が来て,GMLオプションのライセンス発行時に不具合があり該当ライセンスがダウンロードできなかった,ということでライセンスを再発行しました,と。早速ダウンロード。以下のようになり無事Native 64bitも使えるようになった。

64-bit again

ちなみに,登録シリアルナンバーも更新された。

これで64-bit問題なし,と言ったところで調子に乗ってちょっと懸念のあったメモリ容量,現状8GBを倍にすべくもう8GB分を海外のネットショップに発注。メモリごとき,わざわざ海外から取り寄せる必要も無いのだが,搭載メモリを可能な限りイコールコンディションにすべく(パフォーマンスを最大発揮させるため),現状使用中の今や入手困難な部類の2GB PC2-6400 CL5 Single RANK Registered ECCにそろえるためそうせざるおえなかったため致し方なかった。CL6でDual RANKだったら普通にあるのだけど。

posted at 2012/10/30 18:13:28
lastupdate at 2012/12/13 5:02:15
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2012/10/22
[rec pt
今回はのっぴきならない事情により購入したAvid HD I/O 8x8x8に関して。

品物到着後,単体で接続して動作チェック後,Lynx Aurora 8をリプレイスする形でラックにマウント。1Uが2Uになるのはままいいとして,奥行きも40cm近くあって(15インチ!?)ラック裏の収納が大変なのもまあいいとして,困ったのはD-SUB25ピンのAES/EBU Digitalコネクタの配線が違うことだった。Lynx AuroraはいわゆるYamahaタイプの配列なのに対してHD I/OはTascamタイプで互換性がない。元々自作のマルチケーブルを使っていたので慌ててハンダ付け直しあせあせ 192 I/Oとか自分で配線したことが無かったのでそこら辺の予備知識が欠落していた。その前のDigidesign 888/24は全部XLRコネクタだったし。

Avid HD I/O 8x8x8
Pentax 02 Standard Zoom, Pentax Q

配線が整ったところで,本格作業前にアナログ入出力のキャリブレーション。出荷時設定は-18dBfs(max : +22dBu)で問題無かったのだが,一応念のためにSteinberg WaveLabを併用して±0.0x dBの精度で調整。0.03〜0.04程度のばらつきはあった。

そして,音の傾向把握のため手持ちのADC-DACと音質比較。比較にはとある音源をPro Toolsで再生して比較対象となるDACで出力しそれを特定のADCで受けて録音。その後,特定のDACで再生したものを各種ADCで受けたものを録音,と一応念のため両方のサンプルを作っての比較。Word ClockはAntelope Isochrome OCXから供給。HD I/OとHD Coreカードの接続は純正Mini-DigiLink to DigiLinkアダプタを介してOyaide Neo PA-26HDを使用し接続。

そんな環境で比較すると,LavryBlue 4496Crane Song HEDD-192と比べてしまうと流石に見劣りしてしまう,と云うことになってしまった。越えられない壁が,とまでは言わないけれども表現力,説得力に歴然とした違いがあると感じられる。レンジの広さなどはさほど劣るようなところは無いのだけれども,相対的にHD I/Oは「そつなくまとめた」感が否めない。少々淡泊,といった感じか。躍動感のある音,より芯のある音,をとなるとHD I/Oは選択しないかも。

SSL XLogic ALPHA-LINK MADI AXと比べると,結構いい勝負!?ただ方向性が違う感じで,好み次第かもしれない。大雑把に言ってしまうと,HD I/Oはよりナチュラルフラットな方向性を狙っているのに対してALPHA-LINK MADI AXの方は楽器音をよりらしく鳴らすことを重視している,というな印象。中低域の押し出しの良さはALPHA-LINK MADI AXの方が心地よい。HD I/Oは高音域へののびの良さとかが印象的。そもそもALPHA-LINK MADI AXは外部ミキサー使用を前提としている設計,かたやHD I/Oは最終音を出すのがメインの設計,なのでテイストが違うのか,と邪推したくなるような相違。個人的にはALPHA-LINK MADI AXがそれほど見劣りするもので無かったことにちょっとホッとしている反面,HD I/Oがそれを凌駕する程では無かったのでやや残念な気があせあせ ただ,例えばオヤイデさんがPA-26HD譲りのアダプタなりケーブルを出したりしてくれるとまた違ってくるかもしれないけど……

ちょっと環境は違うけれども,電源ケーブル,DigiLinkケーブル等が純正もの,旧機種192 I/Oとも比較してみた。よく言われる,6KHz~10KHzを少しつねり上げたような,英語で言えばPinch!?感じが無くなっていて,かわりにスムースに伸びている感じになり,独特の堅さが無くなっていることが確認できた。個人的にはその感じがは苦手だったのでこれは有り難い。と言う評判を耳にしたからこそ購入したわけだが。人によっては,その特性ありきだとしたら,物足りなさはあるかもしれない。

ちなみに,ADCチップはCirrus Logic CS5381-KZZが使われていて,Lynx Aurora,Crane Song HEDD-192と同じ,DACチップにはBurr-Brown (TI) PCM1794が使われていました。世代的に云って目新しいものを使っているのかと思いきやわりとありがちな(?)ものを使っていてちょっと意外。

Avid HD I/O 8x8x8
SMC PENTAX-A MACRO 50mm F2.8, Pentax K-5

posted at 2012/10/22 18:58:36
lastupdate at 2012/11/25 1:37:42
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2012/10/20
[rec pt
Brokenシリーズ第3弾!って喜んでる場合ではないのですが,3週間前ぐらい,9月の終わり頃,Avid Pro Tools HDのインターフェースとして使用していたLynx Aurora 8HDが壊れてしまいました。

今回は原因がはっきりしていて,単純な本体ファームウェア・アップデートの失敗によるもの。最初,ThinkPad T60p 吹出し からIrDA(赤外線通信)でアップデートしようとしたら不調で(過去この方法で正常アップデート出来ていたため),次にDAW用PC 吹出し からMIDI経由でと思ったのだが,ターゲットを認識するけれどもちゃんと相互接続が確立されない状態でアップデートできず。そしてThinkPad W520 吹出し からMIDI接続して試してみたら,今度は接続もちゃんと確立されアップデートを開始。しかし,EPROMの再プログラミング行程あたりでエラー発生。以降,PCの再起動を試みるもアップデータがAurora 8を認識することもできなくなってしまった。そしてAurora 8本体のボタンを押してみても全くの無反応。完全にフリーズしてしまった模様。本当はやってはいけないことなのだが,どうしようもないので一度Aurora 8を入れているラックごと電源を落としてみる。そして再電源投入,Aurora 8の電源が入らず無反応になってしまった。

フューズや電源コードやいろいろ調べてみたけれども,いずれも問題なく故障確定。Lynx Auroraは電源関係が他の機器とは違っていて,通常はシーソータイプやトグル式のスイッチで電源となるACを直接ON-OFFするタイプなのだが,Lynx Auroraシリーズは電源コードをコンセントに接続した段階で,TVのような家電品で言えば主電源が入った状態になり,フロントパネルのパワースイッチでいわば起動させる方式になっている。つまり起動行程を司るファームウェアが正常でないと起動出来ない,電源が入らない,と云うことになってしまう。

自力ではファームウェア云々となるとさすがに手が出せないのでLynxのサポートに,つたない英語で状況説明し解決策を請うてみた。米国から直接購入したものなのでこれは仕方が無い。最初の返事はFAQにあるような,電源コードはちゃんと接続されているか?フューズは?内部コネクタの接続に問題はないか?等の基本的なことをチェックしてだめだったら連絡して,と。勿論,これはチェック済みだったのでその旨返答。内部DIPスイッチの変更などで復帰可能かどうかも知りたかったところなのだが(あるいはAES16などのように予備Firmwareからの起動が可能かどうか),症状からしてEEPROMの再プログラミングが必要で,そのために米国カリフォルニア州まで送って,とのこと。修理費用は$65〜$150程度,プラス送料,と。修理費用自体は意外と安価,問題は送料。ということで修理を依頼することはするのだが忙しさもあってまだ手元にある状態。

そんなに悠長にしてていいの?と思うかもしれないが,既に代替えとなるものを購入してしまったため修理を急がなくてもいいから。Lynxサポートにコンタクトをとった時点で,Aurora 8を預けての修理になるだろうことは確実,往復だけで2週間はかかるだろうから,それでは10月から取りかからなくてはならない作業に間に合わない,と代わりになるものを探し始めていた。Pro Tools HD用にSSLのXLogic DELTA-LINK MADI-HDALPHA-LINK MADI-AXも使っているのだが,MIX作業になるとAES/EBU入出力がないといかんともしがたいのでしょうが無い決断。

代わりとなるものは順当にAurora 8HDの新品も考えられるのだが,国内価格も改定されて安くなったし,過去に改造してしまうほどなので,再度手に入れるほどでもない。とりあえずDigidesign 192 I/Oの中古なら$1000ぐらいであるだろうから,今やそれほどまでに格安物件に成り下がっている,と思ったら運悪く出物がない。Apogee SymphonyだとWindows環境での使用はかなりのチャレンジだし,こうなったら純正Avid HD I/Oを多大なる散財覚悟で,評判も概ねいいようだから,といろいろ探していたら新品8x8x8(Analog 8ch IO + Digital 8ch IO)がなんとAurora 8HD新品の国内値段とほぼ同じぐらいのものをeBayで発見,即購入してしまった。あまりの安さに,半額近いし,品物が到着するまでジャンクだったらどうしようとかなり不安だったのだが(だったら国内でちゃんと買えばいい話だけど)到着してみてみたらまさに未開封新品,動作もばっちり,全く問題なく一安心,作業も無事こなしてくれた。

と言ったわけでHD I/Oに関する言及はまた次回に。

posted at 2012/10/20 20:57:51
lastupdate at 2012/11/30 20:53:26
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2012/10/13
先月,APIの8chラックマウントミキサーが壊れたとエントリに書きましたが,もう1台の8200Aも数日前に壊れてしまいました。しかも,作業も大詰めで余裕なんて2時間程度しか確保していないときに。

ミキシングの最中,その8200Aを経由している音が出なくなり,かわりに数十Hzぐらいの爆音が,と云ってもメーターが振り切れる割には聴感上あまりその大きさを感じない音が,「ボッ,ボッ,ボッ」と唸った後,数十秒後無音に。数秒後,何かが破裂したような音も。そして,例のケミカル・ブツが焼け焦げる臭い。

すぐさま,主電源を切って,臭いの元を辿ってみるとどうも,というかやっぱり8200Aからと判明。2台ある8200Aのうちどちらかを確認するため,一度電源を入れてMUTEスイッチのLED等が点灯するかをチェック。すると1台が,先日修理した方じゃない方が点灯せず。複数曲作業進行中だったため,回避策を講じるよりも,1時間以内に修理してしまえばトータルでは損失が少ないのでは,との判断で速攻修理。

天板を外して内部を見た感じでは,案の定オペアンプ,NE5532が焼け焦げていて,二つに割れ,ICソケットも形をとどめない程に溶けている状態だった。と,おそらく電源周りの電解コンデンサが少し膨張している。

API 8200A was broken, season II
SMC PENTAX-A MACRO 50mm F2.8, Pentax K-5

取り敢えず,ほぼ粉々になっているNE5532を取り除いて通電し,基板上の電圧を測ってみたらマイナス側は約15V来ているのに対して,プラス側は0Vどころか-10V辺りの値。これは全バラにして,二層構造になっているプリント基板の間にある電源のディカップリングコンデンサも取り外して調べる必要がある。ということで面倒臭いけど全バラし。8200Aのメイン基板には正負それぞれ2個の220µF/63Vの電解コンデンサ(おそらく松下製)が使われていたのだが,すべて取り外してデジタルマルチテスターで測ってみたところ,2個は200µF未満ながら全くダメになっているわけでは無さそう。この段階で再度通電して計測したが状況は同じ。再度メイン基板をよくよく細かく見てみたら,なんとダイオードが分裂している。

API 8200A was broken, season II
SMC PENTAX-A MACRO 50mm F2.8, Pentax K-5

配線を追ってみると,DC入力コネクタからの±16Vがまずこのダイオードを経由し機器内の正負電源ラインに供給されるようだ。そして壊れたのがプラス側のダイオード。故にテスターで測っても全然プラス電源が履かれなかったわけである。取り敢えず,手持ちのダイオードで使えそうなもの(元々がおそらく1N4003だったのを1N4007)を探し出して取付,ついでに容量が既定値よりだいぶ下がってしまっているコンデンサをNichcon Muse KZの220µF/25Vで置き換え。で,通電してみたら正常電圧が計測できた。念のため,音声を通してみたけどこれもいたって正常。ディスクリートオペアンプには影響は出なかった模様。

以上,修理と再調整で2時間強で作業完了。修理も2度目ならなかなか手際よくやれるあせあせ

立て続けに,と言っていい程の日数で故障,しかもいずれも電源の異常によると考えられるNE5532の破断。ということで専用電源ユニットも新品の予備のものに替えてみた。予備と言ってもPSUは8200Aには1台に一個同梱されていて,かつ8200Aは1台のPSUからシリーズ接続で複数台に電源を供給できるので,1台未使用のまましまっておいたもの。今のところ,と云っても交換して一両日しか経っていないけど問題は無さそう。そしてもう一方の怪しいPSU,テスターで測った限りでは問題は無さそうなのだが,例えば24時間,ログをとりつつ計測しないと分からないような異常があるのかもしれない。

posted at 2012/10/13 14:53:24
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2012/10/01
8月頃にCrane SongのA/D,D/Aコンバータ,HEDD-192を購入していました。購入理由は,去年ぐらいに同社のモニターコントローラー,Avocetを始めて使ってその音の良さ,というか自分好みだにえらく感動し,以来Crane Songが気に入りすぎて,実は今年初めには同社のマイクプリアンプも買ってしまったし,新しいADCも欲しかったところに,財布事情もよろしき頃,丁度eBayにHEDD-192の中古が出ていたのでつい購入してしまった,と云うわけです。いつもの通り試用もせず「いきなり」の購入だったのですが,今回は音に対するフィロゾフィーが一致している,は言いすぎかもしれないけど,そう言える程重なっているように思えたので,外すことはまず無いだろうと。

Crane Song HEDD-192
SMC PENTAX-DA★16-50mmF2.8ED AL[IF]SDM, Pentax K-5

このHEDD-192,通常のADC,DACとして機能しますが,最大の特徴はDSP回路を内蔵し真空管,テープコンプレッションのアナログエミュレーションが行える,と云うことです。Crane SongはPro Tools用テープエミュレーション・プラグインPhoenixを出していて,HD及びHDX専用プラグインHeatの設計に関わっており,それらのいわばオリジンがHEDD-192に内蔵されている,と云うわけです。DSPはAD,DA,DtoD,Analog to Analogのいずれかにセレクターで選んで挿入するようになっている。ADC/DAC + αと機能もするし,デジアナ両フォーマットで使えるアウトボードとしても機能させることが出来る。自分の場合,現状主にミキシング時のSumming Mixerの最終出力のAnalog to Digitalに試用しているのだが,特にTape Emulationは麻薬的によく敢えてDSPを使わないようにしています。「!?」とお思いでしょうが,横着しすぎてしまいスキルダウンしかねないと云う不安がよぎるからあせあせ ですのでDSPをONにするのは,どうしてももう一息ムッチリさせたいとか,限られた場合にのみに使ってます。勿論,真空管エミュレーションは効果を最大にすると「らしく」歪んでくれるので,エフェクティブな使い方も可。

Non-DSPの音は国内代理店のStudio System Labの記述によると「AD/DCコンバータ部はきわめて高精度かつ色づけのないよう設計されています」とあり,さぞかしつまらない音なのでは,と思ってしまいそうですが,ナチュラルさ重視,無地のキャンバスに世界を構築する際の土台となるものと考えるならかなり頼りになるADC・DACと言えます。手持ちの類似機材,LavryBlue 4496,Benchmark ADC1,Waves MaxxBCLと比較してみたのですが中高域のスムーズさは,Jensenのトランスを採用しシルキーな聴かせ方をするMaxxBCLに近い印象。女性ヴォーカルの倍音のスムーズさは心地いいです。低音域はADC1程タイトで無いかわりに鳴りが良く,4496よりは明瞭な描写をする傾向で,歯切れがよく,その分元気があって押し出しがやや強い印象を受けた。十分なのびもあるけれども低音の整理にはHEDDが向いているような気も。

このクラスのこの手の機材において,使用しているADC,DACチップを見てその傾向を推し量る,なんてことは出来ませんが,参考までに記しておきますと,ADCにはCirrus Logic CS5381-KZZ,DACには同じくCS4398-CZZが使用されていた。Lynx Auroraと同じですね。ただAuroraほど繊細,裏を返せばやや細いか,と云う傾向とはまた違う印象。HEDDは緻密で精細なことを余裕で行っている印象で,神経質そうな感じはない。

そして中身にあわせて緑色のPULSEのラックも購入。

Crane Song HEDD-192
SMC PENTAX-DA★16-50mmF2.8ED AL[IF]SDM, Pentax K-5


【追記】
HEDD-192で一つ問題があるとすればアナログ入出力レベル。マニュアルに記載されているのはIN-OUT共にデジタルで0dBの時(フルスケーリングの時)+16dBmとなっている。つまり-12dBfs(-12dBの時0VU=+4dBm)でプロ用途機器としてはやや低めになっている。アナログ入出力には左右独立した調整トリムがついていて数dBの調整は可能となっているが,DAC出力は実際計測したところ最大で約+20dBm (-16dBfs)が限界で,例えば他の機器を-18dBfs(最大+22dBm)に統一している環境にHEDDを導入する際注意が必要となる。ADC部は,減衰させればいいだけなのか,-18dBsに調整でき,最大レベル+22dBmに対応可能。日本のスタジオでは-16dBfsに揃えていることが多いのでまず問題は無さそうだけど(ちなみにAVIDの機器の初期設定は-18dBfsだったか),ヨーロッパ系の機器中心にしていて-18dBfsにしている場合は要注意。って自分のことだけどあせあせ

posted at 2012/10/01 23:22:36
lastupdate at 2012/10/02 4:08:02
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