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[August_2006]

30 Aug, 2006
10:50AM

Digidesign 888/24 I/O改造

888/24 front view今ではすっかりHDが主流になってしまったDigidesign Pro Toolsですが,よく言えばガッツのあるクリスピーなサウンドでそれなりに人気がありまだまだ現役のPro Tools 24MIX,そのサウンドキャラクターの一翼を担っている純正Audio Interfaceの888/24を少し改造してみました。出力回路のオペアンプをひとつ張り替えるだけの単純なものですが再生音の質感を変えるのには効果的でコストパフォーマンスの優れた改造ではないかと思います。

888/24 inside, output stage #1888/24の出力回路は,ADCを出た音はフィリップスのNE5532Pを使ったフィルタと音量調整回路を経由したあとBURR-BROWN(現在はTexas Instruments傘下)のOPA134UAを使用したバッファーアンプを経由後同じくバーブラウンのワンチップAudio Differential Line Driver DRV134をつかったバランス化回路で構成されている。このDRV134というのは通常オペアンプを使用した電子差動出力回路あるいは電子(サーボ)バランス回路と呼ばれるものをワンチップに置き換える特殊なICで,確かに音に影響を与えている筈ではあるけれどもその特殊性から張り替える労力の割には効果が薄いと考えその一歩手前のOPA134UAを張り替えてみることにした。ちなみにDRV134には完全ピン互換のICがAnalog DevicesのSSM2142と言うものがある。DRV134の説明書には「IMPROVED REPLACEMENT FOR SSM2142」と書かれているのでSSM2142がオリジナルでDRV134がセカンドソースに当たるのかも知れない。

888/24 inside, output stage closeup交換することにしたOPA134UAはシングルのオーディオ用オペアンプで,一般的によく知られている(オペアンプ通の間では!?)OPA2134のシングル版。音の傾向はワイドレンジで元気な音を出すけどちょっとシャリシャリしてしまうと言ったような特徴を持つオペアンプで,ある意味888/24全体のキャラクタと一致する部分もあると思わせる石である。ちなみにICのことを俗称で「石」と呼ぶこともある。「UA」とは表面実装のSOL-8パッケージであると言うこと。DIPパッケージは「PA」となるのだが888/24改造では使えない。

888/24 inside, output stage #2888/24内のOPA134UAのある場所はアナログアウトプットコネクタのすぐ裏にありアクセスはしやすいので,張り替えは表面実装パーツの扱いにある程度慣れている人ならばそれほど難しい作業では無いと思われる。プロ用オーディオ機器ではこの手の微細なパーツを使ったものに出くわすのはまれなので取っつきにくいかも知れないがもしその気なら,秋月あたりの表面実装パーツを使ったキットでトレーニングしてみるとか,パソコン部品のジャンクもので練習するといいと思う。大まかに説明すると15Wの半田ごてを使い,剥がすときは足を一本ずつ精密ドライバなどを使いつつ剥がし(くっついていなければOKと言う感覚),付ける際は基板上に残っているハンダでまず足一本を仮止めして他の足をハンダ付けしていく感じ。たしかキットの説明書にこの手の説明が丁寧にされていたりするのでまずはキットでトレーニングは結構効果的。

と言ったところで,今回張り替えで試してみたオペアンプはネットでは評価が高いバーブラウンのOPA604とアナログ・デバイセズのAD8065。もともとのOPA134がFET-INPUTなので同様にFET-INPUTで値段が手頃なものを選択してみた。無く子も黙る(?)OPA627もと考えたのだが予算の関係上今回はパス。ヴィンテージ真空管やビンテージコンデンサを買うぐらいなら安いものなんだけど(^^ゞ張り替えたのは8個あるアウトプットのうちメイン出力で使う1と2のみ。精密な比較をするならペアで全張り替えをしてみるべきなのかも知れないがそこまで覚悟が出来てなかったので取りあえず二つだけ交換してみた。

888/24 inside, output stage closeup after tuned音の変化は確かにあるのだがそれほど劇的なものではなかった。まあオペアンプひとつだけの交換だからそれなりと言えばそれなりかも知れないが。個別の音の傾向はOPA604の場合全体的に柔らかくなる傾向。アッタク感を司る領域,2KHz~5KHz辺りのきつさが軽減されその分中低域がふくよかになる印象。観賞用にはいいと思うのだが欠点を欠点として再生して貰わないとモイタリング用としては危険な感じがした。逆に言えば楽が出来るかもしれないが(^^ゞ AD08065の場合全体のレンジ感はオリジナルに近い響き。全体に滑らかで心地よい。オリジナルとの違いはオリジナルのむっちりした硬質な感じ,密集した感じが和らいで空間が豊かになる感じがする。実用重視のオフィスから居住性も考慮したちょっとオシャレなオフィスに引っ越した感じ,というと大袈裟かな?

と言うわけで,今のところAD8065で運用中。オリジナルとギャップも少なく試してみる価値はあると思う。ちなみにこれらの入手先はRSオンラインという電子部品の通販サイトを利用した。値段は同様の通販サイト,Digi-Keyより高めなのだが注文をしてから最速で翌日には商品が届くという恐ろしく対応が速いお店なのだ。

12 Aug, 2006
03:00AM

最近サンハヤトのブレッドボードというもの,半田を使わずに電子部品を差し込むだけで回路が組み立てられる基盤,を買っていろいろ勉強,というか実習を暇を見つけてやってます。オペアンプの評価とかコンデンサの評価とかも手軽に出来るのでなかなか便利です。そう,ここ何日かケーブルを自作したり半壊していた機材を修理するためにパーツを探して交換・調整などこの暑い中半田ごてを片手にいろいろゴソゴソやっているうちに「この機材のオペアンプを交換するとどうなるんだ」とか「安めのコンデンサ使っているなぁ」とか気になり始め,ついには銅単線に変えるとどうなるのだろうとか銀ではなんて危険なダンジョンの入り口に立ってしまったような感じになってしまっています(^^ゞ と言うわけで研究成果は追々。そんなこともありいろいろな電子回路をネットで調べてたら面白いWEBを見つけた。その名も『Classic and Vintage Audio Circuits』と言うページでなんとNEVEのプリアンプなどの回路が掲載されている。回路を見るとディスクリートとはいえ結構シンプルで再現できそうになるんだけど肝になるトランスが一般品じゃないわけで。と言うことで取りあえず回路図を眺めるだけなのだ,今のところ(^^ゞ そのページにリンクが張られている『Waltzing Bear Audio』の『Pro Audio Equipment Schematics』と言うページにはUreiのやらAPIとかの回路図が掲載されていてこちらも興味深い。ってそこら辺が分かる人だけの話だけど(^^ゞ

06 Aug, 2006
08:30PM

Mirrored EdiCUBE MacBook用にボディーフィルムなる,筐体の汚れ・傷を防ぐグッズがあることを聞きつけ我がノートにも,と思ったのだがPC向けにはそういった類のものは無かった。5月末に修理に出した際かなりリファインされたので出来れば綺麗な状態を保ちたいと思ったのだけれども。カッティングシート辺りだと粘着力に不安があるし,といろいろ思いを巡らしているうちに閃いたのが車のウィンドウ用のフィルムはどうか。粘着力はそこそこあるだろうし加工も楽そうだし,そして値段も安い(48cm×1.5mで千円ちょっと)。試しにマジックミラータイプのもを買ってきて貼り付けてみた。これはなかなかいいかも(鏡面仕上げが格好いい?)。丁寧にやれば結構綺麗に仕上がるんじゃないかしら。この手のフィルムは当然スモークもあるしパステルカラーもあるしUVカット透明もあるし意外に応用範囲が広いのではないでしょうか。



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