Introduction

2004年9月に作った自作Opteron機の製作レポートです。Macolifeの項で取り上げられなかった部分をグダグダとつづりたいと思います。まず本題に入る前にあらためてパーツ・リストをあげますと下記の通りになります。

OS :Windows XP SP2 English
Processor :AMD Opteron 246 × 2
Motherboard :MSI K8T Master2-FAR
Memory :SanMax SMD-51228WB-B × 2
Power Supply :OEC OEC-400W14
Graphics :玄人志向 GFX5200-A128C
Storage :HGST HDS722516VLSA80 (SATA 160GB)
HGST HDS722516VLSA80 (SATA 160GB)
Optical Driver :Buffalo DVM-R88FB
FDD :MITSUMI D359M3/B
Mobile Rack :RATOC IDE-MDK1B
Chassis :ASUS TA210-Black

Power Supply

2004年9月1日記事の補足となりますが電源OEC-400W14の選定理由は14cmファンによる排熱能力の高さと静音性です。また,電源自体にファンコントロール機能が付いてるところも大きな理由です。マザーボードK8T Master2-FARはサーバー向けであることから本来なら専用電源コネクタ,安全装置などが付いているサーバー向け電源を使用すべきところなのですが敢えてここでも静音性を重視した選択をしてみました。K8T Master2-FARはサーバー向けマザーボードですけれどもATX電源も使えるように設計されています。ファンコントロールは3段階+Autoが用意されていて,自分の場合夏場でもAutoにしていましたが排熱も十分に為されているようで問題はありませんでした。そのかわりかなりの温風が排出されるでその温風が立ち上るあたりは周辺温度より結構温度が上がってしまいます。

Graphic Board

グラフィックカードの玄人志向GFX5200-A128Cはファンレスであることが選択した理由です。同社で同じくnVIDIA GeForceFX 5200を使用したGFX5200-LA128Cというロープロファイルのものがありますが,これはA128Cがメモリバス幅128bitであるのに対してLA128Cは64bitで若干性能が落ちるようです。また,GeForce FX5200には末尾にUltimateと付くものがありますがこれはコアクロック周波数の違いによります。無印なのがだいたい250MHzなのに対してUltimateは300MHzオーバーのようです。まぁ250MHzモノをオーバークロックすればすぐ300MHzなんて楽勝で,なんてこともありますが。ちなみに我がGFX5200-A128Cは定格でコアクロック250MHz,メモリクロック360MHzというモノでした。ファンレスグラフィックカードはGeForce FX5200を使用したモノの他はATI RadeOn 9600を使ったモノが現在入手可能のようです。

Cooling Fan

さていよいよ空冷ファンに関して,ですが,たいしたことないです(^_^;まずはパーツ関係は下記のリストになります。

CPU1 :Panaflo FBA08A12M
CPU2 :Bi-Sonic BP802512L-03
Case Rear :Sanyo Denki 109R0812H423

Nidec D08A-12PS4 02AI1
Case Bottom :Scythe KKF120-01

for CPU

CPUクーラー用のファンはアイネックスのエアインテーク,CPU1の方は7cmを8cmに変換するFA-78,CPU2の方は6cmを8cmに変換するFA68を使用しています。基本的な取り付け具合は下の写真のようになります。

ただCPU1の方はそのままでははまりづらいためエアインテークをある程度の力業ではめ込む必要があります。あるいは不要になった口径7cmファンがあればそれを加工してダクト代わりに使い,エアインテークとCPUクーラーのジョイントととして使用することも出来ます。ファンのモーター部を支える部分は小さなニッパでも簡単に切れる代物なので加工は簡単です。

エアインテークはこの他に9cm(厳密には92mm)に変換するモノもありますがK8T Master2-FARで使う限りは8cm×2が妥当な組み合わせだと思います。写真で見る通り8cm同士で丁度いいサイズで片方9cmはかなり窮屈になると思います。片方,例えばCPU2の方を6cmのままにすれば9cmあるいはその上のサイズ12cmもいけるかもしれません。ただし急激に口径を換えるエアインテークは抵抗などによるロスが大きくそれほど効果的でないというレポートもあるようです。

エアインテークの取り付けに関しては取り立てて難しいことはありませんが,もしダクトを追加する時などは付属のセルフタッピングネジに丁度いい長さのモノがないので別途用意する必要があるでしょう。直径3.5mmのものが丁度よく,奥行き20mmのダクトをかます場合長さ35mmが丁度よいと思います。また,プラスチック製のエアインテークはネジ山が馬鹿になる場合も高いようでそんな時は直径4mmのネジを使うとよいでしょう。とっかえひっかえ実験したので半分ぐらい馬鹿になってしまいました(>_<)ゞ

エアインテークをかまし大口径ファンを使うことによって同じ風量を得るのでもより低い回転数にすることが出来るわけですが,さらにケース内のエアフローを理想的な流れにすることによって更に冷却効果を高める,つまりその分ファンの回転数を落とすことが出来,結果的に静音化できるます。今回わたしが採用したケースは好意的に見てミドルレンジ,正直なところローエンド向けと言ってもいいケースなのである程度のエアーフロー対策が必要不可欠な感じです。ただそういうケースに二つもぶち込んで深刻な問題が発生しないOpteronが優秀であるとも言えますね。

for Case

今回使用したケース,ASUS TA210は純正状態で背面に9cmファンが1個付いているだけのモノで,オプションで前面に8cmをひとつ,背面は9cmの変わりに8cm×2取り付けることが可能となっているので,そのまま背面は8cm×2に変更し(いずれも道具箱に眠っていたものを使用),前面に関しては8cmだけでは風量的にも静音的にも満足いく結果が得られそうになかったのでケース底面にZelman FB123のアームだけを使い(当初はFB123のファンをそのまま使うつもりだったのだが)アングルをかましたところにKamakaze 120を取り付けています。これでVGAカードの冷却,CPUクーラーファンへの送風及びノースブリッジとメモリのへの送風も何となく出来るのではと言う意図でやっています。さらに1mm厚ぐらいの厚紙で下記写真のようなしきりを作り一度CPUクーラーから出た熱風が再度ファンから取り込まれないように,スムーズにケース背面のファンや電源のファンから排出するようにしています。厚紙の取り付けはいろいろ考えられると思いますが,わたしの場合ファンとインテークの間に挟み込む方法にしています。その効果はCPUクーラーファンの回転数を300rpm前後下げられる程度の効果がありました。このしきり,ケースにもよりますのでこれが最善というわけではありません。まさにケースバイケースというわけですね。

結果として室温20度代後半ケース内温度(BIOS表示)38度以下のときCPU温度がアイドル時66℃前後にするために,CPU1ファンがファンコントロール経由で約2200rpm,CPU2がマザーボード直で約2100rpm,ケース背面の8cmファンはそれぞれ約1350rpm,底面のKamakaze 120がrpm程度で動かしています。室温の変動や過負荷時などそれなりに温度は上昇してしまいますがあがっても70℃程度,瞬間的にも行って73℃程度です。静音具合は,計測器を持っていないので具体的数字を出せませんが,我が極静音化PowerMac G4 MDD(電源の静音化,12cmの交換)より若干五月蠅い程度なので確実に純正MDDよりは静かだと思います。

Fan Controller

ファンコントールには,当初は3.5吋ベイ内蔵用のセリングRH-35SEを使っていたのですが,PWM方式のせいか電圧を絞った時の雑音が酷く結局は自作のコントローラーを使用しています(参考:2004年8月23日記事)。K8T Master2-FARは一応CPUの温度によってファンの回転数をコントロールする機能が搭載されていますが,BIOSで設定した温度に達した時12V,設定範囲を下回った時5Vになる,2段階を切り替えるだけの単純なもので,細かくコントロールするには役不足で静音化するにはファンコントローラーの導入は必須,あるいは決め撃ちで低速回転のファンを使わなくてはならないようです。ちなみにK8T Master2-FARに付属するファンもOpteronに付属するファンも「どんな悪条件でも冷やしきる」のが目的と思わせるぐらいの高回転のもので普通に室内使用の場合その轟音はかなりキツいと思います。

RAID

組み立て当初,HDDは160GB+80GBで暫くは行けると思ったのですが,例えばRAMに読み込むタイプの(Playback) Samplerで数百MBの音色をロードする時などちょっと苛立たしい思いをしたので,ここは思いきってRAIDにしてみました。詳細は2004年10月2日付のレポートをご覧下さい。既存HDDからのデータ移動はそれなりに時間はかかるものの簡単に出来たのですが,その後数日経って低い音で「ブーンブーン」という異音がするようになったのです。最初のうちはその異音の発生源が分からず一度電源やHDDをケースから外していろいろ調べてみたらHDDから,しかもRAIDに使っているHDDを2台ケースに取り付けた時発生することが判明しました。160GB+80GBの時はメーカーも容量も違っていたので異音は発生しなかったのですが,RAIDに使ったHDDは2台一緒に買ったこともあり製品番号どころかロットまで同じでそれぞれの振動が共振し低音倍音が発生したと考えられます。問題解決には「防振・防音シリコンテープ」というものを買ってきてケースと接触するHDDの側面及び底面に貼り付け3.5吋ベイに押し込んだら,ほんの少し異音はしますがほとんど気にならないレベルに軽減することが出来ました。

Postscript

以上が製作レポート,その1回目でした。2回目はあるのか?というと,どうでしょうか,当分手を入れる必要がないぐらいで。あとはメモリの2GB化と,追々Audio IFの交換とかGraphic Boardの交換,CPUの載せ替えぐらいでしょうか。って,やっていくともう一台出来てしまう,かも?と言ったところで,質問などありましたら下記リンクのメアドへ,もしくはBBSでお願いします。製作依頼は……有償なら出来なくもない。ただ,パソコン歴は15年目だけどPC歴は2年弱(2005年1月現在)ってことを充分ご検討下さい(^_^;自作オプっていってもトラブルがなければ簡単に組み上げられますので思いきってトライするのもアリではないでしょうか。

最後に自作オプの参考になるサイトを2,3あげておきます。至れり尽くせりな『VSTi Performance 確認くん』『DAW向けPC Guide & Topic』そしてある意味ブームの発端といえる『新NUENDO掲示板』などが参考になるとおもいます。あと2ちゃんねるの「PC等」の「DTM」板に「これを読めば誰でもオプ機が組める」って言えるほどのスレがありました,2004年夏ぐらいまで。Mac vs Winというスレでそのシリーズの10代前半が参考になると思います。ちなみにこのスレ,当時は(今はどうか知りませんが)時として敬虔なマック信者であるなら悶絶しそうなほどのことが書き込まれているのでくれぐれも御注意下さい。

2005年01月08日




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