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Mia and Chihiro
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2015/01/20 :: かめこ展Vol.7を終えて
終了から2週間以上経ってしまい大変恐縮なのですが,かめこ展Vol.7の総括,のようなものを書き綴っておきたいと思います。

まずは年始年末の慌ただしい中ご来場いただきまことにありがとうございます。また,わが展示に足を止めて下さった方々,ありがとうございました。そして,新参者を暖かく迎え入れて下さった参加者の皆様方ありがとうございました。多いに勉強になり有益な時間でした。

さて,展示テーマ『未曾有のポートレート』と展示作に関する説明,というか言い訳をしたいと思います。

テーマの言葉をそのまま解釈するとあまりにも壮大すぎてたじろぐことしか出来ないような,そんな大それたテーマなのですが,そこには但し書きがあり「自分が今まで撮ったことのない作品」としてあり,ポートレートをチャンと撮り始めた自分としては何をやってもテーマに沿うのでは,という安易な心持ちで参加表明してしまったのでした。しかし,そうこうするうちに抽選で展示の割り振りが決まり,同じフロアで展示するメンバーを見てそんな気持ちが軽く吹き飛んでしまうこととなってしまったのでした。まずは主宰者である時岡誠一郎氏,普段から未曾有とも言える写真を撮っている方が敢えて未曾有に挑むって想像を絶することになりそう。そして鬼才(?)ムーニーカネトシ氏等々。この百戦錬磨の猛者によるバトル・ロイヤルの様相を呈するフロア(写真は決して優劣を決める戦いではないとしても)でLevel一桁の自分にいったいナニが出来るのだろう,普通に行ったら瞬殺,としても辛うじてついて行くにはどうしたら良いだろうか,準備するどころか着想する前から心理的に追い込まれた状態からの出発となってしまいました。

そんな心理状態の頃,よりも1〜2ヶ月前ぐらいか,ユニクロのダウンを買うぐらいの気軽さでウェディングドレスを購入出来る海外のサイトをたまたま見付けてそれを利用した作品を撮ってみたいと構想していました。もう一つ某大型写真展にとあるDIY工具を使った写真で臨むと面白いかもと妄想もしていました。そんな全く関係の無い発想がそろそろ具体的な準備に入らないと間に合わないかもしれないと焦りを感じ始めた11月中旬某日,融合し突然イメージが降ってわいてきて「これだ」となったのが,そうあの展示した1枚なのでした。あとはもう逆算でドレスを用意して(一応予備も用意していた)小道具を用意して場所と時間と……。



ウェディングドレスと工具でいきなりああいう発想になるのって人間性に問題ありすぎなんじゃない?っと思われるかもしれませんが,そこは笑って誤魔化すとして,実は岡崎京子氏(最近で言えば蜷川実花監督作『ヘルタースケルター』の原作漫画を書いた人,と言えば分かりやすいでしょうか)の短編漫画が所謂接着剤の役割を果たしている,インスピレーションを受けています。河原の葦原にある隠されてもの……,猟奇的な婚姻とか。

もう一つよりどころは20世紀の仏哲学者,ジョルジュ・バタイユ『エロティシズム』(日本語版Wikipedia)。その内容は哲学書なので中々難しいのだが,その目次にはまず『第一部 禁止と違反』とあり,続く章は『第二章 死と結びついた禁止』とか『第三章 生殖と結びついた禁止』。そして『第四章 生殖と死との類縁』などと題された文章が続く。更に読み進めていくと『第九章 性的充血と死』や『第十章 結婚と躁宴(オルギア)における違反』など続いていく。展示を見ていただいた方であればこのタイトルの羅列から「なるほど」と思っていただけるのではないかと想像する。表裏一体かのようなタブー,そしてそのタブーに導かれるエロティシズム。文明の発達によってその双子は全くの別人,顔を合わせることのない他人のように扱われてきた。しかし…… というところ表現したかった。偶然かどうか,あるいは全然意識していなかったのだけれども潜在意識にあったが故なのかその『エロティシズム』の中に使われている写真に展示のものとその表情が少しばかり似たようなものあり自分自身驚いていたりする。

!!$photo1!!

と,撮影者は一応考えていたのですが,例えば愛の永遠性を逆説的に……と解釈していただいたし,このTweetの,モデルをやっていただいた有栖川姫子さんのもので掲載写真はiPhone(撮影者Macoteau T)によるオフショット,「永遠に愛してね」というのもまさに意図するとこであり,またとある家庭をお持ちの方からは「身にしみる」的なことを仰っていただいた。また,作者として付け加えるとこもった空間はかつて子供の頃の秘密基地のような,あるいは巣のようなものの記憶の断片が影響しているのかもと考えています。また小学3か4年生の頃夏休みにたまたまTVで見てしまった『鬼婆』(日本語Wikipedia)という映画の記憶の断片が残留していた可能性があるかもしれません。



当初展示にはA2かA3サイズで2枚ほどかなと割り当てスペースも考え想定していたのだが,説明的になりすぎるかもしれないと考えあえてA1サイズ1枚の展示でした。何故?とか思うならその前後を補完してるブックを見ていただければ,という趣向でした。ブック後半では日が昇るにつれのってきたひめこりんが猟奇的な演技をいかんなく発揮しているので,見逃した人,非常に残念でなりませんwww



どこら辺が未曾有といわれれば,その言葉を大辞林で調べてみると「今まで一度もなかったこと。きわめて珍しいこと。」と書かれていて,確かに狭い意味で言えば個人的にドレスや小道具を用意して,夜中から色々ロケして夜明け前に最終ロケ地に到着し,最後には臓物も登場し絵的にはグロさ半端ないけど徹夜明けのハイテンションでキャッキャして……等はまさに初めてで珍しく,その意味では「未曾有」。今思い返すと単純に『未曾有の婚姻』でもよかったかと思っています。



観てない人にとっては「なんのこっちゃ!?」な長文でした[:ゴメンお願い:] 今後その展示写真やブックを見られる機会があるのかというと全く分かりません。ウェブ公開はブックの一部はあるかもしれませんが全公開はしない予定です。Macoteauのタブレットの中にはありますけど。また一応ZINEを作ってみたのですがやっつけ仕事過ぎてどうせならもう一度作り直したいとは思うけどそれも未定です。

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終了から2週間以上経ってしまい大変恐縮なのですが,かめこ展Vol.7の総括,のようなものを書き綴っておきたいと思います。

まずは年始年末の慌ただしい中ご来場いただきまことにありがとうございます。また,わが展示に足を止めて下さった方々,ありがとうございました。そして,新参者を暖かく迎え入れて下さった参加者の皆様方ありがとうございました。多いに勉強になり有益な時間でした。

さて,展示テーマ『未曾有のポートレート』と展示作に関する説明,というか言い訳をしたいと思います。

テーマの言葉をそのまま解釈するとあまりにも壮大すぎてたじろぐことしか出来ないような,そんな大それたテーマなのですが,そこには但し書きがあり「自分が今まで撮ったことのない作品」としてあり,ポートレートをチャンと撮り始めた自分としては何をやってもテーマに沿うのでは,という安易な心持ちで参加表明してしまったのでした。しかし,そうこうするうちに抽選で展示の割り振りが決まり,同じフロアで展示するメンバーを見てそんな気持ちが軽く吹き飛んでしまうこととなってしまったのでした。まずは主宰者である時岡誠一郎氏,普段から未曾有とも言える写真を撮っている方が敢えて未曾有に挑むって想像を絶することになりそう。そして鬼才(?)ムーニーカネトシ氏等々。この百戦錬磨の猛者によるバトル・ロイヤルの様相を呈するフロア(写真は決して優劣を決める戦いではないとしても)でLevel一桁の自分にいったいナニが出来るのだろう,普通に行ったら瞬殺,としても辛うじてついて行くにはどうしたら良いだろうか,準備するどころか着想する前から心理的に追い込まれた状態からの出発となってしまいました。

そんな心理状態の頃,よりも1〜2ヶ月前ぐらいか,ユニクロのダウンを買うぐらいの気軽さでウェディングドレスを購入出来る海外のサイトをたまたま見付けてそれを利用した作品を撮ってみたいと構想していました。もう一つ某大型写真展にとあるDIY工具を使った写真で臨むと面白いかもと妄想もしていました。そんな全く関係の無い発想がそろそろ具体的な準備に入らないと間に合わないかもしれないと焦りを感じ始めた11月中旬某日,融合し突然イメージが降ってわいてきて「これだ」となったのが,そうあの展示した1枚なのでした。あとはもう逆算でドレスを用意して(一応予備も用意していた)小道具を用意して場所と時間と……。

bride on the terrace

ウェディングドレスと工具でいきなりああいう発想になるのって人間性に問題ありすぎなんじゃない?っと思われるかもしれませんが,そこは笑って誤魔化すとして,実は岡崎京子氏(最近で言えば蜷川実花監督作『ヘルタースケルター』の原作漫画を書いた人,と言えば分かりやすいでしょうか)の短編漫画が所謂接着剤の役割を果たしている,インスピレーションを受けています。河原の葦原にある隠されてもの……,猟奇的な婚姻とか。

もう一つよりどころは20世紀の仏哲学者,ジョルジュ・バタイユ『エロティシズム』(日本語版Wikipedia)。その内容は哲学書なので中々難しいのだが,その目次にはまず『第一部 禁止と違反』とあり,続く章は『第二章 死と結びついた禁止』とか『第三章 生殖と結びついた禁止』。そして『第四章 生殖と死との類縁』などと題された文章が続く。更に読み進めていくと『第九章 性的充血と死』や『第十章 結婚と躁宴(オルギア)における違反』など続いていく。展示を見ていただいた方であればこのタイトルの羅列から「なるほど」と思っていただけるのではないかと想像する。表裏一体かのようなタブー,そしてそのタブーに導かれるエロティシズム。文明の発達によってその双子は全くの別人,顔を合わせることのない他人のように扱われてきた。しかし…… というところ表現したかった。偶然かどうか,あるいは全然意識していなかったのだけれども潜在意識にあったが故なのかその『エロティシズム』の中に使われている写真に展示のものとその表情が少しばかり似たようなものあり自分自身驚いていたりする。

かめこ展Vol.7を終えて

と,撮影者は一応考えていたのですが,例えば愛の永遠性を逆説的に……と解釈していただいたし,このTweetの,モデルをやっていただいた有栖川姫子さんのもので掲載写真はiPhone(撮影者Macoteau T)によるオフショット,「永遠に愛してね」というのもまさに意図するとこであり,またとある家庭をお持ちの方からは「身にしみる」的なことを仰っていただいた。また,作者として付け加えるとこもった空間はかつて子供の頃の秘密基地のような,あるいは巣のようなものの記憶の断片が影響しているのかもと考えています。また小学3か4年生の頃夏休みにたまたまTVで見てしまった『鬼婆』(日本語Wikipedia)という映画の記憶の断片が残留していた可能性があるかもしれません。

bride

当初展示にはA2かA3サイズで2枚ほどかなと割り当てスペースも考え想定していたのだが,説明的になりすぎるかもしれないと考えあえてA1サイズ1枚の展示でした。何故?とか思うならその前後を補完してるブックを見ていただければ,という趣向でした。ブック後半では日が昇るにつれのってきたひめこりんが猟奇的な演技をいかんなく発揮しているので,見逃した人,非常に残念でなりませんwww

bride #2

どこら辺が未曾有といわれれば,その言葉を大辞林で調べてみると「今まで一度もなかったこと。きわめて珍しいこと。」と書かれていて,確かに狭い意味で言えば個人的にドレスや小道具を用意して,夜中から色々ロケして夜明け前に最終ロケ地に到着し,最後には臓物も登場し絵的にはグロさ半端ないけど徹夜明けのハイテンションでキャッキャして……等はまさに初めてで珍しく,その意味では「未曾有」。今思い返すと単純に『未曾有の婚姻』でもよかったかと思っています。

happy wedding

観てない人にとっては「なんのこっちゃ!?」な長文でしたゴメンお願い 今後その展示写真やブックを見られる機会があるのかというと全く分かりません。ウェブ公開はブックの一部はあるかもしれませんが全公開はしない予定です。Macoteauのタブレットの中にはありますけど。また一応ZINEを作ってみたのですがやっつけ仕事過ぎてどうせならもう一度作り直したいとは思うけどそれも未定です。

posted at 2015/01/20 22:17:44
lastupdate at 2015/01/20 22:17:44
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